goo blog サービス終了のお知らせ 

koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

W杯,もう一つの戦い・・・

2010年07月01日 21時26分47秒 | 時事問題,ニュース

WC(トイレじゃないよ)開催中の南アで,別の戦いがあったようだ。
何でも北朝鮮大使がトイレに立った韓国大使の腕をつかみ,
「こうしたやり方をするなら,我々もただで済まさない」
なることを言ったらしい。
こうしたやり方とは,先の韓国哨戒艇沈没(韓国側声明では当然撃沈)を受けた韓国政府が,対北外交戦を行ったことを指すことは間違いない。
腕をつかんで恫喝するとは,とんでもない話である・・・。


勿論私は共産主義と資本主義のいずれが良いなどという短絡論を述べるつもりなど無く,単に国際スポーツの場に政治を持ち込んだ非常識な輩に憤っただけである。
2000年のシドニー五輪において,南北朝鮮の選手団が一緒に入場行進をしたことで,南北融和・雪解け間近・・・などとマスコミが煽ったりしたことがあったが,やはり根が深いというか,東西大国の勝手な思惑とご都合によって南北に分断された民族の不幸と悲劇を思わざるにはいられない。
思えば東西ヴェトナム統一(これは共産主義の勝利だったが)から35年,あり得ないと確信していた東西ドイツ統一から20年がたつ。
その間,半島情勢はシドニー五輪の一件を除くと緊張が高まる一方だったように思われる。国際世論で孤立を深める北だが,最終兵器をちらつかせての恫喝外交を展開してくるので,なかなか融和が進まないというのが現状であろう。
今後のことを考えると,暗澹たる気持ちになるのは私だけだろうか・・・。


初の開催となるF1韓国GPの有無が取り沙汰されたことがあった。
上記の哨戒艇事件の直後のことだが,朝鮮半島に緊張が走り,一触即発の状況でのF1開催などとんでもない,というのが理由である。
スポーツが政治に左右されるというのは実にナンセンス極まりないが,戦争が始まったらF1どころではないのだから,問題は深刻である・・・。
同じアジアの隣国のこと故に,対岸の火事では済まされないものがある・・・。


因みに,南アと北朝鮮は98年に修好したとのことだ。
アフリカには北と国交を持つ国が多いようだが,そのうちケニアやモロッコなどが北球団声明を発したそうである・・・。
日記@BlogRanking


飲み放禁止令・・・

2010年06月22日 20時13分50秒 | 時事問題,ニュース

最近の飲み会は専ら固定料金の「飲み放題(通称飲み放)」が多い。
私のような酒好きにとっては実に有り難いシステムである。
だいたい酒肴7~8品で3,000円~4,000円というパターンが多いのだが,2時間半飲み放2,500円という全国チェーンの居酒屋も有った(結構旨いんだ,これが・・・)くらいだ。先日入ったところなど,オンライン予約特典で500円割引で2時間半飲み放3,000円で,カクテル系のバリエーションが数十種(勿論生中もOK)という凄まじさだった・・・。
飲み放の唯一のネックは,日本酒のラインナップが貧弱であることぐらいだろうか・・・。
時々別注することも有る・・・(不経済ではあるが・・・)。
また,幹事にとっても飲み放は会計が容易で(上記別注は顰蹙だが),いちいち考えずにどかどかオーダーできるので有り難い限りの代物なのである・・・。


ところが,この「飲み放題」が禁止になるという恐れが有るらしい・・・。
何とWHO(世界保健機構)が先月20日に開いた総会(WHA)で,国家として「(アルコール飲料の)直接的・間接的な割引販売、原価割れ販売および飲み放題均一料,、またはそれ以外の大量販売の禁止または制限」に取り組むべしという項目が盛り込まれたというのだ。何でも「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」の一環であるそうだ・・・。つまり飲み過ぎによる健康被害と泥酔者による器物損壊・暴力・暴行・痴漢,そして飲酒運転といった犯罪の抑止にもなるというのが基本的な考え方らしい・・・。
・・・ということは,飲み放のみならず(洒落にもならん)ディスカウント店での大量販売も禁止ということのようだ・・・。


酒なんて百害あって一利なしだから,止めればいい。
と,以前言われたことがあった(煙草止める前もそう言われたっけ・・・)。
でも,それは一切酒を好まない人から言われたことだから,必然性は無いと思う。
私のような酒好きにとって,禁酒・節酒の国際的展開なんてことが有っては実に困るのである。
じゃ,飲み放止めれば,犯罪や病気が減るのか・・・という論法は無意味であると思う。
金出せば酒は飲めるのだから,飲み放止めても効果はあるまい・・・。
WHOに名を連ねるお歴々たちは皆健康な食生活を送って酒も一切飲まず長生きする人たちばかりなのだろうから,こうした答申が出されるのだろうか・・・。


いずれにしても,今年中に施行・・・なんてことは無いと思うが,由々しき事態である。酒が無くなれば良いのか・・・,という短絡思考だけは止めて欲しいものである。
日記@BlogRanking


新政権に期待無し・・・

2010年06月08日 21時41分45秒 | 時事問題,ニュース

新内閣が発足した。
某自民党内閣と違って「二世」(「世襲」といった方が正確か?)議員が居ないのが特徴である。
加えて東京都出身の久々の首相でもあるらしい。
しかも都下出身だそうだ。
サラリーマン経験者でもあるし,庶民の感覚が分かる首相であって欲しいと思う。
尤も,菅直人というと私は平成8年前半の病原大腸菌O157が騒がれているとき,カイワレの大食いパフォーマンスしか記憶に無いのだが・・・。
以来14年,ようやく有り難くもない国家元首の席が回ってきたということか・・・。


昨年9月の衆院選での自民大敗と民主党鳩山内閣発足について,民主党を国民が選択したというより,失態を繰り返す自民党政権に対する国民審判であると以前述べた。
だから,望まれての政権掌握ではなく,前任がなまくらだったが故にNo.2がそのまま繰り上がったというのが実態であろう。
それが故に,自民党政権のような失敗が許されないという厳しい状況にあったのだが・・・。


同じような失態を演じた民主党を果たして国民は支持するのだろうか。
例えば,鳩山政権のアキレス腱ともなった普天間問題は棚上げになった格好だが,勿論政権が変わったからといって解決に向かったわけではない。
新政権としては,日米合意に基づき辺野古沖移設を提唱するのだろうが,地域住民の合意が得られるかどうか分からない。
前政権同様,民主党のアキレス腱になりかねない問題である。


来るべき参院選,民主党はどう戦うのだろう。
野党となった自民党がどう巻き返してくるのだろうか・・・。
そして脱小沢色こそ新内閣に求められていることらしいが,参院選である程度の目に見える成果を残さないと連立が崩れる可能性が大だと思う。
ただ,自民党としてもできれば支持率を失った状態の鳩山政権下で総選挙に臨みたかったのではないだろうか・・・。
そうした意味でも選挙を控えたこの時期に,鳩山前総理は身を挺して民主党を守ったということになるのかもしれない・・・(投げ出したのが真相だろうが)。
・・・で,マニフェストである。
国民の機嫌取りのような前政権の二番煎じは要らない。
景気回復と福祉の充実,誤った教育行政の是正等に明確なビジョンを打ち出して欲しいものだ。
私自身,民主党を支持するものではないが,政界の混迷はもうたくさんである。
頼むから時代の徒花となった非自民連立政権(そして自民党待望論なるものまで誘引し,鉄面皮の長期政権を生むに至った)の二の舞は御免である・・・。


自販機王国

2010年06月07日 20時42分41秒 | 時事問題,ニュース

海外にはほとんど無いのに,日本にはどんな寒村にもあるものは何でしょう??
答えは自販機です。
以前仕事の都合で過疎化の進む県南部の町に住んだときも,住居の近くにいくらでも自販機はありました・・・。
海外では(といっても私の海外体験は無いに等しいのですが)ほとんど見た記憶が無く,パリ郊外(といっても市内でしたが)ホテルで一度たばこの自販機を見た記憶しか有りません。
初の欧州体験だったロンドンに降り立った時,下町とも言うべきハマースミスなる街角でたばこ買おうとしたら自販機が見あたらず,街頭のスタンドでロングサイズのロスマンズ(丁度ウィリアムズルノーが最強で,ロスマンズがメインスポンサーだった時代)を求めた記憶があります・・・(禁煙して8年目突入ですが)。
いかに我が国が自販機大国であるかが分かるというものです・・・。


たばこが値上げして久しいですが,缶入り清涼飲料水が120円になったのはいつからだったでしょう・・・。
110円になったのが平成初頭だったと思うのですが・・・。
ですから,ついつい100円の自販機をチェックしていたりします。
たかが20円とはいえ安い方が良いに決まっていますし,10円玉2枚用意せずに済みますし・・・。


ところが何とデフレが進んで,ペットボトル100円,缶80円の自販機があるのだそうですね。
こちらだそうですが,その名もツーダウンとは恐れ入りました。
オリジナルブランドのようですが,現在の阪神地区と東京のみならず東日本全域への進出もあり得るかもしれません。
自販機自体の売り上げは90年代をピークに落ちているそうです。
原因の1つにコンビニの躍進が挙げられるようですが(そりゃ自販機より安いに決まっている),大手スーパーも深夜営業するようになり(我が家の近くは22時から23時で終わりますが),ペットボトル飲料が100円以下で売られているのでは自販機のメリットはありません。
そうした中でツーダウンは確実に業績を伸ばしているということで,大手ブランドの商品も混在させた結果,他の自販機の3~5倍は売れているらしいです。
かつて,安い飲料の自販機は有るには有ったのですが(yellow boxなる黄色い自販機が我が町にも一時期有りました),ブランドバリューやコンビニに負けたのかとんと見かけなくなりました。
そうした中で,上記メーカーが参入してくる可能性は有ると思います。
ま,一消費者としてはデフレによる価格破壊はとりあえず歓迎です。
ただ,メーカー側にとっては由々しき事態なのでしょうね・・・。
日記@BlogRanking

 


どこも違わんよ・・・

2010年06月02日 20時48分41秒 | 時事問題,ニュース

いやー,辺野古移設でやばいとは思ったのですが,こんなに早くですか・・・。
1年周期で政権を投げ出した自民党政権(安倍-福田)と何ら変わりはありません・・・。
別に民主党政権を支持するつもりはないし,期待するつもりも全く有りませんでしたが,それなりにマニフェストを実行してある程度の国民の支持を取るぐらい有りか・・・と思った私が甘かったということでしょう・・・。
まあなぁ・・・前にも言いましたけど,次の総選挙で大敗なんかしたら,ますます政局がぐちゃぐちゃになるんでは・・・と危惧していたところ,その前に放り投げちゃいました・・・。
考えてみたら,鳩山も小沢も元自民党なんだから,同じように国民の支持を得られず,同じように投げ出しても当然か・・・。
政界の安定を期待した私が大甘でした・・・。


2日前の社民党の連立離脱が止めを刺したのか,辺野古移設でにっちもさっちもいかなくなったからなのか(両方か),今回もまた徒花のような連立内閣でございました・・・。
どうするんだろう,これから・・・(他人事じゃないけど・・・)
日記@BlogRanking


壮挙!!

2010年05月25日 20時30分14秒 | 時事問題,ニュース

自動車業界の不況が叫ばれて久しい。
昨年秋には私にとって最大の痛恨事であるTOYOTAのF1撤退が有り,しばらくショックから立ち直れなかったくらいだ(何せ小林可夢偉が見事な走りで,エースのヤルノ・トゥルーリと共にW入賞したアブダビGPのたった2日後だ・・・)。
ホンダの撤退はそれよりも1シーズン前,次のマシーンもできつつあったその前年の暮れのことだった・・・。
本来モータースポーツなど,利益が全く還元されないものであり,F1など大橋巨泉をしてこの世に不要のものと言わしめたらしいが,利潤の追求や市場への還元がモータースポーツの本質ではないことは以前述べた。
BSも今年限りでF1から撤退するし,何とも不景気な自動車業界であるが,少しばかり明るい話題を見つけた。


以前拙サイトで述べたが,ファンとかユーザーの方には申し訳ないが,私はホンダというメーカーが好きではない。
マクラーレンが嫌いになったのはホンダとのタッグの後だったし,アイルトン。・セナが好きではない私としては,ホンダ-CX-セナ-古舘という路線がどうしても好きになれなかった。
また,私の若い頃のトレンドはホンダ車だった。
イメージ戦略が極めて上手いメーカーだけに,若者のホンダ・スポーツカーのホンダ・F1のホンダというイメージは,80年代中期のF1での成功とセナの活躍,そしてプレリュードにインテグラ(初期はクィントインテグラ)というトレンドカー戦略の成功によって揺るぎないものとなった・・・(そのホンダが,fitの成功によりコンパクトカーのホンダとカメレオンの如くイメージチェンジに成功したのは,皮肉ではなく見事と言うより他はない)。


世の流行に背を向ける天の邪鬼を標榜する私が,こうしたものに飛びつく筈はない・・・。
だから私はこのメーカーが未だに好きではないのだが,今回だけは例外で賞賛したい。
何と前々からホンダが開発中だった航空機が,遂に初飛行の運びとなったのである。
意外に知られていないことであるが,航空機の開発はホンダの悲願でもあった。
創始者の本田宗一郎が,戦後エンジニアリングを志すきっかけとなった一つに,戦時中何の苦もなく高々度を飛行し,成層圏から爆撃をするB29を見たことが言われている。
加速性や旋回性に勝る我が国の戦闘機が高々度に上がるのにあっぷあっぷしていた時期のことである。
プロペラの自動切削を行っていた30代だった宗一郎は,あれに勝るエンジンを何としても作りたい・・・と思ったことだろう。
その悲願が,来年で没後20年という節目にようやく実現されることとなった。
新開発のホンダジェットは,8~9人乗りの小型のジェット機で,おそらく自家用機やビジネスジェットとして使用されることになるのだろうが,国産初のジェット旅客機を開発中である三菱とともに快挙として讃えたいと思う。
正直言って,不況を極める自動車産業への対抗策にはならないだろう。
むしろ利潤を考えると,焼け石に水となる可能性の方が遥かに高いと思われる。
しかし大空を翔る夢とか地上最速に賭けるロマンといったものは,金では購えぬ普遍的価値を持ちうるものと思いたい・・・。


ま,不満を言うならば,航空機開発をする予算が有るならF1を切り捨てて欲しくなかった・・・という点のみだが・・・。
日記@BlogRanking


打ち切りか・・・

2010年04月21日 20時31分19秒 | 時事問題,ニュース
映画にはシリーズものがある。
例えば「スターウォーズ」は,制作順にエピソード4-5-6-1-2-3と続いてきたし(原作はもっともっと長い),私のお気に入りである「ピンクパンサー」は,第一作の「ピンクの豹」に始まって,「暗闇でどっきり」-「ピンクパンサー2」-「同3」-「同4」-「同X」-「同5-クルーゾーは2度死ぬ」-「ピンクパンサーの息子」と続いてきた(スティーヴ・マーティン主演のものは現時点で2作)。
そういえば,ピーター・セラーズ主演ではない「クルーゾー警部」という番外編も有った・・・。
TV映画が元である「スタートレック」の劇場シリーズは,現時点で11作を数える(私はTNGメンバーのものは見ていないので,Vまでしか見ていないことになる)。
しかし,何と言ってもシリーズものの王道というか,代名詞となっているのは007シリーズであろう。


大戦中に英国情報部に所属したというイアン・フレミングの原作を元に(フレミング没後はロバート・マーカムやジョン・ガードナー等の作家が引き継いだ),第一作の「ドクター・ノオ」(62)に始まり,最新の「慰めの報酬」まで現時点で22作が制作された。
初代ジェームス・ボンドを演じたショーン・コネリー以来,ジョージ・レーゼンビー,ロジャームーア,ティモシー・ダルトン,ピアーズ・ブロズナン,ダニエル・クレイグといった英国人俳優たちが個性を競ってきた(厳密にはコネリーはスコティナーで,ブロズナンはアイリッシュか??)
70~80年代は荒唐無稽な(つまり有り得ない)設定が多くなり,それを避難する向きも多かったが,個人的には突っ込みどころ満載ながらこのシリーズが大のお気に入りで,番外編の怪作ともいうべきピーター・セラーズがボンドに扮した「カジノ・ロワイヤル」も含めて,20作目の「ダイ・アナザー・デイ」まですべてを見てきた。
さすがに最新のダニエル・クレイグ主演による2作(「カジノ・ロワイヤル」と「慰めの報酬」)は見ていないが,いずれ見ようと思っている・・・。


ところが一昨日,23作目である「ボンド23(仮)」が来年若しくは再来年に公開される予定で居たのだが,突然無期限延期というニュースが入った。
原因は,MGMの経営難である。
映画業界も深刻な不況に苛まれており,制作費のかかるアクション大作は見送りということのようだ。
尤も,撮影技術の長足の進歩により,今更007シリーズなんて見なくても・・・という声は巷でも良く聞かれるようだ。
しかし,小粋でスマートで,そしてタフで女に甘くもてまくりのボンドは,何と言っても男の理想の類型の一つである。
このままシリーズ打ち切りとなったら,それこそ青天の霹靂である。
何としても制作を再開してほしいものだ・・・。


さて,私が見た20作(「カジノ・ロワイヤル」と「ネバーセイ・ネバーアゲイン」を入れると22作か??)の最高傑作は何だろう・・・。
世評では何と言っても第2作の「ロシアより愛をこめて」であるが,個人的には「二度死ぬ」も「サンダーボール作戦」も良いし,実は駄作の誹りを免れない「ムーン・レイカー」もお気に入りだ・・・。
ついでに「私を愛したスパイ」も・・・。
ということで,今日もぐだぐだと述べてしまった・・・。
・・・で,お気に入りのボンドガールは・・・・・と行こうと思ったが,とんでもない分量になりそうだし,別の話題になりそうなので自粛・・・。
日記@BlogRanking

今日も無し・・・

2010年04月20日 20時51分40秒 | 時事問題,ニュース
明日は市内出張で自分の仕事ができない。
金曜は,仕事を途中で切り上げ,子どもの保育所の役員会。
土曜は出勤して仕事・・・,と息つく暇もない。
今日も終日走り回るように仕事をこなしたが,やらなければならないことが山積している・・・。
明後日提出の書類もできていないので,今日は(も)記事は無し。
明日はエントリできるのだろうか・・・。
日記@BlogRanking

欧州パニック

2010年04月19日 21時29分40秒 | 時事問題,ニュース
欧州の空港が大変なことになっている。
アイスランド南部にあるエイヤフィヤトラ氷河の火山が先月二世紀ぶりに爆発したが,14日に再び大規模な噴火を起こした。
それによって噴き上げられた火山灰は上空11キロに達し,風に乗って16日には欧州北部を広く覆うことになった。
地図を見ると,英国とオランダがほぼ国土の全部,ドイツは北半分,スウェーデンは首都ストックホルムを含む南部,フィンランドもほぼ全域に火山灰が広がっている。


その影響で,欧州便は欠航が相次ぎ,15日は7,000便,翌16日は何と15,000便が欠航という異常な事態の出来となった。
何でも,ロンドン・ヒースロー,パリ・シャルル・ド・ゴール,フランクフルト,アムステルダム・スキポールを欧州四大空港と言うらしいが(私は全く知らなかった・・・),これらがすべて閉鎖。
さらに閉鎖した空港を列記をすると,ダブリン,オスロ,ストックホルム,ブリュッセル,ワルシャワ,ヘルシンキ,コペンハーゲン,タリン・・・等々,相当な数になる。
18日にはスペインとクロアチアの空港が封鎖を解除したが,今日はドイツの空港が再び全面封鎖となり,ポーランドも同様だという・・・。
欧州連合(EU)は,今日はテレビ会議での緊急運輸相理事会を開き,各国の航空管制当局の連携強化などを協議するという。
我が国では,日航がロンドン,パリ,アムステルダム,フランクフルトから成田空港に戻る4便を欠航させることを決定。
関空では足止めを食った待合客のために有料待合室を開放した他,軽食やお菓子,飲料や毛布を用意したという・・・。


はっきり言って私には縁のない話題ではあるのだが,これだけ問題が広がると他人事や対岸の火事では済まされなくなる。
世界的な不況に晒されている航空業界にとっても大打撃だし,あと数週間は噴火が続くとの情報もあり,世界経済への影響は計り知れない。
ついでに,ツインリンク茂木で予定されていたMotoGP延期された。
昨日,中国ではF1が開催されたが,次戦のスペインGP(バルセロナ)は大丈夫なのだろうか・・・。
噂によると,チームはそれぞれプライベートジェットで欧州へ帰還できたというが,上海にはジャンボジェット6機分の機材が山積されているというし,スペインGPキャンセル報道を否定したF1界の最高権威バーニー・エクレストン自身,上海から動けないで居るという話もある。
さらには,シベリア鉄道で帰る案まで有るという・・・。


いずれにしても,噴火が沈静化して欧州の空に活気が戻るのはいつになるのだろう・・・。
文明の利器も自然には到底歯が立たないことが今回も立証されたが,三週間後のバルセロナに,24台のカラフルなマシンが並ぶことを待ちたい・・・。
(ここまで書いて,非常に疲れました・・・。昨日のエントリに対し,実に有難いコメントをいただいていますが,済みません,レスは明日以降にさせていただきたいと思います・・・)
日記@BlogRanking

Tokyo Express

2010年04月16日 21時57分31秒 | 時事問題,ニュース
・・・という言葉をご存知だろうか。
勿論「鉄」の話題ではない。
ひと言で言えば,冷戦時代旧ソ連のウラジオストックから千島列島を経て北海道東岸から本州の太平洋上を海岸線に沿って伊豆諸島付近まで南下するという示威行動と偵察(或いは挑発??)を兼ねたフライトのことである。
同じ曜日(水曜日が多かったらしい)に,同じ航空路で同じ機体で侵入を繰り返していたことから,在日米軍や空自で「東京急行」と呼ばれるようになったという。
使用されたのは,Tu-95(NATOコードは「Bea」)戦略爆撃機で,80年代後半はTU-160(NATOコードは「Blackjack」)も使用されたらしい。


そのルートには,千歳,三沢,松島,百里,入間といった空自の基地が存在するし,三沢と横田には在日米軍も居る。
冷戦たけなわの70年代がピークだったようで,年間200日を越える防空識別圏事案が発生したとも言われ,76年には20回の「東京急行」が識別されているという。
TU-95は二重反転ペラを持つターボプロップエンジン搭載の大型戦爆だが,機首と後部・側部には機関砲座が有り,一戦も辞さじという構えを見て取ることができたそうで,空自や在日米軍のパイロットのフライトは,もの凄い緊張を強いられるものであったことは,想像に難くない。
以前,アイスランド近くの大西洋上でハイビジ塗装の米空軍のF4E2機がTu-95の傍を併行して飛んでいる画像を見たことがあるが,今考えると恐ろしい話である。
もし,いずれかが一発でも撃っていたら・・・。
第三次世界大戦に発展しかねない事案となったかもしれない・・・。


冷戦終結とともに独立した旧ソ連邦諸国の保有するTu-95やTu160はロシア本国に回収されたらしい。
それとともに「東京急行」も消滅したか,と思いきや,プーチン政権下で原油価格の高騰等でロシア経済が持ち直すと,また増加傾向にあるということだ。
3年前にはTu-95が伊豆諸島沖まで来たというし,2年前にも同地で領空侵犯を繰り返したことをロシア外相が認めたらしい。
北方領土問題が棚上げされそうな昨今,実に危ない話である。
我が県で言えば,牡鹿半島沖合をTu-95が金華山をかすめるように飛んでいくのだから,物騒であること極まりない・・・。


Tu-160の生産も再び始まったようだし,北朝鮮問題は言うに及ばず中国艦隊が南西諸島間を横断したニュースも入ってきた昨今,再び冷戦が再燃などということになったらたまらない・・・。
日記@BlogRanking


青海玉樹7.1級地震

2010年04月14日 20時52分47秒 | 時事問題,ニュース
3年前の四川地震の記憶が生々しい中国を,またしても大規模な地震が襲った。
今度は青海省玉樹県のチベット人自治区。
青海というと随分西という印象があるが,所謂西域というと玉門関の西と思ってきたので甘粛省だからもっと北になり,新疆ウィグル自治区の手前(つまりこちらから行くと東)ということになり,青海はその甘粛の南西ということになる。
滅多に見ることのない中国の地図を繙いてみると,今回地震の被害に遭った玉樹県はその青海省の南西,四川とチベット自治区に境を接しているようだ。


玉樹の中心部の航空写真を見てみる。
赤茶色の山塊が周囲を囲む盆地で,いつ頃の撮影なのか山々には雪が積もっている。
標高は最高部で4,800mを越え,町の中心部も3,700mある。
つまり富士山頂と同じ高度という山岳都市ということになる。
二本の幹線が交わるT字路が町の中心のようで,大規模な集合住宅が並んでいた。 人口は約27万。
現時点で犠牲者は400人超,怪我人は1万人を越える。
四川の時も,同様な集合住宅が倒壊したが,今回も同様なのだろう。
9割がチベット族ということで,政府がどう対応するかと思ったが,今のところ人道支援は行われているようだ(当然だ)。


チベット人としては,泣きっ面に蜂だろう。
気の毒を通り越している・・・。
一日も早い復旧を願うしかないが,宮城県沖地震同様また起こる可能性が高いという。
天災だけはどうにもならないが,せめて被害を最小限に抑える防災力を高めるしかあるまい・・・。
日記@BlogRanking

どうしてこうなる・・・

2010年04月11日 21時08分56秒 | 時事問題,ニュース
カティン(カチン)の森事件というのをご存知だろうか。
1939年9月,ドイツのポーランド侵攻により第二次世界大戦が勃発。
同時期にソ連もポーランド東部に侵攻。
これによりポーランドは敗北。
国境付近にいた20万を超えるポーランド人は軍属・民間人を問わず捕虜として,ソ連国内のコゼリスク(十月革命で閉鎖された修道院が収容所となった),オスタシコフ(北10kmのセリゲル湖に浮かぶストルブニイ島にあるニーロフ修道院が収容所となった),スタロビエルスといった諸都市の収容所に収監された。
翌1940年春から夏にかけて,内務人民委員部(NKVD:警察・諜報・刑事の国家機関-KGBの前身)の関係者が捕虜に対して,
「帰国が許されたので,これより西に向かう」
と言ったという。
捕虜たちは喜んだが,「西へ向かう」という言葉は軍隊用語では不吉を表すという。
そして,軍用列車に乗せられた捕虜たちはその通り西へ向かったが,祖国の土を踏んだ者は誰一人いなかった・・・。


ポーランド亡命政府は度々ソ連政府に対して捕虜の消息を訪ねたが,スターリンは間違いなく帰したと延べ,交通事情によって輸送が滞っているだけ,と主張した。
スモレンスクの近辺グニェズドヴォでは,多くのポーランド人捕虜が軍用列車で運ばれ銃殺された,という噂が絶えなかった。
やがて独ソ戦が勃発。
1943年2月から翌月にかけて,ドイツ陸軍の中央軍集団がカティンの森近くでポーランド人将校の遺体を大量に発見。
報告を受けた宣伝相ゲッペルスは,対ソ反ソのプロパガンダの為に,この事件を大々的に採り上げる。
当然ソ連政府は反論し,1941年7月にスモレンスクに侵攻した独軍による虐殺と主張。
やがてポーランド赤十字社と独の許可による調査団が到着し(1943年5月),ソ連軍による銃殺を主張したが,ソ連軍がスモレンスクに迫るにあたり,翌月調査を中止した。
確認した遺体は4700以上有ったという。
翌年,ポーランド国境に迫る赤軍は,失地回復とばかりに遺体を発掘。
独軍による虐殺を主張する。
終戦までの間,西側連合軍諸国ではヤルタ会談もあって,この件は不問にされたらしい。
ルーズベルトの命で調査をしたジョージ・アール大尉は,終戦までサモアに幽閉されていたという。


戦後,所謂ニュルンベルグ裁判にてソ連政府は,カティンの森事件はナチスによる戦争犯罪であると主張。
しかし米英が指示しなかった。
ポーランドに共産主義政権が樹立され,東西連戦終結の1989年(ついこの間だ)まで,このカティンの森事件は闇に葬られていたわけである・・・。
同年,ソ連の学者たちはたちは,スターリンが虐殺を命令し当時の内務人民委員部長官・ベリヤ等が命令書に署名したことを明らかにした。
私がこのことを知ったのは,おそらくこの時期であったと思う。
NHK特集だったと思うが,夜に特番を見てこの事件を知るに及んだ。
翌90年,ゴルバチョフは内務人民委員部がポーランド人を殺害したことを認め,さらに翌年のソ連邦解体を挟んで1992年,ロシア政府は最高機密文書を公開し,これによってカティンの森事件は完全に赤軍によるものと断定された。。


恐ろしい話である。
勿論,ジュネーブ条約に反する捕虜の殺害などとんでもない戦争犯罪であるが,戦争終結(というか連合軍勝利)の為に,米英がスターリンのご機嫌を取る為にこの事件を不問にしていたというのも恐ろしい。
そして大戦中は独ソのいずれもが,お互いに罪をなすりつけ合っていたのである。
如何に戦争がエゴの塊であるか,そして非戦闘員までもが巻き込まれなければならないのか,今更ながらの不条理を感じる。


そして70年。
昨年,プーチン首相がポーランドを訪問した際,この事件を「犯罪」と呼び,今年4月7日,ソ連政府によるものと責任を認めた。
そして,数日後に慰霊祭を控えた昨日4月10日。
追悼式典に出席する大統領レフ・カチンスキ夫妻を始めとするポーランド共和国政府訪問団を乗せたポーランド空軍のTu-154M-101機がスモレンスク空軍基地への着陸に失敗し墜落。
乗客乗員96名が全員死亡という未曾有の大惨事となった・・・。
せっかくの歴史的和解が灰燼と・・・とはならないと思うが,あまりのことに絶句するしかない・・・。


戦争犯罪というと,ナチスによるホロコーストと真偽定かではない南京事件を思い出しがちだが,通州事件のように今なお歴史の暗部に隠されたものも依然として存在するのである・・・。
日記@BlogRanking

頭に来たので,毒吐きます

2010年03月13日 22時09分40秒 | 時事問題,ニュース

毎度のことながら,お莫迦なことに腹が立ったので毒吐きます。
勿論,今までもバカデミー賞や朝青龍に対して散々毒吐いてきましたが,ちょっとソフトというか生ぬるかったと思います。
なので,今回は思いっきり吐かせていただきます。
もしかすると,我が同胞で捕鯨反対の方はきっと不快な思いをされるでしょうから,お読みにならない方が宜しいかと思います・・・。

 

国際世論は,捕鯨に否である。
多分ノルウェーを除いて,捕鯨を容認する国など欧米には有るまい。
ましてや,地中海産のクロマグロまで捕獲禁止を唱える連中である。
未来永劫に渡って,わかり合えることなど有り得ないと断言する。
否,そもそもわかり合う必要など無いのである。
我が国は千数百年もの歴史を保有する国家であるから,その間に培ってきた文化を欧米人に理解せよとは思わない。
そんなことはなから不可能である。
私が,カンガルーを虐殺する濠州人を絶対理解できないことと一緒である。
文化というものは,長い年月をかけてその土地に根付いてきたものであるから,その地に生活した者でなければ理解できないものなのかもしれない。
だから,我が国古来の文化を理解してくれ,なんてことを要求するつもりは毛頭無い。
俺はあんたたちの文化に対しては何も文句言わないから,あんたらも人の国の文化に対して口出しすんな,と言いたい。


牛を食おうが羊やカンガルーをしようが,文句を言うつもりはない。
長年培ってきた習慣であり,その国や土地にはそれぞれの事情があるからだ。
だから,鯨を食うことに対してぐだぐだ言うな!!!。
利口な生き物だから,とか,絶滅に瀕しているからとか(ことわっておくが,我が国が調査捕鯨の対象としているミンククジラやザトウクジラは増えており,それこそ漁獲高に影響しているのを知っているのか),訳の分からん理屈を述べるな。
牛を食さないヒンドゥー教徒が,欧米豪州人を非難するか???
そして,国際世論が,とか他国との融和が大切とか言う前に,己の国の在り方に対してアイデンティティーは有るのか日本人。
相互理解とは,お互いの文化に干渉しないというのも有りではないのか・・・。
だから,国際社会の融和を考え孤立はいけない,とか言う前に,明らかな過干渉(というより冒涜に等しい)に対して,毅然とした態度で臨むのが有るべき姿ではないのか。


そして,シー・シェパード(以下SSと略すが,ナチスのSSと一緒にされてもなぁ・・・)のピーター・ベスーン容疑者殿。
単身乗り込んできたのは壮挙,と私も一瞬思ったが,安直なヒロイズムに酔っていませんか???
勿論,我が国は武士道精神が息づく侍の国なので,貴方を虐待するなどという莫迦げたことは絶対する筈がありません。
ま,それを計算されたからこそ,そのような行為に出たのでしょうけどね・・・。
菜食主義を標榜しながら,船内では肉も食したそうですね(当然他の日本人船員と全く同じ食事を供給されました)。
そのような方を信ずることなど・・・(以下自粛)


・・・ということで,SSとしては,ベスーンを逮捕させておいて,不法拘留だの損害賠償だの(自分からぶつけておいて何言いやがる)豪新をバックに一気に国際世論を味方に付けて日本を叩くつもりだろうが,そんな海賊野郎に誇り高き我が国が屈することなど有ってはならない。
だから,毅然とした態度で臨めば良いのである。
鉄鉱石を輸入して貰えなくなる・・・などと考える前に,お互いの文化を尊重すべき旨をしっかり伝えるべきである。
そして,同胞たちに言いたい。
鯨は,我が国固有の食文化である。
牛肉で代用すれば・・・といった単純なものではない。
和歌山県太地町のことを少しでも学べば分かることである・・・。


・・・ということで,今日も奮発して鯨刺を買って食した。
最高に美味であった。
こんな美味いものが食べられなくなったら・・・と考えると恐ろしい・・・。
はっきり言って,今後牛なんて食べなくても全然問題ないので,魚と鶏と鯨で蛋白を採ることにする・・・。
日記@BlogRanking