忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「サンダガの話」

2008年10月14日 | 過去記事
■2008/09/08 (月) ガチコメ的「サンダガの話」1

先日だが――――すごい雷だったぞなもし。

「がーん」とか「ごろごろ」などではない。雷というのは近くに「落ちる」と、

ぴしゃ!!ぁぁ!!!
??(=゜ω゜=;)

ってなる。びっくりする。河内屋さんかと思う。

で、当店にとって怖いのは、やはり「停電」。お客さんからクレームの嵐が予想される。一応「天災などを原因とするトラブルは~~」などと書いて貼ってあると思うが、ンなもん、通じない人には通じない。まあ、でも、現在の機種はバックアップシステム搭載であるから、電源が復旧すれば元通りなのであった。

それに、だ。

支那でもあるまいし、最近はなかなか停電しないもんだ。昔、一度だけ「営業中に停電する」というトラブルに遭ったことがあるが(バックアップシステム無しの頃・泣)、その際も天災ではなく、思いっきり人災だった。

阿呆が配電盤にもたれかかってダベっていたのだ。背中で「CR」と書いた電源を切りやがったわけだ。気をつけるように言っていたのに、全く阿呆である。

まあ、そんなことはどうでもいい。それよりもサンダガである。

「雷様」が「どーん!」と怒ると、妻は恐ろしがって隠れるからまだいいのだが、阿呆な倅はサンダガを舐めている。

「ゴム製の長靴&レインコートで安心。だから、しかし、効かなかった!」

と余裕の表情。数学でコンスタントに100点を取れるからといって調子に乗っているようだ。しかし、「電気=ゴムが苦手」というのは間違いではないものの、だ。「がっちゃん」でもあるまいし、全く「ゴムに歯が立たない」わけではないとあれほど・・・

雷雲と地表の間に迸るサンダガの威力は、なんと3億ボルト。安もんの雨合羽とゴム長を装備したくらいで無効になると信じられるものか。私が装備しているスタンガンなどハナクソのような威力ではないか。3億ボルトである。絶対、焼ける焼ける。焼け死ねる。

「2」へ

■2008/09/08 (月) ガチコメ的「サンダガの話」2

あと「高い木下」とか危ない。雨宿りよろしく、寄らば大樹の陰でサンダガを喰らうと、電流は木を伝わり地表へと流れる。そして、当然、その上に立つ人間をも「ショート」させるのだ。ところで、雷に撃たれた人は「心肺停止」することで死に至るらしい。焼け焦げて死ぬわけではないそうだ。高圧電流が「人体を伝導する」ことが致命的なわけだ。

そういえば、以前勤めていたスーパーの店長が「ガソリンスタンドでアルバイトしていたとき、バッテリーを触っていたら数万ボルトの電流が体を流れた!」と自慢していたことがあった。そのときの影響は「髭が立った」というからネタっぽい話なのだが、曰く「オレがいつまでも若くて精力絶倫なのは、そのお陰。」と言い切る根拠ともなっていた。

・・・・い、一回くらい試してみるか・・・・という今日この頃、その『髭店長』は、ごろごろぴしゃっと離婚していた。くわばらくわばら・・・。

-

ともかく、

『信じ込んでいること』で「間違っていること」は少なくない。それは結構、危険なことだったり、重要なことだったりするかもしれない。

で、この年になっても「ええぇ!ほんまかいな!」と驚嘆することもシバシバだ。例えば、「ジョージワシントン」といえば「桜の木!!」と答える人も多いが、実は「作り話」であると(1745年当時にアメリカに桜はないとされている)知る人はどのくらいいるのか。私は最近まで「信じていた」というか、「ああぁ。そうなん。。。」という感じであった。

「3」へ

■2008/09/08 (月) ガチコメ的「サンダガの話」3

まあ、「地球は丸いんだぞ!」というだけでも、マゼランが死ぬ思いで(実際死んだ)ビクトリア号なんかで世界一周してみせたから、大航海時代からこっちは「地球は丸い」ということに議論の余地はないのだし、「地動説」なんかもそうだな。

「嘘かホントか」もしくは「正しいか否か」を峻別することは、意外に簡単ではないのかもしれない。ということで、次の問いに答えなさい。(正誤択一 各10点)

1:「ジャイアン」というネーミングは「ジャイ子のお兄ちゃん」、つまり、「ジャイ子のあんちゃん」から名付けられた。

2:「ドラえもん」の色は当初、妹である「ドラミちゃん」と同じ黄色であった。

3:「野比家」において犬が飼われていたことがある。名前は「ころすけ」である。

4:ドラえもんが首につけている鈴を鳴らすと、野良猫が寄ってくる。

5:「しずかちゃん」の入浴シーンが「青少年の性教育上ふさわしくない」もしくは「覗かれるのはいつも女性である」ということから「女性差別」ではないかと市民グループから苦情が寄せられたことがあるが、その際、ドラえもんが「バカだね。実にバカだね。」と斬って捨てた。

答えは「4」へ

■2008/09/08 (月) ガチコメ的「サンダガの話」4

答え↓

1:知りません
2:そうなんですか?
3:なにがですか?
4:そのように記憶していますが?
5:もう一回、説明してもらえますか?

-

というわけで、今日の産経新聞。どうしたんだ?さんけーよ。

朝からおかあしゃんと大掃除して、こそーりとサボりながら読んでたらびっくりした。一面トップは「三重の女性・北が拉致」であったが、その横、半分ほど使って、出ました石原慎太郎東京都知事。「日本よ」である。タイトルは「靖国再考」・・・

http://sankei.jp.msn.com/life/education/080908/edc0809080249000-n1.htm
<石原慎太郎 靖国再考>

いや、前半は・・・まあ、問題ないのだ。この御仁、以前からだが、ちとわからん。

ここからいきなり「?」となる。

<この現代になお、靖国に参る遺族、親族にとっても靖国は戦没者と同じ情念の拠りどころに他ならない。刑死した戦没者ならぬ、戦犯の合祀という愚挙は、結果として遺族、親族の情念を阻害する誤解を国際関係の中にまで投げ込んでしまった。>

石原都知事は以前から、靖国参拝に際しては「私なりに何人かの責任者(戦犯)を外して合掌している」と言っていた。あくまでも「私なりに」であるなら勝手にすればいいのだが、おかしなことを新聞に載せるのは困ったもんだ。産経もだな。

先ず、石原都知事のいう「戦犯」とは誰のことなのか。非常に曖昧である。あのリンチ裁判で裁かれ、死刑になったのは「いわゆるA級戦犯」だけではない。BC級戦犯として処刑された日本人は「1061名」である。「戦犯」という名目でカテゴライズするならば、「1061名+7名=1068名」だけを「私なりに外して」参拝しているということか。

「5」へ

■2008/09/08 (月) ガチコメ的「サンダガの話」5

それに<戦犯の合祀という愚挙は、結果として遺族、親族の情念を阻害する誤解を国際関係の中にまで投げ込んでしまった>についてはもう、明らかな事実誤認ではないか。

石原都知事が<愚挙>とまでいう「いわゆるA級戦犯」の合祀は1978年である。その後も無論、歴代総理が参拝しているが(大平正芳3回・鈴木善幸8回・中曽根康弘9回)、「国際関係」なんぞになぁんも影響していない。支那も朝鮮もなぁんにも言っていない。

もう、食傷気味だが、少しだけ確認する。

支那朝鮮が騒いだのは1985年が最初である。火種はもちろん、我らが朝日新聞だ。

朝日新聞は、中曽根康弘の10回目の参拝に際し、「中国が厳しく凝視している」などと報道する。それを受けて人民日報が「不快感」を表明するのだ。で、とうとう支那共産党は「参拝反対」との公式声明を発表する。放火魔が火をつけてガソリン撒いたわけだな。

そもそも、だ。

未だに『戦犯戦犯戦犯・・・』いうが、おまいらは戦勝国の人間か?

昭和27年のサンフランシスコ講和条約締結から、その翌年の昭和28年、それまで戦勝国側から「戦犯」と呼ばれていた人々の名誉回復を成し、遺族援護法を成立させたのではなかったか。「戦犯」、つまり「戦争犯罪者」の遺族は国からの援助も受けられず、且つ、靖国神社にも祀られていないのは相成らんというのが、日本の国会で決められたわけだ。

「6」へ

■2008/09/08 (月) ガチコメ的「サンダガの話」6

また、当時まだ収容されていた「BC級戦犯1860名」の釈放を訴える署名はなんと4000万人を超えた。日本国としても、日本国民としても、もう「戦犯」などという呼称を用いるのはおかしいのではないか。いつまで「高みから偉そうに」のたまうつもりなのか。

で、更に、だ。

<敗戦後に行われた裁判はパル判事の発言や、結果として削除されてしまったイギリス人オーストラリア人将校の弁護士たちの冒頭陳述にも見られるように極めて非合法性の高いものだったが、しからばあの裁判で断罪された者たちのすべてに戦争に関する責任がなかったとは絶対にいえはしまい。>

私は「こーゆー言い方」が最もムカつくのだ。腐れ左派の悪意に満ちた詐術よりも胸糞悪いときがある。ならば、あんたにも、だ。

「しからばあの裁判で断罪された者たちのすべてに戦争に関する責任がなかったとは絶対にいえはしまいといえはしまい。」

ということが言えると思う。この腐れ呑気な日本の平時において、だ。たかだか財政もままならん都知事さんに、あの当時、日本を取り巻く国際状況を「いわゆるA級戦犯」に代わって「どーにかできた」とでも言うつもりか。

それとも、過酷な戦地において命令を下さねばならなかった「いわゆるB級戦犯」や、命令に従って行動しただけの「いわゆるC級戦犯」の立場であれば、あんただけは「戦犯」呼ばわりされなかった自信はあるか?

コレは石原都知事だけではなく、「オレは右も左もないね。バランス型。真ん中。」と気取る阿呆に多い。罰当たりのエリート思考。世間知らずのナルシスト。嗚呼、気分悪い。

それに、だ。

<極めて非合法性の高いものだったが、しからばあの裁判で断罪された者たちのすべてに戦争に関する責任>

はぁ??

さすがに「東京裁判」が合法的に執り行われたなどとは言わないみたいだが、ならばその「罪」もないと考えるのが法治国家の常識であるな?そこで「罪」はなくとも「責任」があろうという理屈を持ち出す輩に訊ねたい。

「7」へ

■2008/09/08 (月) ガチコメ的「サンダガの話」7

戦勝国側から「いわゆる戦犯」とされた1068名の日本人は処刑された。それでも責任を果たしていないというのか?それとも、残りの1860名の日本人の命も差し出すべきだったと?処刑されていないじゃないかと指弾しているのか?ならば、「いわゆる戦犯」その遺族も処刑されれば納得するのか?いったい何様なのか。あんた正気か?

それに、だ。

<その代表的人物だった、開戦時の総理大臣、さしたる実戦体験もない東条英機が作った「戦陣訓」の中の「生きて虜囚の辱めを受けず」なる文言が当時の日本の社会の中でいかに恐ろしい拘束力を持ち、いかに多くの犠牲者を生み出したことか。アメリカ軍が撮った、あの激戦地サイパンで米軍の捕虜になるのを恐れてバンザイ・クリフから身をなげて死んだ民間の女性の映像一つ見てもいえることだ。>

あんた、ちゃんと<米軍の捕虜になるのを恐れて>と書いているのに、そこで「戦陣訓」だけを言うのか。ちなみに、ここも事実と違うことだ。頼むぞ、都知事さんよ。

「戦陣訓」が作られたのは東条閣下が陸相のときであり、更に作ったのは「今村均中将」だ。無論、東条閣下は責任者だが、書いてないし、案も出していない。なぜか?

もう「軍人勅諭」があったからだ。それに「戦陣訓」の「本訓 其の二・第八・名を惜しむ」の全文はこんなんだぞ。

『恥を知る者は強し。常に郷党(きょうとう)家門の面目を思ひ、愈々(いよいよ)奮励(ふんれい)してその期待に答ふべし、生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず、死して罪過の汚名を残すこと勿(なか)れ』

コレを単純に「捕虜になるくらいなら死ね!」とだけしか読めん人は大丈夫か?

「8」へ

■2008/09/08 (月) ガチコメ的「サンダガの話」8

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そんなんだから「国立の追悼施設」とか「分祀」とか支那人みたいなことを言うのだ。「そこ」に「いる」んだから、どーすることもできん。「分祀」についても何度でも書くが、「分ける」ということだ。神霊を手前勝手に「切り離す」ことができるのか、たかが人間が?

阿呆臭くて話にならん。

しかし、よく読むと、石原都知事と同じ意見のとこがあたよ、あはは♪

<あの東京裁判に異議があるならば、その批判をも含めてなぜ日本人は国民が正当に選んだ者たちによる、あの戦争の真の責任者たちの糾明を行ってこなかったのだろうか。>

全く同感だよ。
思わず、てぃんこで障子を突き破りそうになたよ、あはは♪

たしかに、

<あの戦争の真の責任者たちの糾明>

を行うべきだ。ああ、もう、それにはもう、禿同である。はげどー。

<あの戦争の真の責任者たち>

それは、そう、つまり、

(とりあえず)アメリカだな。
ヨロ(`・ω・´)スク!

意見が合うぢゃないか。石原都知事さん。太陽の季節はもう過ぎたね。

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