忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「脳減る症の話」

2008年10月28日 | 過去記事
ノーベル文学賞受賞の大江健三郎氏が「うっかり」したらしい。
http://www.asahi.com/culture/update/1028/TKY200810270436.html
<うっかり大江健三郎さん、ダブル講演とサイン本フォロー>

「うっかり」することくらい、誰でもある。なのに、ネットでは「あるつはいまー」とか「違約金は払ったのか?」とか「井上ひさしの顔面はどうなっているのか?」など、もう、酷い悪罵が舞い踊っている。私は悲しい!!私は寂しい!!ひじょーに侘しい!

ちょっと「うっかり」したくらいでノーベル賞を「ボケ老人」とは何事か。そこは大いなる事実誤認も含まれているし、大江健三郎氏に失礼ぢゃぁないか!だって、それはだな、

<ぼくは、防衛大学生をぼくらの世代の若い日本人の弱み、一つの恥辱だと思っている。そして、ぼくは、防衛大学の志願者がすっかりなくなる方向へ働きかけたいと考えている>(昭和33年・毎日新聞コラム)



昔からなのだ。

昔から、ちゃんと狂っているのだよ。




新婚初夜に「僕には帰るべき北朝鮮がない。だって日本人だから・・・」と「日本人であること」を嘆く御仁である。その壊れっぷりを舐めてもらっちゃ困る。

戦後、日本人で「ノーベル文学賞」を受賞したのはふたりいる。

もうひとりは、もちろん「川端康成」である。ストックホルムでの授賞式、「美しい日本の自然の中で育まれた自分」という川端の挨拶に世界は賞賛の声を上げた。比して大江は、

「曖昧な日本と私」

とやって世界を悩ませた。ストックホルムで「日本人であることが恥ずかしい」とやったわけである。言うまでもなく、「ノーベル賞受賞作家」が「自国を恥ずかしい」という日本という国を世界は不思議がり、ならば「よほどのことをしたんだなぁ・・」と認識することになっただろう。その後、日本の国内外から発せられる「日本蔑視」の捏造報道などは、よりリアリティをもってしまうことになった。自分で言うんだから間違いないと。

ボケているのではない。確信犯なのである。頭が腐っているのだ。
痴呆老人に対して失礼なことを言うな。アルツハイマーに謝れ。





で、大江のような売国奴の「功績」は、例えばこんなんもある。

http://www.asahi.com/international/update/1027/TKY200810270401.html
<【ソウル=牧野愛博】韓国国会は27日、従軍慰安婦問題について、日本政府が公式謝罪や補償などを行うよう求める決議を全会一致で採択した。4月の改選以降、国会がこの問題で決議を行うのは初めて。過去にも同様の決議を行っている。決議は、07年に米下院が、日本の首相による公式謝罪を求める決議を行ったことなどを歓迎。国際社会の度重なる働きかけに対し、「日本政府が受け入れない点を深刻に憂慮する」とした。>

産経の記事も見ておこう。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/081027/kor0810271309001-n1.htm
<韓国国会は27日、いわゆる慰安婦問題をめぐり、日本政府による公式謝罪と被害者への賠償、歴史教科書への反映などを求める決議案を満場一致で採択した。問題解決を求める声が広がっているにもかかわらず、「日本政府が受け入れずにいることに深刻な憂慮を表明する」としている。さらに、被害者が高齢化し、健康が悪化、生存者数が急激に減少しているとして、韓国政府に、今回の決議内容を日本が履行するよう「明確な役割」を果たすよう求めた。韓国では、今年4月の総選挙前の国会でも関連決議案が提案されたが、任期満了で廃案となっていた。(共同)>

同じような内容であるが、少し違う部分がある。韓国国会が日本に対して要求している項目である。朝日は公式謝罪と「補償」としているが、産経ではそれが「賠償」となり、そして教科書への反映が増えている。

わざわざソウルの朝日記者に記事を書かせるのは「そういうこと」だ。「クソ教育委員会」に「日教組をぶっ壊せ!」が話題の今、教科書に反映させろ!は「書かないほうがいい」と判断したのかもしれん。こういうことをするのが朝日新聞なのである。

そして「補償」と「賠償」のニュアンスの差異はいうまでもない。

「やって当然という補償」ということ。
そして「何らかの過失に対する賠償」ということ。

前者は「補って償う」という「補填」の観がある。こちらが「足りなかった」という意味だ。比して「賠償」は、こちらが「何かした」という前提からなる損害賠償のことであるのだ。したがって、朝日の頭の中からは「検証の余地がない」ということが読み取れる。




で、先ず、こういうところからだな。

「駆け引き」なんていらない。「大人の対応」もへったくれもない。

事実でないなら「事実でない」と言うだけ。証拠を出せと言うのみ。嘘付きは断罪されるべきで、責任を問うべき。日本国内にわいた「可哀そうなアレ」を駆逐せねばならん。多くの日本人が「知る」こと「考える」ことで、それらは成る。

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