おはようございます(^。^)
昨日は木曾方面の奈良井と伊那へ行ってきました。
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天気はどんよりしていましたが、午後からは雨。
今回は、ここのエリアで仕事をしている方々とお会いしました。
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こちらはのどかな場所で、すがすがしい空気を感じます。
お邪魔した場所は材木やさん木工やさん漆屋さん、彫刻屋さんの
4件です。
私はここにきて、日本の木の種類が多いのを改めて学びました。
( ゜Д゜)
えっ!これも日本の木なの?というのも発見。
私は魚でいえば、マグロのトロばかり使う方が多いのですが、
彼らは無駄なく色んな部位を巧みに使います。(@_@)
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これはりんごの木ですが、一般には暖炉のマキに使うそうです。
これを長野駅の駅のベンチに使用したとの事。
県の木ということで使用したそうです。
ここの社長いわく、「木は使えない物はないのです。」
「使うものや、木の事を理解してくださればほとんどの物が出来ます。」
「職人が出来ないというのは、思った以上に手間がかかる事や
後のメンテが面倒なので拒否することなのです。」
確かに今は昔より気密性の高い家が多く、温度差が生じねじれたりして
何回も直すこともざらに有ります。
木は生きているので、動くのが当たり前なのです。
そして、自然の物なのでシックハウスなどの化学成分を発しません。
家に木があるということはいわゆる家のバロメーター。
湿気が多ければ膨らむ、乾燥していれば、痩せる。
温もり、柔らかさ、時には重厚感、荒らしさ、芸術的な面も見せます。
木は加工されても生きているのです。( ̄ー ̄)
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そして、もう一つ興味があるものを発見。
上の写真はペチカという暖房器具。
この煉瓦の中にマキで炊いた熱を充満させ、
煉瓦を温めて室内を程よく暖めるという仕組みだ。
この地方ならでの器具だ。( ゜Д゜)
そして、更に木に慣例するもの。
漆です。
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奈良井の宿場町にある漆屋さん。
お邪魔させて頂きました。
いや・・京都の老舗の街並みみたいだ。
お店に入り、奥の作業場に行くのですが、
京都の長屋と同じです。
途中に中庭があり、奥が長いのです。( ゜Д゜)
老舗の街並みみたいではなく、老舗です。(;'∀')
奥の作業場は子供の時の秘密基地みたいな感じで、
急な階段を登り6畳あるかないかのワークスペースだ。
棚には数多くの漆の棚がある。
漆というと被れるイメージがあり、私はムズムズしていた(;'∀')
仕事場にはいかにも代々伝わる店の工房という感じだ。
ここには、漆に魅せられ漆女子もいた。( ゜Д゜)
親方曰く、彼女はかなりの腕前ということだ。
(;'∀')
漆とは今では工芸品など多く使われていたが、
元は接着剤だったそうだ。
しかし、高級なため、ニカワなどを使い、施してきたが
今は化学成分のボンドが主流になっている。
でも、シックハウスの影響を嫌がる人は、今でも自然成分を使う方も多くいる。
私もだいぶ前だが、米を潰してボンドを作ったことがある。
やはり、オーナーの奥様がシックハウスまたアレルギー性の関係で
化学製品を使わないということで、そんなことをした覚えがある。
話が少しそれてしまったが、漆は接着剤また、防水効果がある。
お椀などがいい例だ。
漆は木の種類により色気が変わるそうだ。
なので、着色して調整するとの事です。
中でも木肌塗りは難しく、ベテランの職人でもかなり苦労するみたいです。
木目が出て、浮き出る感じは木を殺さず美味く木の良さを出す漆は
凄い存在です。
この後、彫刻師の作業場も見せて頂きましたが、
凄いの連発です。
今回の旅で、本当にいろんなことを新たに学びました。
(^。^)
これを機に私も新たに職人魂の火が着きました。
よーーーしやるぞおーーーーーっ!!
(^o^)/