忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ミンククジラの美味さについて

2010年01月08日 | 過去記事

いや、悪気はないのだが―――――

今日、ミンククジラのお造り買ってきた。私の晩酌用である。妻には「きんかん(果物ね)」とレッドなんとかいうブドウと、イカの塩辛とイチゴの、なんか、ジュースと、紫芋のお菓子と、あとはイロイロだ。イカ臭い倅には「イカソーメン」を買った。りーちゃん&むーちゃんには、いつもより高い竹輪を買ってきた。あとであげるのだ。

レジに並んでいたら、ジロジロ見られた。なんでこの太ったオジサン、正月も開けたのに平日の昼間から買い物なんかしてるの?怒らないでマジレスしてほしいんだけど、みたいな感じでジロジロ見られた。そこは察してくれ(笑)。対馬から戻ったら本気出すw

ンで、さあ、美味しいミンククジラで(マジ美味かったw)ウィスキーでも飲ろうと思ったのだが、なにやらシーシェパードが当たり屋して騒いでるらしいからわろた。

http://www.asahi.com/international/update/0106/TKY201001060413.html
<シー・シェパードの別の船長「故意に衝突された」>

動画があった。一応、貼っておく。


Sea Shepherd Ship Collision - シーシェパード妨害船が日本調査船に衝突




何度見ても、かっくいい(笑)小型船が前に出てきている。明らかに進路妨害であるし、でかい船は避けられないとあれほど・・・

<反捕鯨団体シー・シェパード(SS)の別の抗議船スティーブ・アーウィン号のポール・ワトソン船長は6日、朝日新聞の電話取材に応じ、「第2昭南丸が、停船していたアディ・ギル号に故意に衝突した」と述べ、責任は第2昭南丸にあるとの見解を示した>


この船長の「こっちが被害者アル」の根拠と同じく、調査船の放水も弱い。もっと威力をあげて直撃させれば、あんな玩具みたいな「ちっこい船」ひっくり返るかもしれん。それだけみても、日本の調査船は我慢強く「警告していた」のだとわかる。他の捕鯨国の妨害をすれば、当たり前に「犬」であろうが「豆」であろうがバンバン逮捕されるから、今はもう、反日機運と相まって「日本しか」妨害されない。日本の調査船は優しくて、わざとぶつけて「ごめんごめんww」とかもできない。だから、ずっとターゲットにされる。

ンで、どこかの名探偵の助手のような名前の船長が威張っている。名前だけなら頭がよさそうだが、この人は名前が同じだけで、頭は不自由なようだ。

<ワトソン船長は「日本側が我々の3隻の船をすべてを沈没させても、(抗議活動を)あきらめない」と語った>


やたらと威勢がいいが、また、新しい抗議船がもらえたからか。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100106/amr1001061710015-n1.htm
<巨額献金で捕鯨抗議船導入 シー・シェパード>

こんなもん「環境テロは金になる」と言っているようなもんだ。宣伝広告に使えると証明しているのである。本当にこの「テレビ司会者」とやらが「クジラさんがかわいそう」だけで4億6千万円も出すほどの慈善家なら、世界にはどれほどの人間の子供が死んでいるのか、誰か教えてやれ。不細工な抗議船に、自分の名前を付けてもらうより喜ぶだろう。

<スティーブ・アーウィン号、アディ・ギル号に続く抗議船の導入となり、南極海で行っている日本の調査捕鯨船団への妨害行動に加わる。同団体は「日本の捕鯨船を経済的に沈没させるのが狙い」としている。(共同)>

「経済的に日本を沈没」ではなく「経済的効果を狙っての抗議活動」なわけだが、こいつらには、それにつながる「もう一つの目的」があったりする。これだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100107-00000093-jij-int
<反捕鯨世論強まる恐れ=シー・シェパード船衝突で-豪>

世論の盛り上げである。活動を肯定的に報道してもらうことで、今後の活動(金儲け)が円滑に進むよう画策しているわけだ。つまり、これに日本が利用されている。

<【シドニー時事】米反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)の妨害船「アディ・ギル号」が南極海で日本の調査船と衝突し大破した出来事により、オーストラリアで反捕鯨世論が一段と強まる恐れが指摘されている。豪州ではSS寄りの報道が目立つ中、豪政府は7日、衝突状況などについて調査する方針を明らかにした>

<全国紙のオーストラリアンは、豪海軍の保護を求めているというSSの主張を中心に報道。シドニー・モーニング・ヘラルド紙は、東京発の記事で日本側の説明も掲載し中立的な扱いだが、大衆紙のデーリー・テレグラフは「戦争だ」とあおった。豪野党などからは、状況監視のため政府の船を派遣すべきだとの声も上がっている>


金が動いて利権が絡む。そこに大衆を扇動するマスコミがのっかって、野党は政争の具にする。この場合は「動物愛護精神」や「海洋環境の保護」などが金科玉条とされ、なかなか面と向かって批判はし難い。どこの国でも似たようなものか、マスコミが怖いわけだ。



裏に「日本憎し」が刷り込まれた「クジラさんかわいそう」の前では、カンガルーの尻尾に嬉しそうにかじりつく白人もおかしいと思わない。カンガルーの子供を、嬉々として踏みつけて殺す白人の子供も「クジラさんがかわいそう」だと涙を流すのかもしれない。驚いたのは支那人ですらが「クジラを食べる日本人は野蛮」と非難し、韓国ですらが「高等生物であるクジラは人類の友人」とか抜かすことだ。人類史上、クジラをペットにした民族はいないが、あいつらは長年の人類の友人である犬を喰い、支那人は「人間の調理法」がある連中である。それに、おまいら、そこにクジラ肉があれば喰うだろうとww


また、これらは単に「クジラさん」を利用して反日したいだけだとも知れる。大いなる矛盾や圧倒的な量の「嘘」を放擲し、まるで「なかったこと」のようにスル―しながら「日本だけ」を叩くやり方は、とくに「クジラさん」だけの問題ではない。

例えば、19世紀半ば、「持てる国」はどの国でも植民地を欲しがり、事実、アジアで独立国だったのは日本とタイだけだった。仮に100万歩ほど譲って「日本が支那大陸を侵略した」としても、何らおかしな話ではないのに「日本だけ」が戦勝国によって悪者にされ続ける。

どの国のどんな軍隊でも、そこに駐屯するならば「慰安所」ができたのに、これも「日本だけ」が性欲処理の女性を引き連れて、あるいは現地で「人さらい」までして調達したかのように言われ続ける。日本の植民地統治だけが悪の所業のように教えられる。

どこの国でも「自国のために戦った先人」は敬われるのに、日本だけは「戦犯を祀るなど反省していない証拠」として叩かれる。どんな国でも自国の子供は自国の視点で歴史を学ぶのに、日本人の子供だけは自虐史観で教えねばならない。

右であれ左であれ、与党であれ野党であれ、そこには愛国心に基づく「日本の国益」が重視されねばならないのに、ともかく、隙があったら日本を売ろうとする勢力が堂々と活動している。田母神さんの言うとおり、「日本は良い国だ」と言えば現職の航空幕僚長が失職するも、「日本は悪い国だ。酷い国で恥ずかしい国だ」と言えば褒められる。

ノルウェーにせよデンマークにせよ、カナダにせよスウェーデンにせよ、他の捕鯨国もあるし、アメリカやロシアにも捕鯨している部族などがいるのに、これも「日本だけ」に抗議船が全部やってくる。オーストラリアの「反捕鯨CM」で「ヤリで貫かれて死ぬ」のは、クジラを注文する太った日本人だけだ。同じようにクジラを喰う白人は殺されない。


根底にあるのは差別であり蔑視であり、なんでもかんでも「日本を悪者にしとけ」という侮蔑である。肉食人種が「肉を喰うな」というほどの欺瞞があろうか。猿の脳を凍らせて喰う民族から「野蛮」の誹りを受けることは妥当なのか。ただ殺せば喰えるのに、「肉が柔らかくなる」という理由で、先ほどまで名前で呼んでいた犬を吊るして棒切れで殴り殺す民族から「高等な生物」がどうしたなど言われることに耐えねばならぬのか。


「1譲れば100まで盗られる」

これが世界のようだ。日本人はもう「国内」以外でのお人好しを止めよう。「同じ民族」以外への「事なかれ」も止めた方が良い。私は今日も、京橋でクジラで飲る。文句は言わせない。

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