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食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

羽田離陸の巨大機があなたの頭上を低空飛行する荒川上空ルートは許されず撤回を/少数派

2019年11月11日 | 羽田新飛行ルート
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/羽田新飛行ルート
都心を低空で離陸・着陸を繰り返す羽田新ルートは許されない!4
羽田離陸の巨大機があなたの頭上を低空飛行する荒川上空ルートは許されず撤回を

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イメージであり実際の飛行対象機種か不明

■飛行実態は荒川上空に留まらず江東区・江戸川区の真ん中を横切る恐れも
羽田新飛行ルートの重大問題4回目です/巨大な大型ジェット旅客機の「南風時・都心着陸降下ルート」(新宿=渋谷=羽田)に対し、品川・渋谷区議会は自民・公明党を含め全会一致で「容認できず」 「見直し」を決議しています。「北風時・荒川離陸上昇ルート」(羽田=湾岸エリア=荒川沿い)コース下にあたる江東区・江戸川区の一部区議・都議・国会議員、住民運動団体なども、反対・撤回の活動を進めています。しかし両区民には、この計画そのものが周知されていないのが実態です。特に問題なことは墜落の危険性や騒音など、区民に恐怖や生命の不安を与え環境悪化が明らかに予測されるにもかかわらず、江東・江戸川両区の区長は区議会の質問に対し、全く他人事のような回答、見解を示していることです。山崎江東区長は飛行を容認し、「生活環境に重大な影響を与えない」 「落下物ゼロの実現を国に要請した」と発言。斉藤江戸川区長に至っては、「新ルートの撤回を求める考えはない」 「車も電車も一定の騒音はついて回るが、なんで飛行機だけダメなんですか」と開き直り、全く事の深刻さを理解していません。区民のための行政の姿勢が、欠如していると言わざると得ません。小池都知事は、「増便に感謝する」とコメントするほどです。

Mhaneda6  Mhaneda2dd2 ← 画像をクリックすると拡大します
左・画像7*既出/抗議する国会議員・区議・地元住民など
右・画像6(縮小版)*既出/ピンクの帯は上空通過が予想されるエリア


「北風時・離陸ルート」の実情を説明します。下の画像9・航跡図のように現行ルートでも実際の飛行は、国交省が定めたルート通りには飛んでいません。「今や旅客機もGPSを搭載・コンピュータ制御しているので、恐ろしいくらい正確に飛ぶ」とした、前号の国交省が地元説明会で発したことは虚偽発言です。航空専門家は、「それは機能を言ったに過ぎない。悪天候や運行ダイヤが遅れた場合、また外国機は守らず意図的なショートカットも多い」と言います。画像4は現在のルートで、黄色部分が羽田空港です。北風時には離陸後間もなく東向きに急旋回、東京湾を20km東行、市川市・船橋市沖で再びカーブし北上します。しかし画像9のように、ルートを守らず江戸川区・葛飾区を横切る事例も見られます。つまり定められたコースを飛行せず、横着して短縮飛行するパイロットがいることです。申し上げたかったことは、ルートが変更されれば平気で江東区、墨田区、江戸川区・葛飾区などの中央部を低空飛行する可能性があるのです。国交省は直ちに計画を撤回し、周辺住民の安全・安心を確保すべきです。

191127mhanedanwf 画像4*既出

Mhaneda4 画像9
上・画像4*既出/国交省が定める現行・北風時の離陸ルート(青色)
下・画像9/実際の航跡図 *大変見にくいですが、画像4を参考に位置関係を把握下さい。
実際はルールを守らず、江戸川区などを横切る飛行も多々あるのです。


■住民要望の試験飛行実施は騒音や圧迫感の確認ではなく羽田の電波試験のため
国交省は、2019年8月~12月まで新ルートの飛行試験を開始しました。しかし住民が要望した騒音の酷さ、圧迫感、恐怖感の試験飛行ではありませんでした。つまり目的は、「南風時・着陸下ルート」の着陸における羽田空港側の電波機器の測定、進入の際の電波状況を確認するものでした。そのため下の画像10のように、機体は16m前後のセスナ型の小型飛行機です。現実に離着陸する大型機・B777-200型の場合、全長は63.7mもあります(300型は約74m)。試験飛行は、新ルート強行の布石にする電波実験なのです。実に住民を馬鹿にした話で、真剣に騒音対策などを考えていない証拠です。そもそも国交省の落下物ゼロ対策は、各航空会社に落下物を出さないようにとの「お願い」に過ぎません。再び航空専門家は、海外航空会社への徹底は、無理と言っています。またTV番組では、「南風時・着陸ルート」の渋谷スクランブル交差点上空の旅客機の見え方(大きさ)をCGシミュレーションしています。しかし実機では、騒音や圧迫感は桁違いだと言います。

Mhaneda3 画像10/試験飛行の機体

▽航空評論家・杉江弘氏(元日航機長)の見解
杉江氏はTV番組で事故や航空会社のトラブルの際に多く出演しています
『人口が密集する大都市上空を低空飛行させる羽田空港の新ルート計画は、空港を郊外に移転する世界のすう勢に逆行するものであり、やめるべきだ。騒音被害だけでなく、不測の墜落事故が発生する危険や、飛行機からの落下物も予測される。機体に付着した氷魂が落下する危険もあり、自然現象なので発生は避けられない。直径10cmの氷塊でも、高度1000mから落下すれば、大きな被害を与える。国交省は落下物防止対策をするとしているが、世界的な整備士不足で労働条件が過酷になっている。手が回らないのが実情だ。また騒音対策から着陸時の高度を高くし(一例・渋谷上空610mを701mに)、降下角度を現行の3度から3.5度に引き上げることも、世界で例を見ない急角度で着陸させるもので、機体後部を滑走路にたたきつける尻もち事故を起こす危険性が大きくなる。』 *次号でも説明あり

投稿者補足1/日航ジャンボ機が墜落し520人が亡くなった事故は、事故の数年前に起きた尻もち事故の修理不足が原因と言われています。
投稿者補足2/落下物は、主要7空港の発着便だけでも2017/10~18/10までの約1年間に、447件の飛行中の機体部品の紛失(=落下)が起きています。


You Tube動画|従来の北風時には離陸後間もなく東向きに急旋回、東京湾を20km東行、市川市・船橋市沖で再びカーブし北上するルートと思われます。

Sankoub
次号/5・羽田新ルート・エンジン騒音が高層ビル・タワマンに反射し広い地域に拡大反響
前号/3.羽田北風離陸時新ルートは荒川低空を1時間最大23便飛行・1日8時間半の暴挙

Ntopkeiji

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