忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2009.1.29

2009年01月29日 | 過去記事
TBSのニュース番組。車中で「聞きながら」帰宅する。スペインを形成する自治州のひとつである「カナリア諸島」を取り上げていた。なんでも「ヒロシマ・ナガサキ広場」なるものがあり、そこには「憲法9条」をスペイン語で書いた碑があるという。▼スタジオに戻ると「日本ではないがしろにされ、空洞化が心配される9条ですが、他国からのこういう評価は日本でも見直す必要がありますね」などと言っている。その前のニュース特集からも、相変わらず呆れる番組構成だが、コメントの浅薄さは増して酷くなっていると思う。▼エロ映画監督の井筒某という御仁も「コスタリカには軍隊がない!」と威張っておられるが、コスタリカには対戦車ロケット砲を具備した屈強な武装警察がいる。有事の際には徴兵も行うし、そもそも「軍隊をなくした」のは内戦がきっかけである。▼いい加減で都合の良い部分を抜き出し、自らの理屈を正当化させようとし、日本国民なんぞ「この程度で納得するはずだ」とせせら笑うかの如き番組構成。とてもメシ喰いながら見れたもんじゃない。▼反日の左派が焦らずとも、日本ほどの「平和国家」は世界にはない。なにしろ自国民が連れ去られても「過去の清算」を行って、あくまでも「話し合い」で解決するのだと、もう、何十年も放擲する「平和国家」である。右に出るような国はあるまい。▼日本の漁船がまたもやロシアに拿捕され、ナホトカに連れていかれたと思ったら、すかさず「出入国カード提出」を言い渡された日本の外務省職員らが日本に引き返してきた。日本政府のホームページでも「日本固有の領土」とされている北方四島に、ロシアが「上陸させない」わけだ。無論、日本政府は「不快感」を表明し、「遺憾の意」を発動させた。▼カナリア諸島であろうがコスタリカであろうが、こと「平和国家」にかけて日本には及ばない。ドはドーナツのド。レはレモンのレ。イは遺憾のイ。日本は最強の平和国家である。

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