G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

小牧アルプス ~小牧市にある身近な里山で新たな発見~

2020-03-08 | 山行

山行年月日:2020年3月1日(日)、晴れ
参加者:G.G.他4人
アクセス:各務原8:30→(尾張パークウェイ)→9:50小牧市温水プールP/走行距離(片道)≒15km
沿面距離≒8.2 km/所要時間≒4:50 hr.(昼食、休憩を含む)/累積標高≒±600m
コースタイム:P8:55→9:55天川山、好展望地10:58→10:51アンテナ山10:54→11:39天川山、昼食12:11→12:53白山12:57→13:10白山三角点13:16→13:20展望台13:22→13:44P
GPSトラック図:
駐車場からスタートし、小牧アルプス東端のアンテナ山で折り返し、天川山そばの好展望地で昼食を摂
った後、西端の展望台を経由して駐車場へ戻った。危険個所は皆無である。東山以東は踏み跡が定かで
ない所もあるが、赤テープも適当な間隔であり、尾根芯を外さないよう歩けば問題はない。

(1目盛り:250m)

トラックの標高図:
最大標高差は200m位で体力的にはしんどいことはない。


山行レポート:
■明日から全国の小中高が一斉に休校になるなど新型コロナウィルスで世間が大騒ぎをしているのを横目にのんびりとハイキングをするのは少々後ろめたい。
■小牧アルプスとはどのような山容だろうかと思い帰宅してから、カシミール3Dの図上で南側から展望してみた。濃尾平野の北側に標高280m位の峰々を連ねた山塊であり、小牧アルプスと呼称するのもあながち不自然でないのが分かる。

■写真の小牧市ゴミ焼却場脇を行くと直ぐに登山口である。焼却場であるのに無臭、無煙、無騒音で環境保護技術の進歩に少々驚く。

■登山道に入ると、ショウジョウバカマが一株だけ咲いていた。時期的には早すぎるが、暖冬の影響であろう。木々の新芽も大分膨らみ始め、春はすぐそばに来ているのを実感する。

■本山塊で最高峰らしい天川山の標識がある小ピークに来る。3種類の標識があり、標高が282mのもあった。マイナーな山で正確な標高は分からないのであろう。

■リーダーの案内で、登山道から外れ、左に少し行くと北~東方面の視界が開けたビューポイントがある。眼下には鮮やかなコバルトブルーの水をたたえた池、その先にはワカサギ釣りのボートが沢山浮かんだ入鹿池、その先には美濃の山々、遥か彼方には白銀の能郷白山などのパノラマが望め、思わず歓声を発する。この場所への標識はないので知る人ぞ知るビューポイントであろう。

■登山道へ戻り、アンテナ山を目指し、東方に進む。やがて巨大なDOCOMOアンテナに辿り着く。


■三等三角点がアンテナ後ろにあった。点名は「いせ谷」である。訪れるハイカーも稀なのであろうひっそりと、落ち葉に覆われていた。

■ここから折り返し往路を戻る。途中、好展望地で四方の景色を眺めながらマッタリと昼食を楽しみ、記念撮影する。

■天川山で尾根道を右に外れ、山腹の遊歩道を行く。ここから先はずっとこんな感じの道が続く。


■峠から白山神社に向かって少し登ると二体の石仏が出迎えてくれ癒される。真新しい前掛けに信者の愛情を感ずる。

■白山神社からは南方が開け濃尾平野が一望でき、名古屋の高層ビル群もはっきりと見えた。
東には猿投山、西方には鈴鹿山地も望め誠に気持ちが良い。

■記念撮影を済ませ、いよいよ今日の山行もフィナーレが近い。

■この後、白山三角点に立ち寄り、ご挨拶する。点名は「野口」である。帰宅後に写真を見て気が付いたが、この標石の右上に硬貨状の円盤が嵌め込んである。ICタグだそうであり、インテリジェント基準点と言うそうである。世は将にディジタル時代であるのを痛感する。

■最後に展望台があったので登って見たが展望はなかった。これを過ぎると登山口はすぐであった。

雑 感:
▼知名度もあまり高くない(少なくとも小生にとっては)里山であったが、静かな山行が味わえ、思わぬ絶景にも出会え、十分に満足できた山行であった。
▼一株だけであったが、ショウジョウバカマにも出会え、春が直ぐそばに来ているのを実感した。
▼帰宅後であるが、インテリジェント基準点なるものをあることを学べたのは大きな喜びである。
▼メンバーの一人がスマホでフリーの山座同定アプリを使用していたが大変に便利であり感心した。
ルートナビと山座同定アプリを山行のお供にすれば山行の楽しみも一段と増すことであろう。


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