本日決勝戦。決勝の相手は慶應義塾大学!
今年の春の大学野球も、この試合でラストとなった。
震災当初はリーグ戦開幕すら危ぶまれたが、いよいよ選手権決勝の朝を迎えることができた。関係者のご尽力に感謝。
東京六大学と東都の代表が決勝戦で激突するのは、以外とひさしぶりで、2002年51回大会で早稲田和田と亜細亜木佐貫が投げあって以来実に9年ぶりとなった。両方のリーグのプライドをかけた戦い。
藤岡と慶應の4番伊藤の対戦が試合の見どころであり、その結果が試合の行方をも左右することは間違いない。
この対決が楽しみで仕方なかった藤岡。伊藤も同じでしょう。
午後1時プレーボール。よく観客が入った(12,000人の発表)
藤岡
福谷で来ました。先発での起用はリーグ戦通じて初めてとのこと
1回表先攻慶應は三者凡退
1回ウラ東洋小田がセンター前にキレイに弾き返して出塁
打者上原のときに盗塁成功
上原は二飛
3番鈴木大が一塁へゴロ
これを一塁手が弾き小田が快足とばしてホームへ
東洋1点先制!
さらに戸田がレフト前ヒットで一二塁
藤本がライト線へハーフライナー性のヒット
藤本は二塁へ
しかし、あわてて戻ろうとする。なぜ?
二塁走者が三塁でストップしたようだ。
当然追加点と思った瞬間だったが、打球がよく見えなかったのか判断が悪すぎた。戸田も三塁あたりまで行っていたのであわてて戻る。もちろん藤本はアウトに。二死。つづく緒方ショートゴロで追加点うばえず。
完全に1点入って、さらに大量点のチャンスだった。このマズイ走塁で相手に流れやらなきゃいいが。
2回表
伊藤との最初の対戦は変化球で見逃しの3球三振
この初打席でスライダーを意識させることに成功し、以後の打席では真っ直ぐにすべて詰まることになる。
4回表
二死から伊場を四球でだし
6番 昨日のヒーロー山崎が左中間にタイムリー二塁打
これで同点になる。慶應応援席が盛り上がる
6回表慶應
金田がレフトにヒット
宮本が送って一死二塁
伊藤には四球で一二塁のピンチ
伊場を一塁ファールフライにとって二死
当たっている山崎がライトに大きな当たり
緒方がフェンスに激突しながら捕球するファインプレー
願い通り熱戦になった。
6回ウラ東洋
一死後鈴木大センター前ヒット
戸田が倒れたあと藤本が三塁強襲の内野安打
緒方が粘って四球をもぎとり二死満塁
監督が動いて代打に小柴を送る
江藤監督がマウンドへ
なんとか帰ってこい大地。どんなかたちでもいい
小柴には2球ボール。3球目、狙え!
しかしレフトへ平凡な飛球でチャンスを逸す
7回ウラ東洋
一死後、岡が左中間を破る二塁打
しかし小田三振 上原1ゴロでこの回も得点ならず。
8回表慶應
先頭辰巳が四球 金田送って一死二塁
宮本はライトフライで二死 伊藤と4度目の対決
これも浅いレフトフライに 今日は完全に伊藤は音無し
9回表先頭の伊場が左中間を破る二塁打
ここで当たっている山崎には強攻策
しかし捕邪飛で一死
阿加多を三振、二死
カメラは藤岡の吠える顔を捕らえようと必死だ
代打の小野寺も三球三振!吠えた
東洋は8、9回とチャンスなく、流れは慶應
10回 今大会は延長はタイブレークだったが、決勝だけは通常の延長に入る(無制限延長)。
このあたりで藤岡が足に異変が。監督は心配そうにマウンドに行くが、藤岡自身が大丈夫!と監督を追い返した格好。
この回にも三振2コを積み上げ本日12コ目の三振!
13コでタイ記録だったが、さすがに慶應相手では無理か。
1、2回戦で荒稼ぎしないとなかなか49という数字は無理だろうから、シード校では不可能な数字かもしれない。
もっとも、三振記録なんて意識するとおかしくなるから、藤岡自身は考えていないだろうが。