おばばの冷や水発信

年に数回 思い出した時にゆるく更新しています。そろそろ〇桶に片足突っ込んでます。

今こそ 徒然草を思い出してみよう

2020年05月20日 | その他
徒然草の中に 木登りの名人の話があります。
原題は 高名の木登り というそうです。

これを知ったのは いつのころだったか?
小学生だったか
中学生だったか

まあ 徒然草 そのものが13世紀後半から 14世紀辺りなので
おばばが いつ知ろうと大差はないのです。

さて
この内容ですが、
ある木登りの名人が 弟子を木に登らせます。
どんなに 凄い技や 教えがあるのかとワクワクしながら見守るのですが
名人は何も言いません。
天辺に登っても何も言わない。
そして 弟子が木を降りてきて 後少しというところで
ようやく 名人は「気をつけろ」というのです。

なぜ、そんな時に気をつけろというのか?と聞けば、
誰が見ても 危険と思うところでは 何も言われなくても自分自身が気を付けるもの。
でも、 後少しと思えば 慢心もするし 安心もする。
その時が一番危ない。


場所によっては 非常事態宣言解除です。
わ~~~~! やった~~~!!と 思います。
うんうん! 
いままで みんなで自粛してがんばってきたよね!
辛かったよね!
でも 解除だね。


・・・と言われると
もう CORONAは消滅したんじゃないか?と思いたいです。
が。。
今ここで もう一度気を付けましょう。
それが 次につながると思います。

日本の名言には いい言葉がたくさんありますね。

勝って兜の緒を締めよ

これもまたそうだと思います。
ホッとしたい。
でも、 次に来る第2波を侮ってはいけませんね。

と!
まずは 自分自身に言っています。

あああああああ~~
飲みに行きたい
サーフィンしたい
海に行きたい!


でも、 今ここでもう一歩我慢しよう!
今一歩の我慢や頑張りが 明日の明るい未来につながる!




映画館で観なくてよかった映画

2020年05月05日 | 映画・DVD・映像
色々な意味で 映画館で観なくてよかった という判断はあります。
家でDVDや 無料配信でいい(それほど大画面で見なくてもいい)

そして あまりにも泣けてしまったので 映画館で観なくてよかった。

この映画は そういう映画でした。
あやしい彼女 です。

最初は 志賀廣太郎さんの追悼の気持ちで見始めました。
単純にコメディかな?と思いました。
ところが やがて見ているうちに 涙がとめどなく流れて止まりませんでした。
ある意味 子供の日の今日 見てよかったと思います。
見ながら 自分は母親になれているんだろうか?をいっぱい考えました。
そして その気持ちは おそらく私の娘たちも母親として 自分達自身がどうだろうかと考えているかと思います。
繰り返し 繰り返し
同じような失敗は繰り返すけれど
母親になれてよかった。
そして ごめんねと ありがとうを繰り返すのかなぁと思います。

たまたま今日 最近知り合うことができた同年齢の友人と子育てについて話していました。
親って 子供のサンドバッグだよね。
子供って いつまでも 親はサンドバッグだと思っているところあるよね。
でも、ほかに出せないから 親にしかできないから 私たちはサンドバッグであってもいいのよね。
そして いつか・・
それは 私たちが死んでからかもしれないけれど、それでも子供たちはきっと 色々な意味で私たちを思い出して
後悔してみたり 納得してみたり 懐かしんでみたりするかもね。

メッセンジャーでそんな話を延々していました。

まさに それをそのまま映画にしたような
それで 余計に泣けてしまったのだと思います。

私は しっかり子育てができたのか?と思うと、
ただ ただ夢中で 何も考えられずに 雑な子育てだったと思います。
娘たちには 大変申し訳ないです。
そのくせ、「おばあちゃん」という立場に立った時、 下手な事を言って頑張っている彼女たちに水を差していると思います。
黙って見守ればいいのに 
それでも 不用意に言ってしまって 大反発を食らって大反省することも多いです。

そんなことを いっぱい考えながら ボロボロ泣きながら見ていました。

Look what we made.

2020年05月03日 | 映画・DVD・映像
誰についての映画か・・
この題名でお分かりになる方も多いでしょうが、
その前にいくつかお話を。

この名まえは天才が多いのかな? と思うほど、有名すぎる程有名な方が多いです。
では この名まえの語源はなんだろう? と調べてみました。
ギリシャ語で  を表すのだそうです。
ΣτεΦαvoç
Stephanos
だそうです。

この映画ができたのは2014年で、 主人公は2018年に亡くなっています。
まだ ご存命のうちに映画を作るケースは多々ありますが、これもまたその一つです。

では 同じ名前 もしくは 同じ名前からの派生で思いつく 私が知っている天才たちは
スティーブン スピルバーグ
スティーブン タイラー
スティーブン キング
スティーブ ジョブス
スティービー ワンダー


この映画は スティーブン ホーキンスが主人公の 博士と彼女のセオリーです。
原題は The Theory of everything.

邦題も うなづけます。
原題もまた それであると思います。

私は スティーブン ホーキンス博士について よくわかりません。
この映画を見るに終始します。
それでも これはすさまじく 熱い葛藤の映画だと思います。
登場人物 ひとりひとりの 熱くて 厚い想いが交錯する映画です。
だからこそ 最後のセリフ Look what we made.
これは 物理学的にみたら(ま~~~~~ったく わからない世界ですが) また違う意趣があるのかもしれませんが
単純に ただ単純に人間のドラマとしてみたら


泣けます。





見そびれた映画を見る ‘英国王のスピーチ‘

2020年05月01日 | 映画・DVD・映像
ただいま アバド指揮 ピアノ、バレンボイムの ベートーヴェンピアノ協奏曲 第5番<皇帝>を聞いています。
コリン ファース主演 英国王のスピーチをどうしても見たかったのですが、当時(2010年)見そびれました。
仕方なく 原作を読みました。
ただ、英語の素養のない私は 本だけでは 吃音の音が蘇ってこない
その後 一度 某レンタルショップでDVDを借りたのですが、
借りただけで 見る時間がなく、そのまま返しました。

ようやく 今日 見ることができました。

コリン ファースは好きな役者さんですが、 うまいですね。
そして、 全体を流れるイギリス英語
素人的には ある意味ジョージ6世はイギリス人でよかったです。
もし ニューヨークに生まれたり、
西海岸生まれだったりすると
もっと舌を滑らかに使わなければいけなかったでしょう。
そんな気がします。

日本の英語教育は アメリカ発音が基本です。
が、 リエゾンが多く、Rが強く 曖昧母音が多いアメリカ英語は 日本人には聞き取りにくいはずで、発音しにくいはずなんです。
聞いていれば 違いはわかるけれど いざ発音するとなると 口の中をどう操作していいのかわからない発音がたくさん出てきます。
その点 イギリス英語は 私たち日本人にとっても 聞きやすいと思います。

まあ それは さておき、 
たまたま今日 某日本画家の先生のオンラインレッスン中、色々な話から モーツアルトとベートーベンの話になりまして、
そんな後で たまたまオンライン配信サービスでこの映画を見たときに 
モーツアルトの フィガロの序曲
ベートーベン 交響曲 第7番
そして 協奏曲第5番が出てきたわけです。

先ほど 交響曲 第7番は カラヤンで聞き、
今 協奏曲 第5番は アバドで聞きました。
今日は一日がリンクしている。
そんな気になりました。
さて、 パソコンを閉じてじっくりピアノの音に耳を傾けることにしましょう。