こんにちは(^。^)
夏本番となってきました。
私も屋外の活動が多いので一皮むけ腕から指先まで真っ黒で
本体は真っ白(>_<)
海に行くのが少し恥ずかしい(+o+)
先日のブログで富士登山の事を描きましたが、
台風の影響もあり風が強く断念。
再挑戦として先週の土曜の夜から入山(^^)v
しかし、水ヶ塚は濃霧で先が真っ白。
シャトルバスで五合目を目指し展望台に着くと
頂上までの富士山は快晴でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/ed/ad52a2a340f08a410c881d5c70b9f83b.jpg)
雲海が広がり、夕日が雲を金色に染め綺麗な夕暮れ。
高山病の影響や足の筋のダメージ、眠気を考え早めにクライミング
を開始。
夕日を背にゆっくりと頂上を目指しました。
この後、自分がとった行動がとんでもないミスになるとは思いもよらずに・・・。
五合目のスタートは富士宮口。
ここは2回も挑戦しているが一度も頂上に到達出来なかったコース。
パーティーの高山病で八合目で断念。二回目は自分のペース配分ミスと運動不足もあり
腿が痙攣し八合目でリタイヤ。
今回は時間のゆとりと余分な装備も持たず、只登るだけに専念し
高山病を考えゆっくり登山。
今回は完ぺきと思い、この分だと御来光も見ようと思っていた。
18:38クライム開始、六合目には18:55着、すぐさま19:00出発
7合目には7:53着。
ここまでは順調。
しかし、ここからが慎重に行かなければいけないゾーンに入る。
高山病の領域に差し掛かる標高になるのだ。
今回はがつがつ登らず、足に負荷をかけず
腹式呼吸で呼吸を整え駒を進め、自分は少しでも頂上に近い位置で
休憩しながらの登山だったのが山はそんなに甘いものではなかった。
それは山の天候が変わりやすいという事だ。
八合目を過ぎ九合目に差し掛かる時は頂上から下りてきた濃霧で
あたりは真っ白。
登るにつれてどんどん天候は悪化、
2m先はヘッドライトの明かりでやっと見えるかどうかの白さだ。
道迷いしないロープがあるから大丈夫と思ったのがつかの間。
このルートで八合目までは登った経験はあるが、その上がないので
未知の領域である。
ぷっつりとロープが終わってしまったのだ。
えっ?
そう、ここはブルトーザーの道とクロスする地点。
あたりは広いが2m先は白の世界・・・
どっちに行けばよいのか・・・。
オープンスペースによる罠にはまってしまったのだ。
この時少し恐怖がよぎった
下手をすると滑落。無理に動かない方が良いと思った
少しして霧が薄くなり正面を見ると
上に続くロープを発見
また見失う前に進もうと先を急いだ。
頂上に着いたのはAM0:30
現状は変わらず先が見えずにどっちに行けばよいのか
解らないので待機。
ここで少し体を休めようと防寒着を着こみ
風をよけるために岩の陰に身をひそめ体を
温存するために眠りについた。
それが間違いの始まりだった。
着替えをしないでそのままだったので、寒さで目が覚めた
その時は既に手が震え自分の中でしまったという気持ちが
強くなった。
低体温症の症状だ・・。
周りは農務のまま、今下山しても体がおぼつかないのは危険。
夜明けまでまだ2時間はある。
もうしばらく耐えようと思いアルミの防寒シートにくるまり
そこから動かなかった。
時間が過ぎるごとに人は増えにぎやかになってき、
今が下山するのにチャンスと思い、登る人をかき分け下山。
霧は薄くなり周りは雲海が広がり、東の空が明るくなり始めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/07/b857470d2fb9c5cbaee043cf0bdc5777.jpg)
九合目を過ぎ八合目に差し掛かると日が差し始める。
動くことにより、体が温まりまた普通のリズムを取り戻し
改めて自然の怖さを体感した・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/78/4344782d74117cd22b860ecf16fcfc47.jpg)
西の雲にはうっすらと影富士が映り何か訴えているようだった。
山の最終ゴールは頂上と勘違いしている。
ゴールはスタートの麓であり、自宅の玄関である。
私はなにを求めここにやってきたのか・・・。
本当は頂上で祝詞を上げ神様に感謝し、持ってきた観音様の前でお経を唱える事を
目的としたが、
御来光とか余分な欲が自分を殺そうとしてしまった。
無事に帰ってきたことに山に感謝しなければいけないかもしれない。
そしてもう一つは、一歩でも半歩でも前に進めば
その場から前進するということだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ca/db2eaa24ff65f22f585034b8f3caabdc.jpg)
山に登り感じることは人それぞれだが、
山は何かを語ってくれる。
だから人は険しくとも登るのかもしれませんね。
でも命を削ってまですることはないように・・・。
(;一_一)
今回は自然を甘く見た自分を反省する旅となった・・・。