山中城跡を後にし
いざ三島宿へ。
少し足の痛みも回復し麓を目指し少しずつ下りて行った。
足元には駿河湾が拡がり三島や沼津の街が見えてきた。
マラソンだと中間地点にあそこまで頑張ろうと目標を決め、更に
そこまで行く間に、あの角まで頑張ろう。あの看板まで頑張ろうと
刻みながら目標を制してきます。
仕事も人生もこんな感じで進めることで目標に近づいていくのでしょう。
( `ー´)ノ
それには、ゴールという目標を掲げる事。
しかし、中々それなりの目標を掲げること出来なく、たどり着く前に夜になり
タイムアップしてしまう。(人生が終わる)
ではないでしょうか?
はっきりした目標を持っている人は素晴らしいと思います。
さて、人生の話はそれくらいにして
次に目指したのは日本一長い吊り橋のスカイウォークです。
ここまで行く途中に古道がありましたが、ここら辺で道の修繕が頻繁にあり
古道が封鎖されていて、仕方なく国道を沿って下りてきました。
スカイウォークの辺りからまた古道がありスタート。
両サイドは畑や民家に囲まれ、少しずつ下界に下って来た感じがしてきました。
もう少し降りると石畳の道は終わり、果てしなく続くアスファルトの道。
急な坂道になり、なんとなく石畳の道はあったのだろうと思いつつ歩き続けました。
先ほどのように平気で座り込めるような道ではなく車道なので
道端にブロックなど座れそうな場所以外は、しゃがみこみ回復してから
歩き出すの繰り返し。(/_;)
回復した足もまた痛み始め、歩幅も狭くなり休む回数も増えて来ましたが、
見慣れている道がもう少しなんだというふうに背中を押します。
坂の途中で、スイセンのいい匂いがしてそこで少し休みまた歩き始め
また、道外れの小道に石畳の道が続いていました。
そこは、いつもお得意様の会社に行く道のすぐ裏方にあり
家屋敷と林の間に空間があり、旧東海道の古道がひっそりとあり、
こんな感じで残っているとは思ってもいませんでした。
枯葉に埋もれた石畳は、下へと通じる道しるべをここだよという感じで
存在していました。
積もった枯葉を一歩一歩踏み進むとまたしばらくアスファルトの道。
伊豆縦貫道と伊豆フルーツパークの交差する道へたどり着き
振り向くとやって来た箱根の山は小さく見え
あの山の向こうから歩いて来たんだなとしみじみ感じました。
三島から箱根へ向かう入口の松林の並木道。
ゴールは近いです。
松林が終わるあたりに信号機があり、
そこを渡って少し右手の細い道がまた石畳の道になっていて
急な坂道が続きます。おりきったところにJR東海道線の踏切に差し掛かり
そこから100mあたりで台場川の橋になります。あともう少しで三島大社!
50mも行かないで座り込み歩きの繰り返し。
直線の道も少しカーブになっているのと、障害物があるのか
中々鳥居が見えてきません。
写真を撮る余力もなく必死で三島大社を目指し
鳥居の前に着いた頃はPM4:30を経過。
境内に入らず、帽子を脱ぎ
鳥居前で一礼。<(_ _)>
そのまま駅を目指します。
日は落ち辺りは暗くなり、外灯が点き始め
湧き水の川に鴨が悠々と泳いでいるのをしばらく眺めながら休み、また歩く。
頑張れ頑張れと自分に言い聞かせ、小幅で歩く自分を幾つかの男女のカップルが
私を追い越し通り過ぎて行く。
明日はクリスマス。
三島の楽寿園の前の木にはイルミネイションが飾られていた。
あと駅までちょっと。
最後の信号を渡り、駅のローターリーの横にあるベンチに座り込んだ。
PM5:15。
ちょうど箱根湯本から登り始め9時間。
予定より大分遅れましたが、ゴールしました。
おめでとう!ひとりパチパチ(;´∀`)
長い長い一日で、きつかったけど達成感と
やっただけある価値のある経験でした。
古人は草鞋であの難所を命がけで超えてきたに違いないです。
また、箱根に対する想いも唯一旧東海道で色濃く残るものが
ここにあると改めて実感し
タイムスリップした感じの旅でした。
色んな発見や自分への気持ちの格闘もありましたが
2017年の最後のビッグイベントとして良き思い出に
なりました。
来年はまた新たな目標と次なるチャレンジをしてみようと思います。
では、ごきげんよう。(^^)v
PS
次の日は筋肉痛もあり、あちこち痛くなり
ぎこちないロボットのような動きになっていましたとさ。
( 一一)
暫く故障中☆