おばばの冷や水発信

年に数回 思い出した時にゆるく更新しています。そろそろ〇桶に片足突っ込んでます。

どこへ行っても同じ だから・・

2019年10月31日 | 映画・DVD・映像
だから 生きる。
これが 最後のキーワードになっているので救われます。

楽園 を見てきました。

少し前に見たJOKERと社会的にかぶる部分が多いです。
人間が罪を犯す そのきっかけは何だ?
そして どんな人が罪人になるのか?

この映画は覚悟して見に行きました。
何と言っても 「悪人」 「怒り」の吉田修一原作
そして 「ロクヨン」の 瀬々敬久監督ですからね。

なので 引きずりそうな性格の人は見ない方がいいです。
私は先の作品をずるずる引きずっていたにもかかわらず 見てしまって
後悔・・





は していません。
がっつり見てきました。

これは 二つの話を一つにまとめているのはもうご存知でしょう。
バラバラで ちぐはぐという意見もありますが、
あのY字路で人間が変わっていくとするならば
人生の岐路が案外 こんなところに転がっているのです。

そして
「誰かを罪人にすることで 他が救われる」
「誰かのせいにすることで 自分が救われる」
そんな気持ちが どこにでもあるのです。
また 閉鎖的な世界。
村八分。
ほんのさっきまでニコニコしていたのたのに 次は敵認定してくる田舎社会。
よそ者を認めない。
地域に入り込もうとする人間を認めない。
その理由はいくらでも作ってくるし ねつ造すら厭わない。
そして
それを「善」と信じている集団はあるのです。

第三者。
映画でいえば見ている方は その不条理に苛立つのですが
案外 どこにでもあることです。
こう言った映画を見て 自分達がどうなのか?
ちゃんと気づくべきとも思います。
そして
本当に助けられるべきは誰だったのか?
本当の悪はどこにあったのか?

いやぁ・・
今回も あれこれ引きずってしまいました。

なにせ みんな表情がない。
言葉も少ない。
なのに その場の雰囲気や空気がやたらとこちらに伝わってくるのです。
これは 俳優陣のうまさもありますが、やっぱり私が日本人だからで、日本映画ならではなのでしょう。

うわぁ・・
やりきれないなぁ・・と思うことしばしば。

ただ、
救いもあります。
犬です。(笑)
いいところ かっさらっていく名優犬!

そして
杉咲 花さんの最後の笑顔かなぁ
なんて可愛いのかしら。




もうひとりの自分がいたら

2019年10月31日 | 映画・DVD・映像
戦えますか?
なんて出ていたけれど、いやいや・・もう一人私がいたら無駄なものを作るな!となるでしょう。

と考えながら見ていた ジェミニマン
日本語では ジェミニ ですが 映画の中では ジェミナイと発音してます。

主演は ウィル スミス
ほんのちょっと前にアラディンを見て 彼のジーニーに感銘を受けていましたが
いやぁ 多才ですね。

映画は 現在(51歳)の ウィル スミスと 20代のウィル スミス(クローン)との闘い。
なのですが、 まあ 見る前から大体のストーリーの予測は皆さんついていただろうと思います。
最後のオチも含めて どんでん返しもなく ある意味、期待を裏切らないストーリー展開でした。
それでいて 決してつまらないのではなく、 それを踏まえても面白かったです。
ウィル スミスの魅力満載! と言えるでしょう。
ど派手なバイクのアクションや ドンパチもありますが
人と人
幼さと成熟 そんなヒューマニティな部分もあります。

若い方はどこまでもピュアで 一途で 哀れなんですね。
それを 年を取った彼が助けて導いていくのです。

こんな風に人間的に成長するってことが「大人」になるということでしょう。

それと さらに突っ込んで考えると
とてつもない才能を持った人がいるとする。
例を挙げると 凄い指揮者がいて、
その人が年を取って引退するとします。
もう 以前のようにパワフルに指揮ができない。

じゃあ 彼のクローンを作って
彼が引退したら 彼に指揮してもらおう

ってな具合です。

そこで その新しく出来上がった「彼」が果たして同じことができるのか?
・・は難しいかもです。
私は人間は環境で作られると思っているところもあるので、
同じように褒められたり 愛されたり または 叱られたり・・
それをしないと同じようには出来上がらないのでは?
なんて 単純に考えると 誰かの代替としてのクローンはなかなか難しいでしょうね。

ただ、大昔読んだ本で(題名は忘れた)
その時代は人間は生殖によって生み出されるのではなく
クローンによって生産されていく という社会がテーマになっていました。

特殊能力、才能を持った特別な人間のみクローンを作り出す。
案外 現実になったりして。。

最高の祭典

2019年10月28日 | 今日の幸せ
縁あって ラグビーの試合を見てきました。
サッカーは良く見に行きましたし 海外でも見てます。
が、ラグビーは といえば 大学の応援には何度か行きました。
楽しかったけれど 何十年も前です。

が!
素晴らしかったです。
大歓声、熱気 そして興奮でした。
周りの人たちともお喋りを楽しんだり 一緒に歌ったり 声をあげたり。
英語が話せてよかったです。
こんな日本人のおばあちゃんが話すので 周りの人達もいっぱい話してくれました。
皆さん 異口同音に 「日本に来て良かった」「良い国だ」「大好きになった」と言ってくれました。
嬉しかったです。

インターナショナルなお祭りですね。







圧倒的に美しいVillain

2019年10月18日 | 映画・DVD・映像
Villainの意味は悪役だけれど、Maleficentは悪役ではありません。
とはいえ 本当に 圧倒的な美しさでした。
マレフィセント2は もう 「眠れる森の美女」から離れたマレフィセントの為の映画です。

予告編だけでは
なんとなく フィリップ王子の母親役(ミシェル ファイファー)の嫁姑なのか?
それが どうなるんだ?
なんて 思っていたけれど、この母親こそが Villainでした。
どのように Villainかは 実際に見た方がいいと思います。
今日封切になったばかりなので ネタばれになるので言いません。

とはいえ
登場人物もまた ひとくせも ふたくせもあって楽しめます。
オーロラ姫を赤ちゃんの時から育てた(?)三人の妖精が!!
とか、
え? そこまで邪悪なシーンは大丈夫?
のような ディズニーのお姫様ファンタジーギリギリ(?)もあったけれど
最後は ほっこり 優しい気持ちに包まれるハッピーエンドです。

ディズニーのお姫様物語は女の子達は大好きです。
でも、これから生きていく女の子達の為に どのプリンセスのお話も変わっていっていますね。
Sleeping Beautyは 寝ているだけのお姫様のお話を脱却して
目の覚めた強い 自由で 本人らしさを大切にする女性を描くドラマに変わったようです。

パンとカップ麺と・・

2019年10月13日 | その他
いくつもの手痛い爪痕を残しつつ台風19号は去っていきました。
まだまだ 多くの被害が復旧されずに残っております。
残念ながら尊い命をもぎ取られてしまった方々にお悔やみ申し上げます。
また お怪我をなさった方々、避難生活を余儀なくされている方々に心からお見舞い申し上げます。

さて、同僚の安否を気遣うLINEグループの中で
大量に買ったパンとカップ麺をどうしよう。
お菓子もいっぱい買ってしまったわ。 どうしよう。

というのがありました。

私も台風に備えて 電池や養生代わりになるようなものを探しに買い物に出たところ、
多くの方々が大量の食材を買っていらっしゃいました。
お茶とお水は消えていましたし、
パンの棚からは菓子パンまでもが綺麗になくなっていました。
カップ麺もしかりです。

私は猫達との一人暮らしなので (猫とおばあさんなので 猫ババ生活と呼んでいます。
他人様のものは盗りませんが)自分が食べるものは最小限あればいいのです。
もっとも 日ごろから帰りが遅いので レトルトの類はいっぱいあるし、
重たいので水もお酒(重要)いっぱい買ってあります。
いざとなったら一人で何とかしなくてはいけないし、
何とかしなくてはいけないとなったら短時間でできることではないのです。
ですから 今回の台風において食料品やら 飲料水等についてはまるで考えていませんでした。
猫達の食べ物はいつも同じ量が残る分だけ常に買い足しています。

でも、ご家族と住んでいる方は そんなストックもすぐになくなってしまうことでしょう。
買ったはずのものも あっという間になくなっていることでしょう。
ですから 長引くかもしれない災害に備えるには量が必要なのです。
こんなに要らないかもしれないけれど、
もし、何かがあったら、
もし、この味が嫌いだったら
もし、何か別のものを食べたいと言い出したら・・
家族のことを考えたらキリがありません。

・・と理解しています。

ちょっと羨ましいです。
家族と一緒にいることの心強さを今回感じました。
前回の台風の方が 私にとっては今回よりもずっとずっと怖かったです。
ですから それよりも怖い台風が来るかもしれないという不安はありました。
ですが、一人で何とかしなくてはいけない。と思って過ごしました。
でも、やっぱり 心細いです。

娘が何度かメールしてくれたり
孫夫君の声を聞かせてくれました。
それは とても力になりました。

風が強くなって 窓ガラスに何かぶつかる音がするたびに
養生してあるから大丈夫だろうとは思いつつ、
もし 実際窓ガラスが割れたらどうしようと考えていました。

日頃から友人は多いですが、こんな時は 皆さんご家族が大事です。
独身の友人もいますが、あえて連絡もしませんでした。

そんな時に一番多く連絡を取り合ったのは 離婚した元連れ合いでした。
ずっと会わなかったのですが、娘たちの結婚や孫の誕生を機に色々話すことも増え、
会うことも多くなりました。
もともと 私の誕生日には必ずプレゼントを贈ってくれていたのですが、
私も送るようにしました。
今は住む場所は少し離れていますが、
こちら台風来ました。
こちら雨風強まりました。
こちら過ぎたようです。そちらに向かってます。
了解 おいでなすったようです。

なんて 
安否を気遣うLINEをしていました。
おそらく 彼もちょっとそんな気持ちだったかもしれません。
ただね!
台風一過の晴れ渡る空をみていたら そんなおセンチ(死語)は消え去っていました。
ハハハハハ!!


おやおや・・

2019年10月13日 | 今日1日
虫の音が聞こえ始めました。
外を見れば 木の枝も揺れていないようです。
私の地方は とりあえず台風は過ぎていきました。
実際の被害状況はわかりませんが、
私の家は停電もなく無事でした。

風の向きが違うのか、前回の方が遥かに風が強く 建物が揺れ、
停電もして大変でしたが 今回はそれらに備えていて心も大きくなっていたのか、
それほどの揺れもなく過ぎてくれました。

カーテンを閉めていたので 外の様子はわかりませんでしたが
ずっと聞いていた音楽に交じって聞こえてきた虫の音にハッとしました。
この子達は あの風雨の中 どこにいたのでしょう?
小さな命の無事に喜びを感じています。

明日も仕事はお休みになったので、
夜が明けてから窓を開けて 様子を見てみようと思います。

台風の間、 時折何かが窓にぶつかり、音を立てるのが気になって
私も猫達もドキドキしていました。
辺りが静かになると それぞれ思い思いの場所で眠ったようです。

今日は 自分の勉強や色々と練習などを!と思っていたのですが
台風の進路や被害状況が気になってそれどころではありませんでした。
まあ 今日はみんなの無事を祈る日だったとします。

台風はさらに北上していますが
皆様の地域の被害が無いようにとお祈りしつつ
おやすみなさい。

Yesterday

2019年10月11日 | 映画・DVD・映像
大きな台風が来ております。
前回の台風では 思いっきり停電したので 今回も覚悟の上です。
去年引っ越した部屋は 南側が思いっきり空いていて
それは それは気持ちがよく、2つ南向こうの市で行われた花火大会が見えました。
そのくらい南側 正確には 南南西ですかね?が 空いています。
よって 台風の風直撃です。

まあ 前回も 揺れた 揺れた。
古いマンションなので このまま崩れるのじゃないか?と思いました。
正直 怖いのですが
怖い 怖いと言っていても 猫達以外そばにいてくれるわけでもないし
自分の身は自分で守らねば!

というわけで
電車で2駅の市の中心地へ色々お買い物に行き
今日封切の映画を見てきました。

これは まさに ビートルズへのオマージュです。
冴えなくて 無名の歌手であっても、
ビートルズを知らない世界に来たら こんなにも世界を熱狂させることができる!
そのくらいビートルズは凄いのだ!!
・・・という 映画です。

映画としては コメディなのですが
ファンタジー部分もあり ラブストーリーありきの 素敵なコメディです。
そこかしこにちりばめられたビートルズの楽曲!
全部 歌えちゃうもんね!
・・と ここだけで自慢してます。

そして
そして・・
ネタばれになるので 全部言わないですが
最後の方で出てくる「あの人!!!!!!!!」
の そっくりさん!!

ああああああああ~~!!
え?え?え?って 涙がボロボロ出るくらいでした。
まさに
Oh! My God!!
・・って 私はクリスチャンではないので 絶対に言わないのですがね
でも 思わず出ちゃいました。

ちょっとハラハラ ドキドキもしますが
最後はほっこりと 優しくて 温かい気持ちにかられる
そんな 映画でした。

脇役のエド シーランも素敵。
主演のヒメーシュ パテルがとても好演
リリー ジェイムスも 本当に可愛い!

これは サントラ買おうかなと思ったけれど、 
ボヘミアンラプソディの時同様、やっぱり 本人の歌に慣れてしまっているので本人の歌がいいね。
ただ エド シーランはこれからも注目しようと思いました。

字幕に出ない英語、イギリス英語ならではの発音もまた この映画の楽しみの一つです。

My cinema life

2019年10月11日 | 映画・DVD・映像

うわぁ~!
最後の投稿から二か月過ぎてしまいました。
二か月間の映画を振り返ります
★ライオンキング 3D 最初から泣けました。 これはアニメもミュージカルも大好きです。
        ネコ好きにはたまらない リアルなもふもふ感と猫族ならではの仕草

★トイストーリー4 珍しく日本語吹き替えというものを見ました。
          いくら子供向けとはいえ もうちょっと字幕版を増やしてほしいです。
          吹替えの俳優さんが悪いわけではないですが、オリジナルの俳優さんが大好きすぎるので。
          わがままです。

★命短し恋せよ乙女 樹木希林さんの最後の映画。
          ドイツ人 ドーリス デリエ監督。
          不思議な 不思議な映画でした。 現実と幻と妖が混在しています。
          茅ヶ崎の海と 浜降り祭 懐かしい。

★ロケットマン   エルトンジョンの華やかな部分よりも 内部をえぐる映画
          とはいえ 彼の楽曲がふんだんに使われて 楽しめました。 
          実際の彼は もうちょっと声のトーンが高いと思うし 英語の発音(音声的に)もちょっと違う。
          

★Once Upon a Time in Holliwood  大好きなタランティーノ監督の映画
          ブラッドピットとデカプリオの二大俳優共演もまた話題の一つだけれど それぞれがいい味だしてました。
          シャロンテート事件をしっかりおさらいしてから臨んで正解
          ブラピが食べている マッケンチーズが無性に食べたくなる。
          もう一度見たいなぁ。

★記憶にございません もう抱腹絶倒 素晴らしい。 某政治家さんと映画の感想を話したけれど まあ 実際の政治家さん達もまた面白かったらしい。
         
★ライオンキング   2回目は 普通の映像。 やっぱり楽しかったなぁ。
           おばあちゃんは シンバが愛しすぎて ボロボロ泣いておりました。

★AD ASTRA     ワタクシ ブラッドピットが大好きなんです。
          イケメンだからだけではなく 彼の映画と 彼の演じ方が好きです。
          少し前に見た Once upon...とは 発音、声のトーン、表情を変えています。
          それは 俳優としては当然なのでしょうが、アップになる彼の顔、目、最初と最後の違いにファンはとても心揺さぶられたのでありました。
          詳しく書けば いっぱいありますが それは並み居る評論家さん達の仕事なので、私はただのリマインダー

★幽玄        シネマ歌舞伎 坂東玉三郎と和太鼓の鼓童とのコラボ
           歌舞伎でもなく 能とも違う 新しい まさに幽玄の世界
           常に新しい だけど最高峰を目指す玉三郎様には一生ついていきます!

★JOKER       ホアキン フェニックスの怪演! 貧困家庭 ネグレクト いじめ 差別 
          それはよくあることだし、それでこんなにも悪い奴になっちゃうのはどうよ?
          そういう環境の人は必ず悪人になってしまうような書き方にはしてほしくない。 とも考えられる。
          正直 バッドマンのJOKERって大嫌いだし、すごく嫌なキャラクターなのです。
          でも、それを正当化はしないけれど こんな経歴もあるんだと 元は優しい人なんだと・・


★蜜蜂と遠雷    これは同僚の中でも 色々な意見が出ています。
          ぜひ原作も読んでほしい。そして クラシックのもつ広がりと世界観をもっと多くの人に感じてほしい。
          という部分と
          天才って 凄いよねという 向こう岸から 憧れをもって見上げる自分がいるし、それがとても心地よい。

とまあ、こんなところですかね。
今の家にはテレビがないのと パソコンで映像を見ている暇は一切ないので、DVDやネット配信はみません。
すべて映画館に足を運びます。
実際 そちらの方が 集中してみることができていいのです。
今年 そして年明けも 見たい映画がいっぱいです。