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食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

最近可愛いツバメを見なくなったと思ったら半分に減ってしまったそうだ/少数派

2019年03月22日 | 〇気象・季節・暦
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/気象・季節・暦
最近可愛いツバメを見なくなったと思ったら半分に減ってしまったそうだ

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■減少の理由はカラスの増加・人間による巣の撤去・餌の昆虫が減少
燕(つばめ)の意外な行動について、2回に渡りお伝えします。青空を急旋回・切れの良い飛び方をしていた燕が、最近、めっきり見掛けなくなってしまいました。皆様の地域では、いかがでしょうか?2012年、日本野鳥の会の調査では、全国的に燕が減少しており、過去10年で約4割減ったとしています。また石川県の小学生が40年間続けている観察調査でも、1972年3万3千羽だったものが2012年では1万3千羽に留まり、6割も少なくなっています。

減少の理由として、(1)カラスの増加やヘビの影響です。燕はカラスが天敵で、巣の中の卵やヒナを襲うからです。(2)次に多いのが、残念なことに人による巣の撤去です。糞の汚れを嫌い巣を撤去したり、子供が興味本位で巣を壊してしまうことです。(3)農地・自然環境の変化も、大きな理由です。田んぼが大幅に減少、小川・水路がコンクリートに固められたことなどによって、餌の昆虫が減少してしまったことです。

■住宅建材や住宅フォームの変化、私達の暮らし方も変わったため
理由の最後は、(4)私達が関わる住宅建材や住宅フォームの変化です。現在の住宅は、昔の家のように土間や軒下(庇・ひさし)がありません。また昔はガレージや作業場は開放されていましたが、昨今は防犯上から扉が閉められてしまうので、巣が作れないのです。意外だったのは、現在の外壁はツルツルなので巣が作りにくいのです。言わば日本中が都会化され、燕の巣作りが非常に難しくなってしまったからです。こうした所にも、日本が自然破壊、環境が悪化していることが見て取れます。

Sankoub 次号/ツバメが軒先に巣を作るのは人間をガードマン代わりにして身を守るため
ウグイスの初鳴き・スミレ開花など大半の気象庁「生物季節観測」が今年20年で廃止

Ntopkeiji

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