食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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妊娠女性へはインド・メバチマグロ、カジキ、鯨なども摂取制限が出ている/魚を大事にしない日本人R7-9

2017年02月01日 | 鮪の生態・メチル水銀
Tunatpr9

魚を大事にしない日本人シリーズ R7-9
ROUND7 怖い!マグロのダイオキシンとメチル水銀
妊娠女性へはインド・メバチマグロ、カジキ、鯨なども摂取制限が出ている

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■大型魚摂取に対し諸外国は授乳中の母親や子供まで厳しい規制
Maguromini メチル水銀の怖さ2/厚労省は妊娠女性と妊娠している可能性がある女性に、クロマグロ(本マグロ)は1回80gとして週1回までの摂取制限をしているとお伝えしました。FAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)の国際安全基準を基に、厚労省が算出した許容量です。しかし諸外国では、さらに厳しい基準や対象範囲を広げています。米国は授乳中の母親や幼児も対象、英国ではメカジキ・マカジキも含め16歳以下の子供は食べるべきではないとの対応です。カナダは、幼児や妊娠可能年齢の女性は月1回までとしています。

Maguromini 「クロマグロを控えましょう」の厚労省のニュアンスに対し、諸外国は「大型魚は食べるべきではない」との厳しい基調になっています。日本は世界に比べて、妊娠女性や小児への環境基準や規制が甘いのです。厚労省は水産業界の反発を恐れ、消費者(国民)より水産業者(生産者)などの立場を優先する姿勢です。メディアも回転寿司などのスポンサーに気を遣い、全くマグロのダイオキシン類やメチル水銀問題には触れようともしません。初めて、当ブログで知った方も多いのではないでしょうか。本来なら国レベルで国民へ周知すべき、健康上の重要事項です。

Maguromini 身体内のメチル水銀は、70日で半減するデータは存在します。しかし140日で、全て抜けるということではありません。メチル水銀は、肝臓などから腸に排泄されても小腸で再吸収される“腸肝循環”のため、身体から抜けにくいのです。また健康や食のバランスを考えれば、魚介類を食べない訳にはいきません。そのため、メチル水銀が多いマグロは少な目にして、青魚をより多く食べることが求められます。

■鯨を始め大型魚のカジキ類・海の底に棲むキンメダイも汚染が酷い
Maguromini 厚労省の発表当時、マスコミはあたかもクロマグロだけが対象のごとく大騒ぎしました。摂取制限は、クロマグロだけではありません。図表のように1回80gとして週1回までの制限が、メバチマグロ・キンメダイ・メカジキなど。週2回までが、ミナミマグロ(インドマグロ)・マカジキなどです。食物連鎖[生体濃縮]の王様の位置にいる大型魚、寿命の長い魚や海棲哺乳類の鯨・イルカ、海の底部いるキンメダイなどは汚染濃度が高いのです。図表にイルカが記載されているのは、日本には食す文化があるからです。詳細は、次号で説明します。

Maguromini 専門家によると、これ以外にも鮫・深海魚なども、メチル水銀やダイオキシン類などの蓄積が多いことを指摘しています。因みに鮫はおでんなどの練り物に、深海魚も練り物やファストフード店や弁当チェーンの「白身魚のフライ」として使われます。白身魚と書いてあると鱈(たら)のように思えますが、様々な深海魚が使われています。妊娠・授乳中は対象魚を避け、青魚や他の食品で栄養を摂るべきと考えます。秋刀魚・鯵などの寿命が短い魚、烏賊(いか)・蛸(たこ)などが比較的安全です。

▽妊婦および妊娠している可能性がある女性が食べても差しつかえない魚介類の摂取量/図表
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出典:厚労省(投稿者編集済) (前出)
上記の項目(魚種・生物)に行くほど汚染されている

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