一口馬主のつれづれ日記

一口馬主の悲喜こもごもを語ります。
ほかにも小説の感想や旅先で感じたことなど、
気の向くままに・・・

第33回エリザベス女王杯雑感

2008年11月17日 | 競馬
第33回エリザベス女王杯に関して。
先ほどの記事でレジネッタについて書きましたが、レースを見ていてそれ以外に思ったことをつらつらと書いてみたいと思います。

1着はリトルアマポーラ
カワカミプリンセスやベッラレイアを向こうに回しての完勝でした。
今までは追い込んで届かずの繰り返しでしたが、ルメールの先行策が功を奏し、見事に戴冠。
こうなると、今まで主戦だった某騎手の立場がありませんが、でもなんだかんだ馬の力をどれだけ引き出すかという意味で、騎手の役割は大きいと思います。
結局のところ、今年の3歳牝馬のなかではこの馬が一番強かったのかもしれません。

レジネッタは残念でしたが、リトルアマポーラが勝ったというのはせめてもの慰みになります。
まず3歳馬が勝ったというのが嬉しい。
今年の3歳馬はレベルが低いとか言われていましたが、今回のリトルアマポーラの勝利でそんな評判も覆ると思います。
そもそも、これは自分の持論ですが、この次期に世代のレベル云々を語るのはナンセンスだと思っているので、そういうことをまことしやかに語っている人たちに冷や水を浴びせた形になって溜飲を下げる思いがしました。

また、リトルアマポーラの一口馬主さんの中に現実社会でお知り合いの方がいて、この方には日頃大変良くしていただいているので、そういう意味でも嬉しかった。
今回、自分は仕事の関係で現地観戦はできなかったのですが、この方は現地で観戦し、口取りをすることもできたそうです。
帰京する新幹線の車内からメールをいただきましたが、文面からも喜びがストレートに伝わってきました。

2着と3着は、古馬2強のカワカミプリンセスベッラレイア
2頭とも全盛期の力はもうないのかも知れません。
これから3歳馬が成長してくることを考えると、2頭の立場もますます厳しくなってくるのではないかと。

4着はマイネレーツェル
この馬はレジネッタにとってもっとも対戦回数の多い馬で(今回で7戦目)、しかも勝ったり負けたりを繰り返し、もはや戦友といった感じです。
そんなわけで、この馬の好走もやっぱり嬉しい。
リトルアマポーラとともに「3歳馬ここにあり」ということを顕示してくれました。

その一方で、レジネッタとともにクラシックを湧かせたエフティマイアは13着に敗退。
この世代の牝馬で、阪神JFからすべてのGⅠに出走してきたのはレジネッタとエフティマイアの2頭だけで、その2頭が仲良く惨敗というのは、やはり連戦の疲れがあったのだと思います。
そんなこともあってか、レースが終わってこの2頭の着順を知ったとき、エフティマイアに対して少しばかりの愛おしささえ感じました。

そして3番人気におされた良血馬ポルトフィーノはスタート直後にまさかの落馬。
厩舎関係者や一口馬主のみなさんの胸中を考えると、言葉がありません。
3冠レースが、みな不運な形で出走できなかった上に「またか」と思うと、やりきれない思いになります。
ただ、馬体に異常がなかったのがなにより。
力があるのはわかりきっているので、今後立て直して、ゆくゆくは「強い3歳牝馬」の一翼を担う存在になって欲しいと思います。

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2 コメント

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おつかれさまでした (K)
2008-11-17 12:19:48
やってくれましたよ、ポルトフィーノ。
四冠レースに、取消、回避、除外、中止、と同じ勝負にならない結果でもこれほど選り取り見取りとは・・・。
まあでも能力の一端を見られて良かったと自分をなぐさめております。

現地に居ましたが、レジネッタはかなり細く見えました。
ムキムキのポルトフィーノとの対比でなおさらそう見えたのかもしれませんが。

まともに対戦させてもらえるのはいつになるのやら・・・。
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う~ん (ゆうろういんど)
2008-11-18 01:26:07
Kさん、こんばんは。

ポルトフィーノ、残念な結果になってしまいました。
残念なのはレジネッタも同じなのですが、「競走中止」という結末では、なんともやりきれない思いですよね。
ただ力があるのは確かですし、なんといってもまだ3歳ですから、今回の件はリセットして、これからのポルトフィーノに改めて期待したいと思います

レジネッタについては、現地に行った他の方からも「馬体が細かった」という報告をいただきました。
やはり使い詰めで本調子ではなかったのかもしれません。
こちらも一旦リフレッシュして、また来年改めて期待したいと思います
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