忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2009.1.27[3]

2009年01月27日 | 過去記事
あとわずか23年もすれば、私も還暦という年になるそうだ。そこから更に60年踏ん張ると「大還暦」というらしい。妻は私よりも3つ年上だから、そのときは123歳である。是非、その際には盛大に宴会しようと思う。私の驕りだ。▼十二支が60年で「一回り」し、生まれ年の干支に戻る。つまり、赤子に還る。そして「赤」は「魔よけの色」だそうだ。まあ、生まれ変わったつもりで、残りの人生頑張って生きろということか。▼だがどうしたことか、還暦を過ぎた先輩諸氏の中には世の中を騒がす人がいる。東京都で「妻を殺した」と110番通報して立て篭もったのは62歳。単なる「酔っ払いの戯言」ながら、特殊部隊まで投入される大騒ぎとなった。また、千葉県では「人を殺していいですか?」と交番にやってきて捕まったという61歳もいた。どちらも酩酊していたようだ。おそらくただの酒乱である。「問題飲酒型」と呼ばれるアルコール依存症だ。気が大きくなり、論理的判断がつかなくなる。自身を正当化し、被害妄想にとりつかれる。罪悪感はない。非常識極まりない行為ながらも自信満々の「ドヤ顔」が目に浮かぶ。▼いい年したら酒くらい楽しく飲んでほしいものだが、私もそろそろ「三十にして立つ」の而立から7年と少しが過ぎ、周囲の「お兄さん」たちと同じく、「四十にして惑わず」の不惑を迎える頃かと思えば、あまり偉そうに言うのは止めておこう。▼熊本で「隣部屋の女性会社員の部屋に侵入し、下着を奪って捕まった」毎日新聞熊本市局長という友田道郎という御仁は不惑から3年過ぎた43歳。この場合も酒を飲んでいたらしいが、ムラっとしたら「惑わず」隣部屋に不法侵入とは、さすがは変態新聞社局長である。部下の変態記者も大いに見習うことだろう。▼この使用済みパンティ局長は「有楽帳」というコラムを担当していた。「派遣切り」や「金融危機」などを取り上げ、これまた偉そうな文章を書いていた。パンツの匂いを嗅ぐだけでなく、思考力もあるようだ。▼つまり、「夜中の3時にベランダを渡る」ということ、そして「留守だと既知であったと思しき」犯行から、ストーカーの疑いがある。調べれば余罪が出るはずだ。「ベランダの鍵が開いている」ということも知っていた可能性がある。「不惑」を過ぎて3年も経つ先輩だ。「惑わずに実行する」だけの根拠があるはずだ。

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