G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

初夏の探鳥会~老いを鮮明に自覚する

2016-06-14 | エッセイ

麗しの新緑に誘われて、久し振りに6月12日開催の探鳥会に参加した。場所は岐阜市の最高峰、百々ヶ峰の北側、三田洞弘法近くの「ながら川ふれあいの森」である。
集合場所の駐車場は百々ヶ峰ハイキングの基地であり、高齢のハイカーで賑わい、三々五々登山姿で颯爽と出発して行った。

 

 当日の参加者は探鳥会の講師も驚くほどの盛況で50人位で、子供が3人いたが、殆どが高齢者である。そこで2班に分けて出発した。
 
   目当ての鳥はホトトギスとサンコウチョウである。
但し、ホトトギスは、声は良く聞こえるが、姿をみるのは至難だそうである。
講師や聴力の良い人は鳴き声を聴いたそうであるが後期高齢者の私は聞き取れなかった。
   ヤブサメと言う雀に似た鳥は虫のように「シシシ」と鳴くそうで講師などには何回も聞こえたが、やはり私は駄目であった。
サンコウチョウは声も、姿にもお目に掛からなかったようである。
   2時間ほど鳥の習性などの話を聞きながら、鳥を求めて“まったり”と森の中を歩き最後に鳥合わせを行い、観察した、或いは声を聞いた鳥を確認した。全部で22種もあったそうである。
   私が確認できたのはウグイス、ヒヨドリ、カラス位で、若い人に較べて、目と耳の悪さを思い知らされ、歳は争えないと寂しい気分になった。
   日頃、月に数回も登山をし、7,8時間も歩け、スポーツジムにも通い、人並み外れて元気であると自負していたが、確実に老いてきている事実を鮮明に自覚したのは大きな収穫でもある。
   他方、探鳥の成果は芳しくなかったが、小鳥を求めて新緑の林の中を気持よく、ゆったり歩き、清々しい気分になれるだけでも、大変に幸せで、大いに感謝しなければならない。
    これからも、鳥は二の次にして、この細やかな幸せを求めて折節、探鳥会に参加したいと思っている。


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