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民主党が一転して「消費税」争点隠しへ みんなの党に秋波?

2010年06月28日 | 過去記事
民主党が一転して「消費税」争点隠しへ みんなの党に秋波?

参院選の最大の争点に浮上した消費税増税について、菅直人首相が発言をトーンダウンするなど民主党が「争点隠し」に躍起となっている。「消費税率10%」に言及した首相の発言後、世論調査で内閣支持率が下落し参院選への影響が出始めているためだ。

 「私は(各党に消費税の議論を)呼びかけると申し上げたが、皆さんが書いている見出しだけ読むと書いていない。もうちょっと正確に言ってほしい」

 菅首相はカナダ・トロントでの同行記者団との懇談で報道に八つ当たりした。

 消費税増税論議を参院選で掲げようとしたのは首相自身だが、フジテレビ「新報道2001」の24日調査でも支持率は46・8%と5割を割り込み、1週間前と比べ6・4ポイント下がるなど影響は如実に出ている。民主党の菅首相グループに所属する東京選挙区候補の27日の街頭演説では、こんな発言も飛び出した。

 「参院選は消費税が争点ではない。争点になるなら次の衆院選だ。参院選は政治行政の改革を民主党にやれということを表していただく選挙だ」

 この候補の応援に駆けつけた枝野幸男幹事長も消費税に触れることはなかった。最近、枝野氏が街頭演説などで直接「消費税」の文言に言及することはほとんどない。

 仙谷由人官房長官と民主党の枝野幸男幹事長、玄葉光一郎政調会長、安住淳選対委員長は27日夜、都内のホテルで参院選の情勢について意見交換したが、与党で過半数維持に必要な56議席を得るのは現状では困難との見方が多数を占めた。

 「自民党に無党派層を引きつける勢いはない」との認識でも一致したが、安住氏は出席者に消費税について「あまり発言しないでほしい」と自制を求めた。

 ただ、「争点隠し」に躍起になり、発言を軌道修正することは逆効果にもなりかねない。過去にも故橋本龍太郎首相が平成10年の参院選で、恒久減税をめぐり発言が二転三転し、自民党は敗北、橋本氏は退陣に追い込まれた例がある。

 一方、枝野氏はみんなの党などに秋波を送りはじめている。

 「安定的な数を得てもテーマごとに考え方が近い皆さんの意見を取り入れ、幅広い合意で進めたい。行政刷新ならみんなの党と大変近い。財政健全化では園田博之・たちあがれ日本幹事長と新党さきがけの時(一緒に)やった。労働者の立場では社民党と近い。野党のよい意見があれば、取り入れるのは与党の器量だ」

 枝野氏は27日午前のBS11の番組収録でこう語り、参院選後の部分(パーシャル)連合を示唆した。

 もっとも、枝野氏は同日午後、東京・池袋での街頭演説では「行政改革担当大臣を1年半もやりながら結果を残せなかった」と渡辺喜美みんなの党代表を批判した。「連携をちらつかせ有権者の新党離れをねらう作戦だ」(みんなの党候補)との見方もあるが、支持率がV字回復した内閣発足時の余裕がなくなっていることの証左ともいえそうだ。 (榊原智、小田博士)




民主党「タレント候補」の某落語家。日本代表チームがワールドカップで負けないと、国民の関心が参院選モードにならないと嘆いているらしい。ま、過去の話だが、さすが無免許運転にLSD、挙句に深夜の繁華街で未成年女子と援助交際して捕まる(※横浜にゃんにゃん事件・笑)という、実に民主党らしい候補で期待しているのだが、これまた、さすが「師匠」である。実にその通りだと思う。日本代表チームが勝ち続ける限り、テレビは嫌でも放送することになる。昨年の夏と同じく、参院選を控えて、テレビに応援してもらわねば勝てぬ民主党であるから、その焦りは正しいものだ。「争点」を隠そうにも、日本のサッカー代表選手がデンマークに勝ったりするから、気の毒にも弾幕が薄かったのかもしれない。その代わりマスコミは「V字回復」と煽るが、その正体は小文字の「n」に近い。「n字回復」だ。右側を見ればわかるとおり、小さな弧を描いて、あとはすとんと落ちる。「師匠」の落語に罪はないが、寄席の落語と同じく、盛り上がってすとんと落ちるのも似ている。ちょうど、「ヤングおーおー」から「プロポーズ大作戦」で急上昇して、不祥事繰り返してすとんと落ちた誰かと同じだ。有権者は「触って触って当てましょう!」には付き合えない。ちゃんと見せれば、ンなもん、誰も触らない。

2 コメント

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Unknown ()
2010-06-29 12:39:37
僕はまだ、大部分の国民はYAWARAちゃんに入れとこうってなると思うんですよね~
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Unknown (久代千代太郎)
2010-07-01 04:10:20
>▲


これ、リトマス試験紙的な存在ではあるなw


当選するだろうけれども、どれほどの票が取れるか。結構、ギリギリだったら先は明るいね。少しだけだけどね。
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