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koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

不条理は常なれど・・・

2012年12月18日 21時52分46秒 | 車&モータースポーツ

この憤懣を何処にぶつければよいのか・・・
というか,半ば諦めて予想はしていたのだが,それにしても腹が立つし世の不条理を感じるところ,一昨日の選挙結果の比ではない。

遂に可夢偉の来季シート喪失が決定的になった。
最後の望みだったロータス(あんなかつての名門と縁も所縁も無いチームをこの名で呼びたくないが・・・ルノーで結構だ)が「壊し屋」グロージャンの残留を発表。
可夢偉のリクルート活動も終息するに至った・・・。

かつて,F1のドライバーズシートは,開幕ギリギリまで決まらないことが多かった。
当然である。
2月にテストが解禁になって,温暖なイベリア半島のバルセロナやヘレス,エストリルといったサーキットで各チームが挙ってテストを行い,結果を出した者がシートを得てきたからだ。
例えば,激震の年となった94年だとトップチームの一郭だったベネトンフォード(現ロータス・・・と言って良いのか・・・)は,エースドライバーの兄シューの相棒が決まらず,故ミケーレ・アルボレート(伊)とJJ・レート(芬)が最後まで鎬を削った(その結果,JJが採用されたが,シーズン中のテストで負傷。ヨス・フェルスタッペンに変わった。アルボレートはミナルディへ)。
テストで好結果を出した者が採用・・・という当然のことが行われていた。


ところが,昨今は持参金付きドライバー(ペイイングドライバー)の存在が俄に大きくなってきたような気がする。
否,F1バブル華やかなりし90年代初頭も,我が国のドライバーは大口スポンサーを背負っていたし,ペイイングドライバー自体は結構居たと記憶している。
しかし,それは経営の苦しい下位チームが多かったのであり,今回のようなトップチーム,或いは可夢偉が放出されたザウバーのような中堅チームでも・・・と考えると,首をかしげざるを得ない。


例えば,ザウバーとしては,今シーズン終了を待たず早々とニコ・ヒュルケンベルグ(独)と契約した。
ヒュルケンベルグは,実は大口スポンサーを持っていない。
だからザウバーとしては,可夢偉+ヒュルケンは魅力的なラインナップながら,不可能だったことになる。
メキシコの大企業テルメックスを冠スポンサーにもつセルジオ・ペレスをいち早くトップチームのマクラーレンに引き抜かれたザウバーとしては,テレメックスのを失うわけにはいかず,インドGPでは可夢偉に比して1ラップ辺り2.5秒も遅いテスト兼リザーブドドライバーのメキシコ人,エステバン・グティエレス(昔,キューバ出身のオラシオ・グティエレスなる腕っこきのピアニストが居たっけ)を走らせざるを得なかったということだろう・・・。
勿論,癪だが可夢偉<ヒュルケンと思ってだろうけど・・・。


ではロータスは何故壊し屋と曰く付きのグロージャンを選んだのか。
これも尽きるところ金である。
グロージャンの背後には,以前もF1にガソリンを供給していたトタルなるフランス企業が付いている。
つまり金持ちなのである。
エースドライバーのキミ・ライコネンに高いサラリーを払う以上,サブとしてペイイングドライバーを雇わざるを得ない。
そう言えば,かつて佐藤琢磨がトロ・ロッソのシートをフランス人と争って破れたのも,フランス企業が国威をかけてドライバーのセバスティアン・某(名前失念)をサポートしたからである。
可夢偉にはそれが無い。
10億円以上をぽんと出してくれる日本企業は無いのである・・・。
元F1チャンピオンであるアラン・ジョーンズも,可夢偉のことを過去最高の日本人ドライバーであると述べ,日本企業は可夢偉をバックアップすべきと断じた。
イタリアやハンガリーを中心とした欧州でも,ザウバーが可夢偉を放出したことで抗議が相次いでいるという。
あの非力なマシンを駆って,相棒のペレスを上回る入賞を重ねて60ポイントを叩きだしたドライバーならば当然のことだ。


残された道は3つ。
ケータハムやマルシャといった下位チームに移るか(印度力への道も閉ざされたということだろう),テストドライバーかリザーブドドライバーになるか,タイヤを供給するピレリのテストドライバーになるか・・・という選択肢である。
3つ目が一番良さそうだが,ピレリの契約は2013年限り。
ピレリとしては更新を願うだろうが,もしそこで切り捨てられたら2014年は無い。
かと言って他チームのテストドライバーを務めるというのはどうか・・・。
近年テストが制限されており,トップチームではテストドライバーがFP1に出てくる機会はまず無いと思われる。
故に,余程のアピールが無いと苦しいだろう・・・。
下位チーム移籍に関しては,敢えて語るまい。
トゥルーリとかグロックといった可夢偉の先輩格が,トヨタ撤退後に辿った轍は踏ませたくないし・・・。


可夢偉とトゥルーリのW入賞に湧いたアブダビGPからむ僅か3日後の09年11月。
痛恨のトヨタ撤退から3年,私に思い入れの出来るF1を提供してくれた可夢偉の来季シートは決まらなかった。
かくなる上は,何としても14年にトップチームに行ってもらわなくては,振り上げた拳のやり場が無いではないか・・・。
日記@BlogRanking


タイヤ交換・・・

2012年12月02日 20時40分59秒 | 車&モータースポーツ

タイヤ交換-勿論F1のピット作業のことではありません。
北日本では完全に2回の年中行事となった感のあるスタッドレスタイヤへの換装のことです。
関東以西の方にはおそらく馴染みのないことと思いますが(スキーとかスノボといったウィンタースポーツに行かれる方を除いて),北日本では積雪及び路面凍結対策のために,タイヤは夏用と冬用の2セットを持つのが通常なのです・・・。
今年は暖冬と言われた例年と違って,11月から寒さが厳しいせいか,私の職場などほぼ全員が先の三連休までに換装し終えています・・・。
はっきり言って,積雪や凍結の無い早い時期に交換すれば安心は安心なのでしょうが,その分コンパウンドの柔らかいスタッドレスタイヤを摩滅させることになるので,換装のタイミングが極めて難しいということになります・・・。
ですから,雪が積もるギリギリのタイミングを狙い澄まして行うのが得策(ノーマルタイヤへの換装はその逆)ということになります。
昨年なんかブログを読み返すと12月10日に交換していますし,一昨年は11日,3年前は12日,そして4年前は何と21日と,師走の中旬以降に行っていました。
ま,早めにやっておけば・・・ということですが,多分木曜日は雪が降っても積もらないことでしょう・・・。


ブルゾンを2枚重ね,下は裏フリース地のイージーパンツをスウェットの上から履き,手袋は軍手の上からゴム手を填め,完全防備で作業開始。
ガレージジャッキもインパクトレンチも無いので(年2回のために散財するのも癪故),L字レンチと車載のパンタグラフ型ジャッキで車体の昇降をタイヤの数だけ繰り返します。
外した夏タイヤは,ホイールの内側に付いたブレーキダストを洗車ブラシで洗い落として,乾燥させます。
今日は出来ませんでしたが,タイヤにレザーワックスを塗っておくと,4月の換装の際に気持ちよく履き替えることが出来る・・・というものです・・・。


例年の如く汗だくで終了。
店(ディーラーやGS,カーショップ等)に頼めば,最低2,000円かかるのを浮かしたわけですが,安いととるか高いととるか・・・。
さすがに若い時のように一気に2台交換・・・という気力や体力は有りませんので,相方のは来週することに・・・。


・・・で,今回は画像にプロセスを収めました。
ま,いつもながらの自己満足ですが,気懸かりなことはさっさとしてしまえ・・・という自戒になるかどうか・・・。
準備完了。実は,ここまでが長い・・・。
前輪を装着。夏タイヤより1吋ダウン。1本5,000円のアルミ。
裏側にびっしり付いたブレーキダストを洗車ブラシで洗い流す。タイヤも安物。
表は,スポークの間を洗う。水を最低限しか使わぬようにして・・・。
日記@BlogRanking


またしてもお宝・・・

2012年09月18日 21時05分32秒 | 車&モータースポーツ

又しても衝動買い・・・というか,ヤフオクで落としました。
TOYOTA TF107(PMA Minichamps 1/43)。
今となっては,溜息を伴って語ることが多くなった8年間のうちの6年目のマシンで,この頃は,よもや僅か2年後にあのような事態が待っていようとは,私は勿論トヨタのスタッフですら思っていなかったことでしょう・・・。


ドライバーは#12,私が贔屓した数少ないラテン系ドライバー,ヤルノ・トゥルーリ(伊)。
思うに06,07年シーズンは,トヨタにとって我慢の年だったのでは・・・と思います。
優勝も見えた09年に向けて臥薪嘗胆を期す時だったのでしょう・・・。


エンジンは,90度V8のRVX-07。
シャーシは,ルカ・マルモリーニとパスカル・バセロンというラテンコンビによるデザイン。
イグニッションは,自家製とも言うべきデンソー。


流麗な赤白のナショナルカラーに彩られたこのマシンも,機能美に留まらない美しさを持っていると思います。
一番の特徴は,やきりメゾネット化されたフロントウイングでしょう・・・。
模型は,細密によく再現されていると思います。
欲を言えば,サイドミラーがややオーバースケールでしょうか・・・。


これで,02年のTF102~07年のTF106まで6台/8台が揃いました。
残り2台,TF108は弾が少なく,最後を飾るTF109はお宝状態(特に可夢偉くん号)ですので,厳しいでしょうね・・・。
プラモデルも出ないでしょうし・・・。


日記@BlogRanking


F1GP,2012-Rd.10独GP

2012年07月23日 21時42分33秒 | 車&モータースポーツ

穿った見方なのは重々承知なのですが,野球の場合は鷲,兎,鴎が勝つと気分が良いですし,今日のようなオールスターでは,贔屓球団の選手が活躍すると嬉しい訳です(今日の試合などほぼ真逆でした・・・泣)
F1の場合も同様でして,かつてはセナが勝つと見るんじゃなかったと後悔し,ファンには申し訳ないのですが,最近ではマクラーレン(特にハミルトン)が勝つと落胆したりします・・・、。
そうした意味では,久々に悪い流れを断ち切るような可夢偉の快走は,溜飲を下げるに足るものでした。


予選Rd2は,濡れた路面に全車が浅溝のインターミディエイトを装着。
結局どか降りとなってしまったので,ハードレインタイヤも役に立たず,早いところタイムを出した者の勝ちとなってしまいました。
ザウバーは完全にタイヤ交換のタイミングを逸して,残念ながら可夢偉も13位でKO。
悪運強いペレスは可夢偉の1つ上でしたが,ギヤボックス交換によって5グリッド降格のペナルティ。
可夢偉の居ないQ3は疲労で寝てしまい,目を覚ましたときにはアロンソがPPを獲っていました。
ベッテルはどうやら惜しくも猛追及ばなかったようです。


独GPがニュルブルクリングとホッケンハイムリンクの隔年開催となったのはいつからだったのでしょう・・・。
昨年はニュル,一昨年はホッケンだつたので,ひと頃のFISCOと鈴鹿の隔年交替を思い出しました。
10年前に大改修を受け,オールドサーキットならではの超高速コースだったのが,名匠ヘルマン・ティルヶの監修によって2本のロングストレートが途中で分断され,68年のF2で事故死したジム・クラークの名を冠したシケインも過去のものとなったようです。
旧コースの名残とも言うべきスタジアムセクション手前には新たにメルセデスカーブが設けられ,その後のザックスヘアピンへと続きます。
新造されたバックストレートはコース幅が広く,オーバーテイクポイントとなったようですが,個人的には黒い森の中の音速の一本道を,リヤウィングを寝かせたままかっ飛んでいく旧コースが好きでした。
勿論,オーバーテイクのチャンスが増え,安全性も増した今のコースも良いですが,ちょっと短すぎるような気もします。
地図と航空写真で確かめたら,完全に旧コースはクローズドでした・・・。
それにしても,黒い森に囲まれたサーキットの雰囲気は最高で,改めて F1が欧州産であることを再認識させられます・・・。


レースに関しては,アロンソは本当に隙がないですね。
最速とは言えないあのマシンで,マクラーレンやレッドブルを抑えきるのですからさすがです。
まさに王者の走りと言うべきでしょう。
食い下がったバトンは,ハードブレーキングによるタイヤのフラットスポットが痛かったようで,終盤マシンの挙動がおかしかったベッテルに抜かれてしまいましたね。
終盤の三つ巴の大バトルを期待したのですが,残念でした。
そして何よりも可夢偉が,ここ何戦かの悪い流れを断ち切るような走りで,見事ベストリザルトタイの5位入賞を果たしたことが良かったです。
序盤でジャンプアップできず(ペレスは逆),今日も苦しい展開か・・・と思われたのですが,焦らずラップを刻んで上位を狙うと共に見事なオーバーテイクを幾度となく見せてくれましたので,久々に興奮しました。
特にクロスラインで抜いたとき(相手はヒュルケンベルグかおっさんか??),思わず握り拳が・・・(笑)。
只,私が見過ごしただけかも知れませんが,ペレスを抜くシーンが見られなかったことが残念です。
最後の兄シューのビットインによる5位昇格はご褒美でしょう・・・。


来週は中央ダブルヘッダーで,ダスティーにしてツイスティーなオンガロリンクです。
高速コースの多い欧州ラウンドでは屈指の低速サーキットで,今まで数々のドラマを演出してきた曰く付きのコースです。
ホッレンと相性の良かったザウバーのマシンですが,果たしてオンガロではどうでしょう・・・。
ついつい期待してしまいます・・・。
東欧のパリ,ドナウの宝石とも言われるブダペスト郊外,ハンガリー大平原の中のサーキットも,欧州ラウンドならではの魅力がありますし・・・。

 

しかし,来季ペレスが赤馬って本当でしょうか・・・。
マッサは今回も精彩を欠いたので,間違いなく放出でしょうが,古巣のザウバーに戻って可夢偉がはじき出されるという噂も聞こえてきます・・・。
トヨタF1の忘れ形見とも言うべき可夢偉をこのまま埋もらせる手は無いと思うのですが・・・。
レッドブルやルノーあたり動かないのかな・・・。・
尤も,エースドライバーのワンマンチームだと煮え湯を飲まされそうですが・・・。
日記@BlogRanking


お宝・・・

2012年06月30日 18時50分36秒 | 車&モータースポーツ

6/27のエントリの続きです。
いろいろと忙しく,先程ようやく開封しました。

・・・ということで,正解は①でした。
又してもしょうもないもの買いおって・・・と思われた方は,まさにその通り。
相方からも,
「お金ないくせに」
とか,
「どこ置くの」
とか,散々言われております・・・。
男のロマンというものは,きっとこのように他人には理解しがたく不経済なものなのでしょう・・・(ということにしておきます・・・)。

ウィリアムズルノーFW18。
1996年のGPシーンを席巻したチャンピオンマシンです。
デザイナーは勿論パトリック・ヘッドとエイドリアン・ニューウェイ。
残念ながらドライバー及びコンストラクターズタイトルをM.シューマッハーのベネトンルノーに奪われて2位に終わったFW17の正常進化型とも言えます。
細くシェイプされたノーズやコンパクトにまとめられたコクピット,リヤウイングに直接取り付けられた空力デバイス等,今見ても決して時代がかって見えません。
ドライバーはカーナンバー5のデイモン・ヒル。
この年8勝を挙げて,見事チャンピオンに輝きました。
父グラハム・ヒル(1929-75)は,62,68年のチャンピオンですので,現時点で唯一の親子2代によるワールドチャンピオンということになります。
ヒルについては以前もいろいろと書きましたので今回は省略しますが,90年代のウィリアムズルノーの栄光は,ひとえにヒルというマシン開発に秀でたドライバーのおかげということでしょう。
FW14Bと同15Cの成功は,マンセル,プロストという2人のチャンピオンを生み出しましたし,BMWエンジンを狙ってドイツ人ドライバーのH.H.フレンツェンを獲得してヒルを放出した後のウィリアムズは,完全に低迷しました。
オーナーのフランク・ウィリアムズも,ヒル放出は失敗だったと後に語ったそうですが,まさに後悔先に立たずということでしょう・・・。


実は1/43は持っていたのですが,よもや1/18が手に入るとは思いませんでした。
デイモンフリークの私としては,FW15C,FW16,Jordan199と1/18を持っていましたが,16年を経て遂にチャンピオンマシンの入手と相成りました。
1/43の方は,FW15C,同16,同18,アロウズA18,Jordan198といった正規の車両の他,96年鈴鹿のBSのテストカーだったリジェのマシーンも持っていますが,FW17とJordan199(マテル製)は入手できないでしょう・・・。
それよりも,フジミがFW18を出してくれないか・・・と思うのですが(FW14BとFW16は出ている),売れないので無理でしょう・・・。
ロスマンズブルーが明るすぎるのが残念・・・。
低く抑えられたフォルム。速いマシンは格好も良い・・・。
給油口がモールドされていないのは×・・・
リヤウイング端に付けられたカメラのアングルで。96年のGPシーンが・・・。
日記@BlogRanking


又してもお宝・・・

2012年06月27日 21時32分50秒 | 車&モータースポーツ

ヤフオク地獄に填りつつある・・・というか既に埋没しているか・・・。
先日,トヨタTF103(ドライバーは勿論オリビエ・パニス)を落としたのだが,遂に念願の1台をゲットした・・・。


BMWザウバー・フェラーリC29。
2010年のマシンで#23-即ちドライバーは勿論小林可夢偉である。
BMA-Minichamps1/43だが,なかなか良い仕上がりである。
当時は,何じゃこりゃ~だったインダクション後方の所謂シャーク・フィンも,今となっては極めて懐かしい・・・というか,今年の段差付きノーズのマシンより余程格好良い。ドイツGP仕様となっているので,ホッケンハイムリンクで行われた現時点で最後のドイツGPのマシンということだろう(昨年のドイツGPはニュルブルクリンク)。
予選12位から,惜しくも11位フィニッシュした時のものだろう。
ヘアピンでのとんでもないオーバーテイクショーを見せてくれた鈴鹿での日本GP仕様だと,ノーズ脇に整流板(バージボード)が付けられていた筈だ。


・・・ということで,後は画像が全てを語ることに・・・。
非力なマシン(赤馬心臓は,本家のものに比べてリミッターのかかりが早く,スペックが落ちるらしい)を駆っての奮戦は,今も記憶に新しい・・・。
次は予選5グリッド降格ということだし,可夢偉が駄目だと同僚のペレスが結果を出すので,来年マッサと替えられて放出・・・という噂もある可夢偉だが,何としても頑張って欲しいものだ・・・。
クリアケースの程度も極上。
ノーズとインダクションポッド上に車載カメラが・・・。
BS最後の年・・・。シャークフィンが懐かしい・・・。
日記@BlogRanking


F1GP,2012-Rd5スペインGP

2012年05月14日 20時20分22秒 | 車&モータースポーツ

リアルタイムでF1を観戦できるようになって1年。
残念極まりないことに,私の悪い予感が当たってCXが地上波中継を中止。
これでますます天の邪鬼の私にとって嬉しいことに,F1とは一部の好事家だけのものに近づき,
「まだF1なんか見てんの」
とか,
「F1って,今流行ってねんだべ」
とか言われる度に,自虐的な快感を感じる今日この頃です・・・(嘘です。Jリーグ発足直前の92年から既に言われていました・・・)。


ま,そういう個人的な愚痴はどうでも良いとして,久々に溜飲の下がるレースを見ました。つまり,ご贔屓が上位に入るなり際だった走りをして,嫌いなチームなりドライバーが上位入賞しないというのが絶対条件な訳ですが,昨日のバルセロナでのレースなど,紛れもなくその典型でした・・・。
ま,マクラーレンとちょい悪に見えるらしく妙に女性に人気の高いハミルトンが上位に来ないで,可夢偉が素晴らしい走りを披露した・・・というのが全てでしたが・・・。
・・・とはいうものの,PP獲得のハミルトンが,よもやの失格で最後尾スタートと聞き,さすがに衝撃を受けました・・・。


スタート時,カタルーニャサーキットはコース幅が大きく,1コーナーまで各車が横1列で飛び込むのが何と言っても壮観なのですが(特に93年),絶妙な蹴り出しでトップを快走したアロンソが,やがて2位のマルドナードに差を詰められ,アンダーカット作戦に抗しきれず首位を明け渡し,さらには終盤DRS使用ゾーンまで迫りながら,結局2位堅持に留まったのは,やはりタイヤの問題だったようです。
どうも赤馬の性格上,タイヤへの熱の入りが良くないのでしょうか・・・。
赤馬がコンサバティブな作戦に終始し,逆にコンサバ系の典型のようなウィリアムズが早めピットインによるアンダーカットに出たこと自体驚きでしたが・・・。


可夢偉のオーバーテイクには,久々に身が震える思いでした。
最初に最速マクラーレンのバトンを,そして終盤にタイヤのタレが早いロズベルグjrをいずれも抜きどころの1コーナーエンドではなく,後半のコーナーで見事にすばりと刺したあたり,唯々見事としか言いようがございません。
こうしたスペクタクルなシーンこそモータースポーツの醍醐味であり,それを見事に具現化する可夢偉の走りは素晴らしいとしか言いようがありません。
99年にデーモン・ヒルという思い入れの出来るドライバーに引退され,3年前にはトヨタに撤退され,さらには唯一応援していたヤルノ・トゥルーリというドライバーを失った今,思い入れの出来るF1を私に提示してくれるのは,このトヨタの忘れ形見とも言うべき可夢偉をおいて他にいません・・・。
往年のアラン・プロストを思わせるタイヤに優しい走りと,勝負どころのコーナーでは果敢に切り込んでいく果断さを兼ね備えた可夢偉こそ,トップチームにとって良いお買い物だと思うのですが・・・。
これで予選でトラブらないで,もっと上位に行っていたら,昨日の走りならひょっとして・・・と思うのは,私だけではないでしょう・・・。
いずれにしても,値千金の5位でした・・・。


英国のグローヴに本拠地を持つ名門チーム,ウィリアムズは,ここ数年コスワースやトヨタといったエンジンとのマッチングも今二つで,残念ながら完全に二流チームと成り下がっていましたが,新鋭マルドナードの見事な走りで,遂に7年ぶり(04年最終戦ブラジルGP以来)の頂点に立ちました。
ウィリアムズ・ルノーという響きは,今となっては私に古き良き時代のF1を思い出させるある種の郷愁を感じさせます。
ナイジェル・マンセル(92),アラン・プロスト(93),デーモン・ヒル(96)という偉大な3人のチャンピオンの記憶と共に,鮮やかなキャメルイエローとロスマンズブルーに彩られた威風堂々たるマシンのカラーリングが今でも蘇ってきます・・・。
マルドナードの優勝に沸くウィリアムズのパドックに,今回もデーモンが来ていたことに私は気づきました(解説陣はノンクレジットでしたけど・・・)。
思えば,あの混迷を極めた94年,このカタルーニャサーキットのウィナーは,他でもないデーモンでした・・・。


・・・ということで,久々に血湧き肉躍るF1を見ることが出来て,嬉しい限りです。
やはりF1には欧州ラウンドが似合います・・・。
次戦は,地中海の宝石,コート・ダジュールの紺碧の海に面したモンテカルロ市街地,モナコGPです。
欧州が最も美しいと言われる5月(勿論,そんな季節に行ったことはありませんが・・・),ラウンドの白眉とも言うべきモナコでのGPは,否が応でも胸が高まる思いです。
去年のような可夢偉の走りを期待するな・・・とは思いつつも,期待したくなりますし,全力で応援したいとも思います・・・。


・・・で,優勝と車椅子の闘将フランク翁の誕生日に沸くウィリアムズのピットで爆発事故があった模様で,噂では機材の殆どが焼け,31人が負傷したと聞きます・・・。
他チームから,次戦以降機材の提供の申し出があったそうです・・・。
大事にならなければ良いのですが・・・。
でも,ここはベネズエラの俊秀マルドナードを祝福して1曲貼らせていただきます。
母国の演奏家によるものですが,これがまた滅法素晴らしい・・・。

A. Ginastera: Malambo, Simon Bolivar YO, Dudamel


お宝ゲット~

2012年05月01日 20時51分57秒 | 車&モータースポーツ

久々にヤフオクで落札。
1,000円ちょいだから,良い買い物かと・・・。、


トヨタTF103(1/43)。
前年2002年のF1豪州GPにて初参戦・初入賞したトヨタが,翌年開発したマシンである。
チーフデザイナーは,ミナルディやレイトンハウス,そしてフェラーリにも在籍したグスタフ・ブルナー。
我が国からは高橋敬三が加わり,エンジンRVX-03はルカ・マルモリーニ(現フェラーリ)によって改造された。
赤と白というナショナルカラー による流れるようなラインは,トヨタF1の基調であるが,このマシンも美しくきまっている。


ドライバーは,リジェ(後のプロスト)やBARホンダで活躍し,マクラーレンのテストドライバーも務めたオリビエ・パニス(仏)。
96年のモナコGPウィナーでもある。
ラテン系らしからぬ(失礼!)ステディな走りが身上で,この年も加仏独のレースで入賞を果たした。
トヨタが表彰台を狙う力を付けるのは2005年シーズン以降であるが,それは開発・テストドライバー(引退後)としてのパニスの力が大きかったからでは・・・と思われる。


・・・ということで,1/43のトヨタのマシンは,最初のTF102からTF106までの5台が揃った。
後はTF107~109の3台であるが,最後の年のTF109は手に入らないだろう。
特にラスト2戦で小林可夢偉が乗ったマシンは,プレミアムプライスが付いているようだ・・・。
今となっては,3年前に買っておくべきだったと,後悔することしきりである・・・。
思えば,99年にデーモン・ヒル(英,62,68年のワールドチャンピオンであるグラハム・ヒルの息子。96年ワールドチャンピオン)というご贔屓ドライバーに引退され,思い入れのできるF1を失った私にとって,和製スクーデリアを応援した02~09のシーズンは,デーモンを応援した92~96(特に93)シーズン同様,幸福な時であったと思う・・・。
今となっては,あまりに大きな喪失感を味わいながらの3シーズン目を迎えているのだが・・・。
キーボードで大きさを比較。パッケージのチェッカー模様が褪色している・・・。流れるようなライン。ジェット戦闘機やF1マシンには機能美が横溢している。被写界深度が甘いのは毎度毎度・・・。コンデジのせい・・・と言っているうちは進歩せんな。
日記@BlogRanking


車離れ・・・

2012年04月07日 21時53分54秒 | 車&モータースポーツ

若者の活字離れが叫ばれて等しいが,最近はそれにましてコミック離れ,そして車離れなのだそうだ。
言ってしまえば,ネットの普及により家にいながらにしていろいろと楽しめるので,人との交流は厄介であり,況してや維持費のかかる車持つ必要性は無いということなのだろう・・・。


私が普通自動車免許(今は中型免許か)を取得したのは20代前半の学生時代の終わり頃であったが,当時友人達の話題の中心はやはり第1が車であり,バイクと野球と相撲の話題がそれに続いた(ONや先代貴乃花の相次ぐ引退が理由と思われる)。
で,どれも私にとっては縁の薄い話題ばかりで,なかなか別の話題にもっていくのがしんどかった記憶がある。
尤も,免許を取ったら車が欲しくなり,話題には付いていけるようになったものの,自分の自由になる車を手に入れるのは,それから数年を要した。


時はまさに空前のバブル景気に沸いていた。
自動車業界は,ラグジュアリースポーツともいうべきソアラがフルモデルチェンジとなり,ラヴェルの「ボレロ」を使ったCFが当たったプレリュードが,これまたフルモデルチェンジとなり,友達の付き合いで入ったディーラーは,若者でごった返していた(後にも先にも,こんな混んでいるディーラーはこの時だけだ)。
以前も書いたが,中古の86をようやく手に入れ,多大なる苦労をして(爆)助手席におねいさんを乗せて,
「これ,何て車??」
と聞かれ,
「ソアラじゃないの?」
とか,
「プレリュードかインテグラがいい」
とか,言われていた時代である。
今考えると,極めて莫迦莫迦しい話だが,若者が車好きだったことを端的に示す良き時代のエピソードでもある。
時を同じくしてF1の中継が始まり,初の邦人レギュラードライバーである中嶋悟が活躍し始めていた。
まさに,車が若者の文化として形成されていった時代でもあった。


月日は流れ,当時の若者はおっさんになり,名実共におやじとなった。
車の流行も大きく変わった。
居住空間を犠牲にしてスタイルを重視したスポーツカーは次々と市場から姿を消し,低燃費かつ廉価なコンパクトカーやエコカーが主流となった(その前にRVブームというのもあったが)。
若者の多くも軽やコンパクトカーに乗っているという話を聞いて久しい。
そして,ネット社会の形成と共に,若者は完全に車から興味を失っていったのだろう・・・。


私なんか,子どもの頃からありとあらゆる乗り物が好きで,路線バスからスペースシャトルまで,いろいろと興味を持ったものである(もとい,2輪だけは何故か世の中の流行に背を向けて填らなかった。当時家族で自動二輪の免許無いのは私だけだった)。
男だったら,時速300km超のレーシングカーとか銀翼輝くジェット機とかに心を弾ませるものでは・・・とずっと思ってきたが,どうやらそういう時代は過去のことらしい・・・。
個人的には,残念極まりない話である。
免許が無くて,自分で動かすことが出来ないからこそ,夢は広がるというものだ。
私が子どもの頃接した乗り物は,そうした夢や憧れの対象だったし,今尚スケールもののプラモデルを組んだり鉄道模型を集めたりするのは,未だに精神が子ども並みだからでもあるが,そこに何らかの夢を強烈に投射させているからでもあろう・・・。


・・・ということで,今日も給油に行くついでに,ついつい模型屋に立ち寄って数百円散財してしまった・・・。
子どもでもしないような買い物をしてしまい,家に入る時は模型店の袋を堂々と出して入れぬ私である・・・。
怪しげな映像媒介では・・・と勘ぐられるかもしれないが,こうした謂わば「男のロマン」のようなものは所詮理解しがたいものなのかもしれない・・・。
ま,随分と安上がりなロマンではあるのだが・・・。
日記@BlogRanking


F1GP,2012-Rd1豪州GP

2012年03月18日 19時36分22秒 | 車&モータースポーツ

今,後追い再生して見終わりました。
しかし,予想通り英独銀の矢マクラーレンが来ましたね。
個人的には大いに気に入らないところですが,6位スタートのベッテルが辛くも2位に入ったことがせめてもの救いでしょうか・・・。
バトンの今日の走りは完全に横綱相撲で,全く付け入る隙が無かったです。
おまけに,ジェシカを含めたバトンファミリーを何度も映すし(ジェシカなんて10回くらい出たのでは?),銀の矢が好きではない私としては,不本意な結果となってしまいました・・・。
赤馬の凋落は,アロンソを持ってしてもどうにもならないのでしょうか・・・。
Q2でノックアウトでもシングルリザルトを得るのはさすがですが,ほぼルーキーのマルドナードに,終盤かなり追い詰められていましたし,マッサに至ってはなにをか況んやです・・・。
ルノー(あれをロータスとはどうしても呼びたくない)は仕上がりの良いところを見せ,Q1で落ちたライコネンも復帰第一戦でまずまずの位置をゲット。
面白い存在となりそうです。
そのルノーの心臓を15年ぶりで身に付けたウィリアムズも,さすが老舗。
最終ラップで縁石乗ってずっこけたマルドナードは残念でしたが,これも上位を攪乱してくれる存在になると面白くなることでしょう。
伊太利赤牛トロロッソと印度力は,昨年の速さを失ってしまったのでしょうか。
昨年同様,今から巻き返してくるのかどうか・・・。
今の時点では,ザウバーの方が仕上がっている感じでした・・・。


で,そのザウバーの可夢偉くんですが,予選13位という不本意な位置からスタート直後の混乱を辛くも切り抜け(リアウィングの右垂直安定板がぷらぷらしていたのに,よくぞ走り切った!!)入賞圏に車を導いたのはさすがです。
9位は堅いか・・・と思いきや,最終ラップでのマルドナードの単独スピン(たれたタイヤで縁石乗ったからか??)と相棒ペレスの失速(1ストップで,しかもオプションでロングスティントは,いくらタイヤに優しいザウバーでも無理でしょう・・・),そしてロズベルグJrの謎の失速は,粘り強く走ったことと果敢に攻めたことへのご褒美でしょう・・・。
ペレスは最後尾の22位スタートだったことを考えると,上出来でしょう。
ま,1ストップ作戦はギャンブルでしたが・・・。
・・・にしても,昨年黄緑だったヘルメットのカラーリングが,可夢偉同様フロント部分に赤が入ったので,益々可夢偉と見分けが付きにくくなりました。
最終ラップでライコネンに躱されたのは,解説陣と同様私も可夢偉かと思いました・・・。で,結局どこで可夢偉がペレスを抜いたのか分からず終い・・・。


・・・ということで,昨年私が見に行った日本GP以来バトンが勝ってしまい,あまり気分は良くないのですが(ファンの方には申し訳ない・・・),可夢偉の粘り強い走りに満足です。
序盤,各コンストラクターのマシンの熟成が進まない時期や,重馬場等の荒れたレースでは,是非上位勢を食うようなレースをして欲しいものです。
今日も赤馬をずばりと抜くシーンなど,久々に痺れました・・・。


次回は極東連戦なので,今週末にマレーシアのセパンですね。
タイトな1コーナーの次には狭いS字,バックストレートの果てにある最終コーナーもタイトで,混乱が予想されます。
次戦も可夢偉の走りに注目したいと思います・・・。

それにしても川井ちゃん,このサーキットの最初のウィナーであるデーモンを見て,
「老けましたね」
って,あーた同じ年じゃないのかい・・・。
確かにデーモンは頭真っ白だったけどさ・・・。
日記@BlogRanking

 


お楽しみの始まりだ・・・

2012年03月15日 21時01分43秒 | 車&モータースポーツ

いよいよ明日,メルボルンのアルバートパークにて今期のF1GPが始まります。
以前ほどの渇迎感は無いものの,FISCOで行われた日本GP以来のファンとしては,やはり心嬉しいものがあります。
何故私ごときがF1に萌えるのか,ちょっと考えてみたい・・・というか,随分昔に書いた雑文を載せてみたいと思います。


以前,「ウィニング・ラン」(82)というレース・シーンのオムニバスのような映画がありました。
曲を矢沢永吉が提供したからかどうか,当時のヤンキーや族兄ちゃんたちが結構見に来ていました。
つまり,今以上にレース=スピード狂=暴走族=不良みたいな図式があって,モーター・スポーツというジャンルに対して,「あんなものスポーツではない(速いマシンに乗った奴が勝つ)。」という考えをする方が多いのではないでしょうか。
現に私の母がその典型で,日曜深夜に録画したF1のVTRを翌日再生しているのを見て,まさに上記の言葉を,そのまま私に投げかけたものです。
ただ,状況が微妙に変わってきたのは,1987年からでしょうか。
エンジンサプライヤーとしてのHONDAの躍進と日本人ドライバー中島悟のフル参戦,さらにはフジTVによる全線中継の開始,そして何よりもHONDAとCX(というか古舘伊知郎)が,まるでF1の代名詞のように前面に押し出した,甘いマスクのアイルトン・セナの存在が大きかったことは事実でしょう。
つまり,海の向こうの遠い存在だったF1が急に身近な,手の届くところに来てしまった,とでも言えばよいのでしょうか。そう,まるで芸能界のように・・・。世の女性たちは,ジャニーズの芸人たちよりちょっと大人の「セナ様」に憧れ,セナをイメージ・キャラクターにしたHONDAは,「クイント・インテグラ」だの「プレリュード」だのといった流線型の2ドアクーペを売りまくりました。
しかし,熱しやすく冷めやすい日本人のこと。
91年のバブル崩壊により,多くの日本企業がF1から退き(当時F1のスポンサーだった企業を列記すると,三越,Canon,Akai,Pioneer,カルビー,レイトンハウス,FUJI FILM,Epson,日本信販等々錚々たる名が・・),中島悟が引退。
さらには94年サン・マリノGPにおけるアイルトン・セナの事故死が拍車をかけ,浮動的な(露骨に言えばミーハーな)ファンは,前年開幕のJリーグへ大量に移っていったのです。
「まだF1なんて見てんの?」という言葉を私は何度も耳にしましたが,その裏には「あんなもん,今流行んねーんだぞ」が,あるわけでして,「全米ヒットチャート○週連続1位」とか「アカデミー賞○部門独占」とかいうマスコミの操作に簡単に踊らされる,日本人の体質が躍如としているように思われてなりません。
ま,それはどうでも良いこと・・。


では,何で今敢えてF1なのか?
まず第1にF1はかっこいい(笑)。
スポーツの世界で,限界に挑むアスリートたちの姿は美しいです。
例えば,航空自衛隊のF15のパイロットたち(通称イーグル・ドライバー)がスクランブルのために控えるアラートを撮影した映像を見たことがありますが,彼らの表情は皆一様に緊張感のみなぎったきりっとしたものでした。
極限のスピードで,肉体と精神と頭脳をも酷使するという点ではF1のドライバー(こちらはF1パイロットと呼ぶ)と何ら変わりがありません。
さらにF1マシンは,コンストラクターとエンジンサプライヤーがハイテクノロジーの粋を集大成させたものですから,戦闘機同様に,研ぎすまされた魅力的なフォルムをしています。


そして第2にF1は格調が高い(爆)。
カーレースの発祥の一つは,言うなれば貴族の娯楽です。
世界三大カーレースの一つ,F1モナコGPをご覧になれば,むべなるかなです。
つまり,ヨーロッパの伝統と格調を感じさせるものであり,絵画や音楽,映画と同様,ヨーロッパの豊かな香りを感じさせてくれるものと言えると思います。


そして第3に,世界に通用する日本人ドライバーの存在です。
今季も,BMWザウバーチームより参戦する小林可夢偉の走りに大注目です。
以前HONDAから参戦した佐藤琢磨も,世界に通用するドライバーでしたが,可夢偉はアグレッシブなファイターでありながら,冷静なレース分析とリスクマネージメントができるクレバーなドライバーだと思います。
昨年のモナコやモントリオールで,上位を走る見事な走りを披露し,リーマンショックによる和製コンストラクターの相次ぐ撤退後の「思い入れの出来るF1」を具現化してくれたのはまさしく可夢偉でした。
そしてトヨタの忘れ形見とも言うべき存在ですので・・・。


・・・という訳で,明日のFP1から録画するかどうか・・・。
緊張と興奮,そしてお楽しみの始まりです。
日記@BlogRanking


もう1つの開幕

2012年02月28日 20時58分04秒 | 車&モータースポーツ

F1の開幕戦,シドニーのアルバートパークでの豪州GPが迫っている。
私にとって待ち遠しいプロ野球の開幕戦よりも2週間ほど早く,3/18が決勝である。
和製コンストラクターの相次ぐ撤退と,思い入れのできるドライバーの引退・下位チーム移籍で,以前のような渇迎感は無いが,楽しみであることに変わりはない。


今年は,レギュレーションや技術的な問題以外でも,結構見るべきところがあると思う。
まず,どう見ても格好良いとは思われないあのマシンが果たして速いかどうか・・・という点である。
過去を顧みると,やはりチャンピオンマシンには格好良さと強さのオーラがあった。
フェラーリ312T2とかマクラーレンM23・M26といった70年代のものは勿論,ハイテク武装されたウィリアムズFW14B・同15Cなんて,今見ても最高に格好良いと思う。
ハイノーズ+吊り下げ式ウイングのFW18も同様である。
そう考えたとき,お世辞にも格好良いとは言えない今年のマシンは,本当に速いのかどうか,楽しみである。


次に,赤牛の優位は変わらないと言われるが,エンジニアリングに長けたマクラーレンが大いに巻き返しそうな気がする。
私はこのチームが好きではないが,バトンとハミルトンという2人のドライバーは強力である。
特にエンジンパワーがものを言う欧州のオールドコース(スパとかモンツァとか)では無類の早さを発揮しそうな気がする。
また,赤馬は名門の矜持にかけても意地を見せそうな気がする。
アロンソが現役最強のドライバーであることに異論はないし,マッサも意地を見せてくれることを期待したい。
基本的にラテン系のチームは贔屓ではないが,赤馬ら戦闘力が有ればGPシーンも盛り上がるというものだ・・・。


そして中段勢。
我が可夢偉のザウバー,フォースインディア,トロ・ロッソといったところに,ライコネンが復帰するルノー(どうしても私はこれをロータスと認めたくない・・・) も絡むのではないだろうか・・・。
そして,15年ぶりにルノーの心臓を得るウィリアムズ
かつての名門凋落に,車椅子の闘将フランクの苦悩が濃いシーズンが続いたが,今年はどうだろう・・・。
ウィリアムズ・ルノー・・・懐かしい響きである。
90年代中期を席巻した名門の栄光の数々が鮮明に蘇ってくる。
ドライバーはブルーノ・セナ。
偉大なる(でも私は好きではなかった)アイルトンの甥であるが,アイルトンがその短い生涯を終えたのもウィリアムズ・ルノーのマシンだった・・・。
そういえば,セナの映画のBDが発売となるらしい。
英国では至って評判が高い作品のようだが,4度のチャンピオンに輝くアラン・プロストは,この作品を見る気は無いと語ったそうだ。
そりゃそうだろう。
セナが主役で,純粋極まりないキャラクターとして設定されているならば,プロストは政治力と権謀術数を駆使する悪役として設定されているから・・・。
私も,セナ賛美に終始するような作品であるならば,見る気は無い・・・。
勿論,プロストのファンだった訳ではないが・・・。


3月のシドニーは,秋晴れの好天が期待できそうである。
CXの地上波中継が無くなったのが極めて残念であるが,BSの充実を期待したい・・・。
それより,人気凋落のF1にCXが見切りを付けるXdayが近いように思われてならないのだが・・・。


さて,アルバートパークの最初のレースである,96年の開幕戦のビデオ見て寝るか・・・。
・・・にしてもFUJIMIから出ている1/20のFW14BとFW16欲しいぞ・・・。
当然#は赤の5と白の0にするけど・・・。
FW18も出ないかな・・・(無理だろうな・・・売れないし・・・)。
日記@BlogRanking


懐古趣味・・・

2012年02月01日 20時32分22秒 | 車&モータースポーツ

かつて旧サイトで紹介したことがあったのだが,それから随分なるし画像加工もしたので改めて掲載する。


マルボロテキサコマクラーレンM26。
1976年,日本で初めてのF1が開催された年のチャンピオンマシンである。
ドライバーは,故ジェームス・ハント(英)
エアガンで有名になる東京マルイ玩具製の1/28??である。
作ったのはいつだっただろう・・・。
高校生の頃だったかも知れない・・・。
勿論,エアブラシなんて有るはずもなく,すべて手塗りである。
多分グランプリホワイトとモンツァレッドで塗り分けたと思う・・・。
薄みっともない出来だが,過去の所産としてご笑納されたい・・・。
タイヤのGOODYEARのロゴは,白マジックで描いた。
で,何とFA130モーターが組み込まれていて,今でも走る。
サスペンションアームとタイロッドの形が変なのはその為である。
当時は,異常なスーパーカーブームに沸いており,F1人気も徐々に出始めていたと思う。前年のチャンピオンであるニキ・ラウダがニュルブルクリングでクラッシュ炎上して瀕死の重傷を負って奇跡の復活を遂げ(翌年はチャンピオン奪取)たのもこの年である。
南ア出身のジョディ・シェクター(息子のトーマスはどこ行った・・・),フライングスウェードと言われたが病のために夭折したグンナー・ニルソン,ブラジル人初のチャンピオンとなったエマーソン・フィッティパルディ,サイドウェイロニーことロニー・ピーターソン(瑞),そしてイタリア系アメリカ人のマリオ・アンドレッティ,州知事になったカルロス・ロイテマン(亜),ティレル(個人的にはタイレルと呼びたい)やリジェのマシンに高い戦闘力をもたらしたパトリック・デパイユ(仏),あとはジャン=ピエール・ジャリエ(仏),ジョン・ワトソン(英),クレイ・レガツォーニ(瑞西)等々,綺羅星の如きスターたちの競演した時代であった・・・(まだまだいるぞ・・・ヴィットリオ・ブランヴィラ,ジャック・ラフィット,パトリック・タンベイ,トム・プライス,そうそう80年のチャンプとなったアラン・ジョーンズも・・・日本人だと・・・いかん止まらん・・・以下自粛・・・爆)。


・・・と往時を偲びつつ,マルボロかJPSのロングサイズを・・・と,禁煙前ならいくところだが,かわりに12年もののスコッチをいつものハイボールではなくロックで・・・。
ヘルメットサイドに,一応James Huntのロゴが入っている・・・。コスワースV8剥き出し。
サスアームださい。デカール褪色・・・。30年どころじゃないからな・・・
エキパイのエンドは黒く塗って誤魔化した。ピンバイスは高くて買えなかった・・・
日記@BlogRanking


タイヤ交換

2011年12月10日 19時59分02秒 | 車&モータースポーツ

昨日など日中小雪がちらついたし潮時か・・・と思って,今日の午後は年中行事とも言うべきタイヤ交換作業に・・・と予定を決めていた。
午前中は,下の子の授業参観があり,午後1時からは児童館での親子交流会に行き,焼きそばを作って食す(美味だった・・・)。
その後懇談会があり,終わったのは4時を回っていた・・・。
近所の友だちと一緒に帰宅したのが4時半近く。
日暮れの早い東日本故に,宵闇が周囲を覆っていた・・・。


急いで身支度をする。
作業服(つなぎ)の上からボマージャケットを羽織り,下は裏フリース地のオーバーパンツをはく。
手袋は厚手のゴム手の下に軍手を付ける。
防水・防寒は万全だ。
物置から冬タイヤ(どうやら北日本限定の言い方らしい。正しくはスタッドレスタイヤ)を引っ張り出す。
車のラゲッジから,パンタグラフ型ジャッキ(+ハンドル)とL字レンチを出す。
ここ迄も,結構な仕事なのだが,ここからが戦闘開始である。
手順は以下の通り。


①L字レンチでホイールナットを緩める。反時計回りに引っ張り上げても動かないときは,体重を掛けて上から蹴飛ばす。
②車体をジャッキアップする。ハンドルは前輪40回,後輪50回回せばタイヤが地面を離れた。
③ホイールナットを外す。
④夏タイヤを外し,冬タイヤを填める。今の車は初の5穴なので暗がりだとなかなか填らず骨が折れた。
⑤ホイールナットを仮締めする。
⑥ジャッキダウン。
⑦ホイールナットを締める。手で締めて体重をかければOKと言われていたが,ディーラーに緩んでいたと言われたので,利き足を載せて体重をかけることにしている。
①~⑦を4輪分(つまり×4)行う。


⑧取り外した夏タイヤのホイール内側を洗車ブラシで洗い,こびり付いたブレーキダストを洗い流す(ホイール購入時に,内側にクリアラッカーを吹き付けておくことをお薦めする。ブレーキダストの落ちが違う)。
⑨夏タイヤにレザーワックスをかける。いろいろ試したが,一番効くのはアーマーオールhttp://homepage3.nifty.com/fwkh5241/page031.htmlだ。
⑩夏タイヤを乾燥させて,物置にしまう。


完全に日が落ちてしまったので,遺憾ながら⑧~⑩は明日に先送りとなってしまったが,小一時間働いただけで汗だくになった。
若い頃は,相方の車も含めて一気に2台の交換をやったものだが,さすがに近年は1台やっただけでふらふらだ。
明日,気力が有れば相方の車も交換したいが,持ち帰り仕事も有るし,果たしてどうなるか・・・。


・・・で,毎年思うのだが,男性諸氏は彼女や奥様のポイントを上げる絶好の機会と思うので,2,000円浮かしてポイントうpを是非狙って・・・と,大きなお世話様をしてしまう私である・・・。
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ハチロク・・・

2011年11月27日 21時17分36秒 | 車&モータースポーツ

トヨタが富士重工と共同開発した新型のスポーツクーペ(FT-86)の名称が,正式に86(ハチロク)と決定した。
既に富士側はスバルBRZという正式名称を与えており,両社から販売されることになろう。


何とも懐かしい響きを持つ言葉である。
AE86系ユーザーとしては,何とも言えぬ感慨がある。
特に,最近はスポーツクーペ冬の時代と言われ,かつての86や92といったライトウェイトスポーツは勿論,その上のクラスであったシルビアとかセリカといった往年の名車たちが,次々と生産終了に追い込まれ,つい最近はロータリーエンジン搭載のRX8も,遂にの憂き目に遭うに到ったばかりである。


近年の深刻な不況を反映したのか,21世紀に入って売れるのはFitに代表されるコンパクトカーやハイブリッド方式のエコカーばかりで,省エネ時代の反逆者ともいうべきスポーツカー(特にクーペ)は市場から姿を消しつつあっただけに,今回の公式発表は嬉しい限りである。
私はかつて若い頃,スポーツクーペを2台乗り継いだ。
ホンダがF1で黄金時代を築いた頃で,二台目・三台目プレリュードやインテグラ(初代はクイントインテグラか)といったラグジュアリー色の強いホンダ車が人気を集めていた。やがて80年代終わり頃に,日産がプレリュード撃墜を標榜して送り込んだのがノッチバッククーペのシルビアであり(ハッチバックは180SX),86系は世相を反映してFFとなり(AE92),1.6Lクラスのライトウェイトスポーツの中でも86は貴重な存在となっていた・・・(と私は思っていた)。
尤も,当時のおねいさん方に知名度は全く無く,苦労して(笑)助手席にご招待した時など,「これ何て車?」
と聞かれるのが関の山であり,
「好きな車は?」
と聞くと,
「ソアラ」
若しくは,
「プレリュードかインテグラ」
といった答えが帰って来たのも,この時代であった。
とにかく小さくて軽くてよく回るし,エンジンの吹け上がりも抜群。
低ギアのトルクが太く,とにかく3速でがっちり引っ張り上げることができた。
1時間運転すると飽きる私に,走ることの楽しさを教えてくれた車でもある。


だいたいスポーツカーなどというものは,快適な居住性を犠牲にして機能的な美しさを追求したものであるのだから,狭いとかたくさん乗れないといったことは端から分かりきったことであり,そうしたものを求めるのなら,ミニバンなり1ボックスに乗れば良いのである。
私としては,とにかく走ることが楽しかったあの時代を思い出させてくれるようなスポーツカーの復活は喜ばしい限りである。
2Lのエンジン(D4S)は富士のお家芸である水平対向にトヨタ得意の直噴技術を合わせたもののようだ。
ヨタ8や2000GTといった往年の名車も水平対向であったことを考えると,やはり低重心による高速安定性を図ったということか。
全幅は1775mmと,かなり幅広な印象(今の私の愛車より3cm広い)である。
5ナンバー車が一律基準ぎりぎりの1690mmであるのに比べると8cmも長いことになる。
タイヤは215/40 R18 / 225/40 R18(前/後)ということなので,かなりでかくて扁平。
買い換えの際は,高く付くだろう・・・。


・・・ということで,未だ車を乗り換えるタイミングではないのだが,ついつい誘惑に駆られる。
ま,今乗っている4駆のワゴンとは全くコンセプトが違うし,雪道には合わないのだが・・・。
日記@BlogRanking