年をとって 耳が遠くなったなぁと感じることもあるけれど
逆に やたらと音が耳障りと思うこともあります。
毎月行く某サロンは
待合室にテレビがあって 何人かのコメンテーターがしゃべるまくる声がずっと響くのですが
プラスBGMが流れています。
音が混ざり合って正直辛いです。
たまに行く友人のお店もテレビとBGMがダブルでかかってます。
食事は美味しいのだけれど 全部の音を処理できない時が多くてやはり辛いです。
音楽はジャンルを問わず大好きなので BGMが煩いとは思いません。
でも 一つだけにしてほしいです。
そんな中 好きなカフェができました。
JRの某駅ビルの中にあるのですが
ゆったりとした店内
たいてい ちょっと時間がずれたモーニングで入るので お客さんも少ないです。
かかっているのは 静かなクラシック音楽。
ボリュームも他のお店に比べ かなり抑えられています。
別にクラシックでなくてもいいですが 音が目立たない方がいいです。
歌詞があると 意味を取りたくなってしまうので
できたら歌詞が無ければいいというのもあります。
座り心地のよい椅子と 小さなテーブル
来ているお客さんはたいていひとり
数名で来ていても声高に話す人はほとんどいません。
コーヒーは熱々で 苦味よりもすっきりとした後味が良い。
上品な柄の絵付けがなされたカップとソーサも毎回楽しみ
決して高いわけではなく モーニングは500円から。
500円でこの寛ぎ感はお得すぎます。
もちろん チェーン店でもかかっている音楽が良いなぁと思うお店があります。
ドトールです。
ここは ボサノヴァがかかってます。
ボサノヴァ特有のグルーヴ感がいいのです。
外にでると 音があふれています。
電車を待つホームでも
エスカレーターや動く歩道でも
ずっとなにかしらの音が聞こえます。
それも 繰り返し 繰り返し 聞こえてきます。
哲学者でもある中島義道さんの「うるさい日本の私」という本を読んだことがあります。
大変面白かったです。
まさに それだなぁと思うのです。
なるべく音のない場所を探して生きています。