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koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

「アラビアのロレンス」

2008年05月19日 22時43分10秒 | TV&エンターティメント

1935年5月19日,1人の英国人が46歳で逝った。
T.E.ロレンス(1888-1935)。
軍人にして考古学者。
むしろ,巨匠サー・デヴィッド・リーン監督による映画「アラビアのロレンス」(62)の主人公,と言った方が分かり易いかも知れない。


「アラビアのロレンス」冒頭,オートバイに乗って出かけるロレンスの姿と続く事故のシーン,そしてロレンスの葬儀の場面から映画は始まる。
葬儀が行われたのは,もしかするとウェストミンスター大聖堂だろうか。
弔鐘が鳴り,葬儀に参列した人々が寺院の石段を下り,生前のロレンスに思いを馳せるところから,物語は若き日のロレンスと共に彼が終生愛した中東へと一気に飛ぶ。


以降のロレンスの行状は,「T.E.ロレンス」で検索していただいた方が私が駄弁を弄する100万倍も効果的だが,第一次世界大戦中,カイロの情報部に勤務していたロレンスが,アラブ人の反乱に乗じて現地のベドウィン族を結集。
断末魔状態にあったオスマン帝国の支配下にあったアラブ民族独立のために彼等と共に戦うことになる。
その結果,独立は勝ち得たものの英帝国の中東支配と,アラブの族長たちの思惑の相違に悩まされ,失意のうちに中東を去る,というものである。


ロレンスの私生活は生前から謎に包まれたものだったらしい。
両親の離婚等,複雑な家庭の事情,名門オックスフォード大学在学中に十字軍の研究を行い,シリアを現地踏査した結果,中東に魅せられたこと,日本でいう衆道(男色)の気があったらしく,常に稚児ともいうべき少年を帯同していたこと(映画でも同行の少年が砂漠の砂に飲み込まれる場面がある),失意の帰国後は精神を病んだこと,軍隊でのことが忘れられなかったのか,除隊後も偽名を使って空軍・陸軍に入隊したこと,東大が客員教授としてロレンス招聘を考えていたこと,等々,彼にまつわるエピソードは枚挙に遑がない。


しかし,映画はそうした面ではなく,飽くまでも人間ロレンスのヒロイズムと中東への愛着に焦点を当てた点で極めて秀逸な作品となった。
広漠たる白い砂漠は,まるで大海原のように見える。
そこを純白のアラブの婚礼衣装を着たロレンスが一人歩いていく。
壮大な映画を撮らせたら,デヴィッド・リーンの右に出る者は無い,と言っても良いかもしれない・・・。
主演のピーター・オトゥールは,噂によるとロレンスの遠縁らしい。
尤も,ウェールズ生まれのロレンスに対し,オトゥールはアイリッシュだが・・・。
ロレンスは長身が多い英国人にあって,身長165cmと小柄であったらしい。
それがコンプレックスだったらしいが,オトゥールは180cmを越える長躯で痩身であり,青い瞳が印象的だった(後にオードリー・ヘップバーンと共演した「おしゃれ泥棒」は実にスリムなコンビだった)。
「ラスト・エンペラー」(87)での,宣統帝溥儀の家庭教師レジナルド・ジョンストン役では,すっかり爺様になっていたが・・・。


当時気鋭だったフランスの作曲家モーリス・ジャールの手になる劇伴も,そうしたリーンの手法に寄り添うように,あるときは荒々しいアラブのバーバリズムとエキゾティシズムを,ある時はロレンスを示す第二主題のように叙情的に,またある時は冒頭で演奏される「メインタイトル」のように劇的且つ軽快に奏でられる。
また,カイロの英国軍司令部の場面では,アルフォード(同じくリーン監督の「戦場に架ける橋」では「ボギー大佐」が「クワイ河マーチ」として使用されている)作曲の行進曲「銃声」が効果的に導入されている。
また,打楽器を専攻したジャールらしく,極めて効果的に各種打楽器やオンドマルトノが多用されている。
英国PYE(ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団のLPで知られる)原盤によるサウンドトラックは,ホルストの「惑星」の初演者であるサー・エードリアン・ボールトの指揮ロンドンフィルハーモニーと,タイトルバックでクレジットされているが(CDでは作曲者の自演),ステレオとはいうもののレンジが狭く何とも古雅な味わいだ(私はLPを持っている)。
以前出ていたフィルムサウンドのCDは廃盤のようだ(因みに,私はジャールがBBCのオケをロイヤルフェスティバルホールで指揮した96年10月のライブ盤を手に入れた)。


実は,これだけ語っていながらDVDを持っていない。
愛蔵版を買うべきか,廉価版で済ませるか悩み中だが,今夜はVTR回して,冒頭の「メインタイトル」と,巡礼鉄道爆破のシーン,そしてアカバ港開放とダマスカス入場のシーンを見てから寝よう・・・。


「許さねえ!!」

2008年04月12日 23時11分43秒 | TV&エンターティメント

録画した筈の「篤姫」がHDDに残っておらず,早くも今年の大河コンプリートは挫折。
で,その代わり,とばかり,土曜時代劇「オトコマエ!」を見ました。


しかし,これって四半世紀前の水曜時代劇(20:00から45分間)が木曜時代劇になって,今回土曜の7:30から30分間となったのは扱いが良くなったのか悪くなったのか・・・???
前回の野村萬斎主演「鞍馬天狗」が実に面白かっただけに,今回もついつい期待してしまいました。
何せイケメン2人が主演ですし,おねいさん方にも事欠かないようですし(をい!),痛快無比な内容になるのでは,と・・・。


で,結論を出すにはもう少し話が進んでから・・・というところでしょうか。
主役の2人,藤堂逸馬役の福士誠治くん(私は黒木と呼ぶ),武田信三郎役の齊藤工くん(「フルスィング」の新米教師役の兄ちゃん)はどちらも髷が似合いますし,伝法なべらんめぇ言葉も様になっていますが,性格の描き分けがいまいち不明瞭に感じました。
暴発型と怜悧型という訳なのでしょうが,何かどっちもどっちといった感じで,もう少しコントラストがあると良いかと思いました。
ま,今後はっきりしてくるのかもしれません・・・。
金さん役の柴田恭兵は,個人的に一番外れかもしれません。
ぼそぼそとした喋りは,どう見ても小粋でいなせな金さんとは隔たりが大きく,どうも馴染めません。
主役2人の上司にして兄貴格なのですから,もっと弾けた「オトコマエ」であって欲しかったのですが・・・。
対する北町奉行の鳥居燿三役の鶴太郎は,変な悪役が実に似合います。
ヒロインは近野成美嬢なのでしょうか。
謎めいた役所なので,今後が楽しみです・・・。

                       
殺陣は,なかなか豪壮で良い感じでしたが,2人を2つのコマで同時に写す手法は,煩雑なだけなので,止めて欲しいです。
あと,公式HP(リンクをクリックすると・・・)ですが,見だし部分の上半分がなくて,首が切れているのは敢えて効果を狙ってのことなのでしょうか・・・。
だとしたら,???です。
天下のNHKがプロのwebデザイナーに作らせた仕事にしては,ちょっと・・・。


・・・ということで,初回から釘付けになった「鞍馬天狗」のようにはいきませんでしたが,「ガンダム00」も終わったことだし,土曜夜のお楽しみにしようかと・・・。


ふざけるな!!!

2008年04月01日 21時24分35秒 | TV&エンターティメント

2月16日放送のTBS系「歴史王グランプリ2008まさか!の日本史雑学クイズ100連発!」において,不適切な発言があったと,会津若松市がTBSに謝罪を求めた。


内容は,戊辰戦争の折,新政府軍の猛攻にされされながら一ヶ月以上持ちこたえた会津若松城(黒川城,通称鶴ヶ城)がやむなく開城となった理由を問う問題が出され,
「城内に糞尿が貯まって,城兵が堪えきれなくなったから」
を正解としたことに対してである。


この記事を読んだ瞬間,短気な私は思わず頭に血が上った。
完全に人を莫迦にしている,というか,そんな一面的なものの見方しかせずに歴史を云々語られたらたまったものではない。


実は,私もいい年までそうだったので大きなことは言えないかもしれないが,歴史事象や人物に対する一般民衆の評価というものは,勝者に甘く敗者には徹底的に酷い一面がある。
例えば,かつての私など,明治維新は西国の開明的な雄藩が保守的な幕府とそれに与した長岡・会津・庄内(所謂奥羽越列藩同盟)等を破って新時代を切り開いた必然的な事象,と単純に思い込んでいたし,新撰組や彰義隊,見廻組も白虎隊も二本松少年隊も歴史の流れに無謀にも竿して必然的に敗れ去った,と決めつけていた。
しかし,以前から述べているように,歴史とはそんな一面的で画一的なものではないし,増して,善悪のみで語られるべきものでなどある筈もないのである。


土佐出身の乾(板垣)退助が主将を務め,薩長軍が援護した西軍(会津地方では絶対「官軍」などと言わない)の猛攻を耐え抜いた鶴ヶ城が開城したのは,長岡,仙台,庄内といった奥羽越列藩同盟が瓦解して援軍の当てが無くなったこと,長引く攻城戦による兵糧・弾薬の不足,そして市街戦も行われた城下の疲弊・・・といった多くの要素があってことである(猛攻を耐え抜いたこの画像をご覧あれ)。
それを短絡的に「糞尿が貯まったから」で片付けられ,全国に放送されたのでは堪らない。会津若松市民に対する冒涜を通り越しているし,「バラエティ番組の性格上,そうした答えを用意した」みたいな解答をしたTBSに対しては何も言う気も起きない・・・。
そんなことを言うのであれば,戦後夥しい会津藩軍の戦死体の埋葬を一切許さず,あたかも風葬のように野辺に晒させたり,挙げ句の果てに会津藩をさらに北方の斗南へ追いやったりした西軍の方が,余程非人道的で不衛生ではないか(このあたりは内田康夫著「風葬の城」でも述べられていた)。


この番組,実は私も録画して見たのだが,確か少年時代の勝海舟が犬に局部を噛み付かれたエピソードが採り上げられていたことを除けばさして面白いとも思われず,すぐ見るのを止めた経緯があるので,上記の肝心な部分は見ていない。
いずれにしても,一連のお笑いおちゃらけ番組同様,さして見る価値のあるものではない,と判断して見るのを止めて消去してしまったのだが,認識不足・良識欠如も甚だしいものがある。
結果的にTBSが謝罪したようだが,若松市民の怒りは収まらないだろう。
因みに萩市が,かつての恩讐を忘れて姉妹都市になりましょう,という話を持ちかけた際の若松側の解答は,とにかく過激な拒否だったらしい。
100年以上前のことをいつまでも・・・,と思われそうだが,今も市民に語り継がれる当時の傷は癒えることがないのである。
何せ,ユダヤとアラブは4,000年以上も喧嘩し続けているではないか。
時がたてば水に流せる程歴史の傷は単純ではないということだろう・・・。
誰にでも自分ならではの人生があるように,敗者には敗者の歴史があるのである。
そして,それを価値のないもの,とか,歴史の厳しさに敗れ去ったもの,と決めつけるのは,太平の世に胡座をかいている我々の奢りでしかないと思う・・・。


「鞍馬天狗」-最終回:角兵衛獅子(後編)

2008年03月07日 20時36分04秒 | TV&エンターティメント

いやー,終わっちゃいました。
たった8回で終わり,というのは実に勿体ない,と思ったのは私だけでしょうか・・・。最終回を含めラスト2回が,原作でも白眉とも言うべき「角兵衛獅子」なので,ようやく杉作の登場となりました。
やはり,快刀乱麻の剣を振るう鞍馬天狗は少年にとってのヒーローということでしょう・・・。
淡々とストーリーが進むのですが,テンポ感がよいのか演出が填っているのか,それとも脚本が良いからか,見ていて飽きが来ません。
とにかく毎週木曜夜が楽しみでしたし,NHKとしては39年ぶりの「鞍馬天狗」を実に魅力的に仕上げた,と思います。
萬斎天狗は,なかなかあれでタフな感じで良かったです。
ただ,近藤が悪役ではないのも原作通りですが,大坂城でのくだりは,ちょいとできすぎではないでしょうか・・・。
鉄砲傷が10日で治るのか,という突っ込みもありますし・・・。


いずれにしても,ラストの近藤との一騎打ちと,それに続く魅力的な殺陣のBGMがそのままエンドクレジットに流れ込んだあたりは,呆気ない・・・という喰い足りなさと,これで終わって欲しくない,という気持ちが微妙に交錯しました・・・。


次作の主演の兄ちゃん,どっかで見た記憶が・・・,と思いきや,「のだめ」の黒木じゃないですか・・・。
見るかどうか検討中ですが,土曜に番組枠変更のようです。
考えてみたら,80年代に「風神の門」,「真田太平記」,「武蔵坊弁慶」といった作品が放送された水曜時代劇のなれの果てでしょうが(70年代は「男は度胸」,「天下御免」,「赤ひげ」,「天下堂々」といった金曜時代劇でした),こうした時代劇はぜひとも継続して制作した欲しいものです・・・。


「実況パワフルプロ野球14」

2008年02月26日 22時36分51秒 | TV&エンターティメント

オークションにて安価で落札,もとい,息子がサンタさんにいただいたので,どんなもんだろう,とやってみた。


まず,あのキャラクター(パワプロくん)が気に入らない。
頭でっかちの二等身キャラで,脚が無い(笑)。
こんなリアリティのないキャラじゃ感情移入できないし,第一萌えない(萌えてどーする・・・)。
したがって,どうせならもっとリアルなかき込みのゲームはないか・・・と思ったのだが・・・。


ところが,実際にやってみると結構面白い。
打球に最寄りの野手を動かしての守備もなかなかリアルだし,スターティングラインナップを自由に組めたり,二軍からの吸い上げも可能だったりする。
さらには,単なる試合のみならずペナントレースも進行させられるし,高校野球の監督になってチームの育成も可能だ。
12球団から選手を集めたオールスタードリームチームの編成もできるし,守備・打撃練習も結構填る・・・。


でもって,当然「弱い」モードで開始して,「ふつう」→「強い」と対戦するコンピュータの難易度を上げていく。
ようやく今週から「強い」でコンピュータに勝てるようになったが,ヤクルトに2敗(石井を打ちあぐんだ),日ハムに1敗した(ダルの変化球はキレが良く,連打できず2-5で敗れた)。
球筋を読んで打ったり,コースぎりぎりを突く投球をしたり,とすっかり填ってしまった。
子どもが夢中になるわけである・・・。
我が楽天で,嫌いなチームをぼこぼこにしたりすると,結構溜飲が下がるような気がする・・・。


各チームの選手のコンバットマーチも再現されているが,残念なことに我が楽天のみ手拍子と声だけの応援であり,残念である。
嶋と直人のコンバットマーチ(と歌詞)ができるだろうと予想される今年,次作では楽天の選手も網羅して欲しいものだ・・・。


さて,今夜も地元開幕同様,日ハム戦にして,ぼこぼこに打ち込んでやろうか・・・。


「怪獣倉庫」

2008年02月06日 21時36分48秒 | TV&エンターティメント

世田谷区砧,というと東映の撮影所とその後を受けた形の円谷プロがあった場所,と思ってきた。
その円谷プロも同じ世田谷区の八幡山に移り,最近はバンダイへの身売りとなり,60年代のウルトラシリーズを知る者としては,寂しい限りだった・・・。


そこへ追い打ちをかけるように残念な報道が飛び込んできた。
本来東映砧撮影所の衣装倉庫を円谷プロが借り受けて,特撮に使用された怪獣の着ぐるみ等を保管していた通称「怪獣倉庫」も閉鎖の憂き目に遭うという・・・。
世田谷区祖師谷大蔵の商店街は,「ウルトラマン通」とか呼ばれて,街のあちこちにウルトラマン一族が居る,という一度は訪れてみたい街だったが,残念な限りである。


今までもこの「怪獣倉庫」は通常は公開されず,イヴェントの時に入場者を限定して公開していたようだが,今後どうなるのだろう・・・。
高度成長時代のTV文化を支えた旗手である円谷の「空想特撮シリーズ」の体系的・系統的な保存を望むのは私だけではあるまい・・・。
こうなってしまっては,webでバーチャル体験するしかないのだが,こちらこちらがよく分かる。
特に前者は,特撮に使用されたメカのミニチュアが垂涎ものだ。
尤も,個人的には円谷のメカニックデザインは,せいぜい72年の「ウルトラマンエース」か翌年の「ジャンボーグエース」(上記リンクにあるのは,ファィティングスターのようだが,ジェットコンドルの画像を探してみよう・・・って,ここにちらりとあっただけ・・・)ぐらいまでで,後は見るべきものは無いような気がするのだが・・・・・。
「ウルトラセブン」のポインター号(これは実車か)とかマグマライザーは残っていないのだろうか・・・。


「鞍馬天狗」

2008年01月19日 22時54分22秒 | TV&エンターティメント

木曜日録画したものを,ついさっき見ました。


NHKとしては何と39年ぶりのリメイクとなるのではないでしょうか。
前作の放送が,確か昭和44年秋から翌年までという時期でしたが(覚えている自分が情けない,というか齢を重ねたもんだ・・・。次作は「男は度胸」という柴田錬三郎原作「徳川太平記」だった筈),10歳にも満たぬ私はこの番組が好きで,毎週金曜夜8時を楽しみにしていた記憶があります。


ですから,「鞍馬天狗」と言えば,一般的には嵐寛寿郎なんでしょうが,私にとっての「鞍馬天狗」はやはり高橋英樹ということになりますし,近藤勇は何と言っても瑳川哲朗でなくてはなりません(70年代に入って「大江戸捜査網」の他にウルトラマンシリーズに出ていたのには参りました)。
ただ,いつまでもそう思っているわけにもいかず,21世紀の「鞍馬天狗」どれほどのものかと思って見たのですが,結構楽しめました。


萬斎の「鞍馬天狗」は,さすが狂言師だけに所作の一つ一つが様になっていました。
「陰陽師」のようなニヒルな雰囲気も良いのですが,高橋英樹の押し出しの強さや恰幅はないもののなかなかだったと思います。
ただ,桂小五郎役の石原良純は二枚目に程遠く(失礼!),怜悧な雰囲気が全く無く,桂小五郎のイメージではありませんでしたし,近藤・土方も何と小粒なことか・・・。
父ちゃんと違って,どうも緒方直人は小さい感じがぬけません。
先の大河ドラマでも圧倒的な存在感を示した父ちゃんを凌ぐことができるのか,とついつい思ってしまいます・・・(親子で大河ドラマの主役を演じたのはこの2人だけでしょう)。


天狗登場の際,マカロニウェスタンよろしくバックに口笛が流れたのはお笑いでしたが,最後の殺陣の部分で流れた重厚な楽曲は秀逸でした。
担当は???と思いきや服部隆之でした。
「のだめ」と同じだ・・・。
桂がお尋ね者となっていてまだ京都にいるということは,元治元(1864)年7月以降という設定なのでしょうか。
桂が乞食の格好してに混ざり,愛人の幾松をも無視した,というエピソードがある時期です(その後,但馬の出石に潜伏して長州へ逃れます)。


しかし,子どもの頃こうしたものを見ていて,長州(桂)=善,新撰組(幕府)=悪,という単純な図式が長いこと私の頭に出来上がったことは事実です。
その後,司馬遼太郎の小説を読みふけったこともそれに拍車をかけました。
いい年になってから,維新後我が町で長州勢が行ったことや世良修蔵の暗殺事件を知り,考え方ががらりと変わりましたが・・・。
因みに,大佛次郎による原作は,中学生の頃「角兵衛獅子」(天狗と近藤勇が唯一一騎打ちする場面が有ります)を読んだきりです。
何せ,大正初期から私が生まれる頃まで書かれていたという一大ベストセラーですので,もっと読んでみたいと思うのですが・・・。
それにしても,大佛次郎は,鞍馬天狗の最期を1871年のパリ・コミューンに巻き込まれて命を落とす,というふうに構想していたということですが,そうならなくて良かったと言うべきでしょうか・・・。
39年前のNHK版では,近藤と一騎打ちで決着が付かないまま,上野戦争に巻き込まれてそのまま不明に・・・,という内容だったと思います。
彰義隊という名前を初めて知ったのもこの時でした・・・。


最近のお気に入り

2008年01月07日 21時44分14秒 | TV&エンターティメント

滅多にTV見ないので,どんなCMやっているか全く分からないのですが・・・。


TOYOTA VitzのCM(リンクしてヴィッツをクリック)を見てびっくり。
このおねいさん誰?と思いきやゴクミじゃねーか。
アレジは元気か,などと思っていると・・・。
何と,等身大(?)ダラックマ,もといリラックマが・・・。
動いているし,お約束のお団子食べてる・・・。


待てよ,私が見たのは,確かゴクミが運転する横の助手席でお餅食べてるやつだった筈・・・,と思い検索してみると・・・。
TOYOTAの公式サイトではまだ見られないようです(時間の問題でしょうけど・・・)。
「ようつべ」でなら見られましたが,リンクするのもなんなんで・・・。
相方がVitzにするんだった・・・と言っていましたが,遅いって・・・。


・・・と思いきや,リンク内の「気分転換篇」で見ることが出来ました・・・。


尤も,先月末にディーラー行ったときは,リラックマ居なかったけど・・・。
身長165cmのダラックマで,新型FIT追撃なるんでしょうか・・・。


「新春超歴史ミステリー古代ローマ1000年史!!」

2008年01月04日 22時31分44秒 | TV&エンターティメント

「新春超歴史ミステリー古代ローマ1000年史!!」を見た。
TBSは昨年もこの時期に同種の者を放映しており,今年も昨年同様塩野七生さんが監修らしいので看過することができず,4時間を越える番組を深夜までかかって見てしまった。


以前も述べたが,西洋史-特に欧州史が苦手である。
否,苦手というよりもむしろ嫌い,と言った方が正確かもしれない。
自分の国の何たるやも知らずに人の国のことを知ったって意味がない,というのが若い頃からの私の持論であり,おそらく頑迷な私のことだからこの考えは生涯改まることはあるまい。
だいたい,ブルボン朝だのプランタジネット朝だのアケメネス朝・・・といった英仏(だったか?)や中東の王朝名を受験用に丸暗記しても何の役にも立っていないし(尤もこれは西洋史以外でも言えることだが),見たことも行ったこともなく,多分今後も行くことのない国のことをあれこれ知っても何にもならん,と思ってきたし,国史より西洋史の方が得意,とか好きとか言われると,「言ってろ」と内心舌を出してきただけに,私にとって西洋史に対する苦手意識とかコンプレックスは絶大であった。


それをひっくり返した,とは言わないまでも,かなりの割合で私の西洋史嫌いを是正することになったのが,上記塩野七生さんの著書でライフワークとも言うべき「ローマ人の物語」である。
5年の夏,ふとしたことで薦められて読んで以来,すっかり填ってしまった。
共和制の始まりと三度にわたるポエニ戦役,そしてカエサルの登場までが私が読んだ範囲であるが,新潮社から出ている文庫版で全25巻という長大なものであり,私はまだ三分の一にも達していない,というか,未だローマは帝政になっていないのである。
とにかく,読み物としても第一級の面白さだし,第二次ポエニ戦争に於けるハンニバルの戦記など,血湧き肉躍るような内容であった。
無条件でお薦めできる数少ない著書でもある。


で,番組の内容であるが,ローマという国の発祥から帝政から分裂,そして西ローマ帝国の滅亡までを網羅したものであった。
ただ,やはり番組の大きなヤマは,ハンニバル戦記とカエサル戦記,そして暴君ネロであった。
塩野さんの原作,と銘打たれていたが,全編に流れされたBBC制作という特撮フィルムは当然英国で制作されたものだろう。
極めてリアル且つ精巧に作られたもので,一度通して全編を通してみてみたくなるものであった。
それを元に,ローマ史を俯瞰していくという極めて分かり易い内容で,私のように西洋史にさして興味のない者でも楽しんで見ることができた。


ジローラモさんが言ったように,ローマで強くて格好良い者はカエサル,悪い者はネロ,恐ろしい者はハンニバルに例えられるのだそうだ。
ネロはともかく,ハンニバルが実に気の毒である。
個人的には,強大な(実は都市国家の集合体+属州から成る当時のローマはさほど強いわけでもなかったようだが)ローマに立ち向かったハンニバルはその心意気を壮とすべき英雄だと思うのだが,番組ではローマ人の心胆を寒からしめたということで,今一つ扱いが低いような気がした。
中盤から後半にかけては,三頭政治とカエサルの活躍,そして件のクレオパトラとの関係が取りざたされるエジプト遠征と,たっぷり「シーザー戦記」を味わうことができた。
ただ,詳しく語られたのはガリア総督からルビコン川渡河とエジプト遠征までで,その後の中東・小アジア遠征と「Veni, Vidi, Vici. (来たり,見たり,勝てり)」がそっくりカットされていたのは残念だった。
そして,ネロ。
キリスト教徒迫害の原因が言いがかりであることは知っていたものの,ローマ大火の責任逃れ(勿論ネロのせいではない)のために罪を押しつけたことと,ネロが次第に精神的に追い詰められ,やがて破滅していく様が分かり易く描かれていた。


ただ,それらに比べると,終盤の帝政になってからの描写がやや端折りすぎたきらいがあった。
特に,何故キリスト教を迫害した歴代皇帝に対して,何故ある時期からキリスト教容認・保護になったのか,あっさりと解答してしまい,尻切れのような印象を受けてしまった。


ローマをこよなく愛した作曲家オットリーノ・レスピーギ(1879-1936)の代表作である所謂「ローマ三部作」(交響詩「ローマの松」,「ローマの噴水」,「ローマの祭」)には,古代ローマの風物が多く語られている。
「ローマの松」第2曲「カタコンブの松」では,弾圧を逃れて墓所(カタコム,コタコンブ)に潜んで聖歌を歌うキリスト教徒の姿が,第4曲「アッピア街道の松」では霧の中からその偉容を次第に明らかにする古代ローマ軍の幻影を,そして「ローマの祭」冒頭「チェルチェンシス」では,コロッセオに集う民衆と,ネロによる迫害の始まりが描かれている。
そうした歴史的背景がすっ飛ばされてしまい,ただただ芸能人による現地リポートのようになってしまったのが残念である。


残念ついでに言うが,果たしてあの番組に芸能人を出す必然性が有るのだろうか。
絶対視聴率とることができるという計算のもとに,SMAPの吾朗ちゃん出して集客するということだろうが,果たしてどんなものだろうか・・・。
スケートの中継にTOKIOのメンバー出して,すっかりバラエティーにしてしまうテレ朝と何ら変わりが無かろう。
また,視界とパネラーがやりとりして薦める形式だが,みのもんたの司会は(私は好きではないが)まだ知識の蓄積があったものの,他の芸人たちは全くローマの古代史を知らず,みのの問いかけにも十分に答えられない一幕も見られた。
それらを一切無くしてしまうと,NHKの教養番組のようになってしまって敷居が高くなる,という懸念も有ろうが,視聴者に媚びるような番組作りをして果たして良いのだろうか。
重厚な内容がすっかりぼやけたような印象が残ってしまったのは,私だけだろうか。
くそ面白くない年末年始の特番と銘打った一連のおちゃらけ番組の中にあって,全く違う存在感を示す番組であって欲しかった,というのは私の勝手な思いだろうが,ぜひ今後の番組制作に関わるすべての人々に考えて貰いたい課題と思う。


・・・といろいろ勝手に吹いたが,大いに楽しめたことも事実である。
来年も続くのだろうか・・・。
もし続くのなら,ぜひゲルマン民族(f蛮族,と言い切っていたのはちょっと心外だったが)の大移動と西ローマ帝国の没落,そして東ローマ帝国(ビザンチン帝国)の成立とコンスタンティノープルの陥落までを丹念に追って欲しい。
それでこそ塩野さんの内容に沿ったコンプリートとなるのだから・・・。


珍しく見たい番組が・・・

2007年12月16日 19時26分43秒 | TV&エンターティメント

飲んだくれて深夜に帰宅したので,1日を棒に振ってしまった。
いい加減学習しろよな,自分・・・。


で,19:59~GPファイナル,21:00~「敵は本能寺にあり」,0:50~4:50F1総集編。
つまり,「風林火山」の最終回は録画できないことに・・・(総合・BSとも)。
仕方ないから総合のオン・エア見て,土曜日の再放送録画するか・・・(してどうする)。
「風林火山」終わったらスケートを再生することにして,それまでネット断ちだ。
「風林火山」の感想は後で・・・。


ジャケ買い

2007年09月18日 20時57分57秒 | TV&エンターティメント

先日,ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」(の新訳)が売れている,という話を聞いた。
私にとっての海外文学は催眠効果以外ない代物だったが(大汗),混迷する現代の世相や家族・兄弟の在り方が,帝政ロシア末期の暗澹たる,というか絶望的な世相とマッチしているのか,と実に興味深く話を聞いた。


で,本日の朝刊によると,太宰の「人間失格」が売れているのだそうだ(間もなく削除されるであろうが,こちら参照)。
だいたい,集英社文庫から純文学が出版されていたとは迂闊極まりないことに知らずにいた。
文庫本の老舗が,岩波・新潮・角川・講談社(創元推理とかハヤカワ,潮,春陽堂,保育社カラーブックス,教養文庫なんてのもあった)とすると,昭和50年代以降に創刊となった文春・集英社・徳間・光文社あたりは 極新しい印象がある。


記憶に新しいところだと,昭和末期に角川社長となった角川春樹氏が「文庫本のカジュアル化」に取り組み,お堅い印象の角川文庫の装丁を茶系からサーモンピンクにして,若年層にアピールすると共に,内田康夫や赤川次郎といった新鋭作家を登用したことを思い出す。
私にとっても中学生の時以来,古今硬軟を問わず活字の情報源は文庫本であったから,文庫の存在とそれに伴う影響力は極めて大きいと言えると思う。


でもって,集英社文庫である。
「人間失格」がここ三ヶ月で30万部売れたというから恐れ入る。
で,どうも,理由は表紙(厳密にはカバー)のイラストを「Death Note」の作者のものにしたから,ということらしい。
所謂ジャケ買いである。


流行者に疎い,というか,敢えて背を向ける(というより拒否反応を示す)天の邪鬼の私であるから,当然「Death Note」読んでないし映画も無縁の存在であるので,上記リンクの記事にあるように「Death Note」の世界観と太宰の破滅的・絶望的なそれが合致するか否かは分からないが,面白い現象とは思う。
さらに集英社は,「銀河鉄道の夜」,「こころ」,「友情・初恋」といった名作のカバーに売り出し中の女優である蒼井優嬢を起用。
こちらも売り上げは上々とのことだ。


そういえば,昭和末期の上記角川文庫だったと思うが,名作のカバーを当時「ハート・カクテル」のヒットで売れに売れていたわたせせいぞうに描かせたことがあった。
私なんか,変な外車に乗って昔別れた女のことをうじうじと思い出している主人公(ハート・カクテルくん??)が嫌いで,違和感ありありだったのだが,今はとうなったのだろう・・・。


ジャケ買いと聞くと,ついついamazonのレビューにあるような過激なジャケットにつられて買ってしまってから後悔した,という綺麗なおねいさんのDVDの話を思い出してしまったが(私だけか・・・笑),文庫の場合買った以上読もうとするだろうから,動機やきっかけが好きな漫画家のイラストやおねいさんであれ,活字離れが叫ばれる昨今,古今の名作に触れる若者が増えるならば,それも良いことなのかもしれない・・・。


どうでもいいこと・・・・・

2007年06月14日 22時37分47秒 | TV&エンターティメント

yahoo動画で楽天戦を見て,結局時間を無為に使うことに・・・。
更新しようとしたら相方がGyaoで韓流見るから,ということでPCを明け渡すことに・・・。

所詮,家長の権威など有って無きが如し・・・。
PSで「信長の野望」やるか,DVD借りてきた「機動戦士ガンダム:0083Stardust Memory」見て寝るか・・・。

どーでもいいけど,どうも私はチェ・ジゥ嬢が苦手なので,「美しき日々」はパスだ・・・。
おねいさん目当てで「大望」見てみようか・・・。


めぞん一刻

2007年05月13日 16時33分13秒 | TV&エンターティメント

実写映像だと20年ぶりのリメイクでしょうか。
石原真理子主演,オーディションで選ばれたのが石黒賢で,この二人が映画の内容宜しくできてしまって,「ぷっつん」などという流行語を生み出す元となったのではなかったでしょうか・・・。
実際に実にお寒いできでして,同時期に放送されていたアニメ版の方がまだまし,といった感じだった記憶があります。


原作は昭和56年~62年にかけてビッグコミックスピリッツに連載されていたベストセラーで,当時「美味しんぼ」とともに看板的作品だった記憶があります。
同時に,私のように貧乏な20代青年の共感を呼び,バイブル的存在でした。
段ボールに詰めて保管しておいたはずが,いつの間にやら相方に処分されたようです・・・(泣)


でもって,今回のリメイクと相成ったわけですが,録画して昨晩見てしまいました・・・。
伊東美咲嬢を初めて見たのは,CX系のバレーボールの中継だったと思います。
確かarashiと一緒に出ていて,次が「逮捕しちゃうぞ」でしょうか。
昨年「電車男」見たときは,少々衰え(失礼!)を感じてしまいましたが,今回はさほどでもなく安堵(謎)。
脇を固めるキャラも皆芸達者で,原作のイメージとさほど違和感は有りませんでした。
・・・とはいえ,一ノ瀬夫人役の岸本加世子は細すぎ,四谷さん役の岸部一徳は老けすぎで蛇おじさんらしくなく,「茶々丸」のマスターの柳沢慎吾に至ってはミスキャストとしか言いようがありませんでした。


昭和58年の設定とは言えカード式公衆電話があったり,その他の風俗があまり昭和を感じさせてくれなかったり・・・と突っ込めばきりがないのですが,原作のコミックス第一巻の内容にしてはテンポが悪く,1時間見たあたりで飽きてしまいました。
何よりも,今回も公募で選ばれた五代役の中村くんは新人であることを差し引いても演技が垢抜けず,共感を得るには至りませんでした。
おそらく今後スペシャル番組として,大学生編,幼稚園編,キャバレー「バニー」編,そして大団円,と進んでいくのでしょうが,ちょっと期待薄かもしれません・・・。


個人的に原作キャラでは三鷹が好きでしたね。
一族全員歯が光るし,飼い犬(マッケンロー)も生まれた双子も歯が光る。
昭和の終わり頃,本気で赤のシルビア(アニメ版はソアラだった)を中古で探したものです。「ぼくはお金持ちです。何でもしてあげられる。」
と一度言ってみたかった・・・(言えるか)。
沢村一樹じゃ実年齢は近くても,もう少し若々しくないと・・・。


TV朝日のサイトを見ると,PIYO PIYOのエプロンを売っていました。
ついつい一瞬買おうか,と思ってしまいました・・・(買ってどうする・・・)。

しかし,あの時計坂,ロケ地はどこなんでしょう。
高台から街を俯瞰できる場所,というとやはり都下のどこかなんでしょうか(原作のスケッチは東久留米市なんて情報を以前聞いた覚えがありましたが)。
ついつい「耳をすませば」の舞台と被ってしまいましたが,一度訪れてみたい場所です・・・。


『特急田中3号』

2007年05月05日 23時49分45秒 | TV&エンターティメント

くっだらねぇ~,が正直言って最初の印象だったのですが,何故か毎回見てしまっています,というか週末の楽しみの一つになっているのが,自分でも不思議です(昨日と同じだけどこちら参照)。


そもそも『鉄』とは,全く市民権のない趣味であり,地に潜って誰にも知られず密かに活動するようなものだったと思うのですが,近年俄に脚光を浴びたような気もします。
それもあまりよろしくない傾向で・・・。


私が小中学生の頃,クラスに1~2人は『鉄』が居て,毎日のようにキハ28と58だのモハ455と457の違いだの583系の電車寝台は寝心地が悪いだの,熱く語っていました。
周囲の連中が俄『鉄』になり・・・という時代でしたが,今の少年たちに『鉄』が多いとは全く思われません。
おそらく,昭和60年代以降のTVゲームの流行が『鉄』の市民権を奪い,地下活動を余儀なくさせたと考えられます・・・。


で「田中3号」ですが,久々に三枚目が主役のドラマでして,猪突猛進し懲りない田中が見るごとに共感を呼ぶのが我ながら不思議です。
見栄っ張りでハッタリ野郎でプロしか女を知らないらしいお調子者でしかない田中が,実は恋愛に対してシャイで真剣である姿が回を追うごとに伝わってきます。


出てくる役者さんたちもキャラが立っていて,見栄えがします。
栗山千明嬢を見たのは「キル・ビル」以来ですが,存在感抜群ですね。
ま,つり目で眉が細く,私のタイプではありませんが・・・(をい)。
あの派遣のおねいさん3人の中では,日伊のハーブという加藤ローサ嬢が一番可愛い気がしますが・・・って違うか・・・。


毎度毎度の舞台も楽しみの一つで,小湊鉄道都電荒川線碓氷鉄道文化むらしなの鉄道の115系・そして来週の小田急ロマンスカーVSE50000型といった具合に『鉄』の勘所を押さえたチョイスに納得です。
昨日なんか,
「お,妙義山が見える」
とか
169系に赤は似合わねーな」
だの,
「EF58が新旧両方居る」
「お,今度はロマンスカーで箱根か」
といった具合に能書きたれまくりでした・・・(爆)


どうやら回を追うごとに田中とおねいさん方が,『鉄』の奥深さを知り,自分の人生の視野を広げていく,といった展開になりそうですが,どうなることか楽しみに待ちたいと思います。
ま,展開にはかなり無理があり,突っ込みどころも満載ですが,楽しめるので良いのかと・・・。


しっかし,結婚至上主義の花形君,おねいさん方の前で童貞であることをばらされて,今後どうする・・・と思いきや次回への伏線だったようで・・・。


「クレイジー伝説」・・・

2007年03月27日 21時35分11秒 | TV&エンターティメント

植木等さんが亡くなられた。
個人的にどうこう語る程ファンというわけでもなかったし,私自身の生き方に大きな影響を与えたという程でもないのだが,一時代を築いた方々がこうして櫛の歯が欠ける如く去っていくのを見るにつけ寂しさを禁じ得ない。


お笑い芸人やお笑いソングばかりが有名になり一人歩きしてしまった感はあるが,もともとは歌手志望でハナ肇や谷啓,犬塚 弘らと組んだ伝説のバンド「クレイジー・キャッツ」のメンバーであった(ライバルはドリフだろう)。


「日本一の無責任男」の時代や「スーダラ節」の大ヒットはさすがに覚えていないが,私にとっての植木等と言えば,やはり「シャボン玉ホリデー」だろうか。
曲で言えば,かなり時代は下るが「スーダラ伝説」と「針切りじいさんロケンロール」だろうか。
特に,90年の「紅白」で第9のメロディーが出てくる「スーダラ伝説」を熱唱し,白組を勝利に導いたことは極めて記憶に新しい。


ああした三枚目に徹した生き方こそ実は格好いい。
そうした意味でも実に潔い見事な生き様だった。
合掌・・・。