長野県諏訪二葉高等学校校長日記 2014・2015

諏訪二葉高校の校長です。校長の視点から学校の様子をお伝えしたいと思います。登校日毎日更新を目指します。ご愛読願います。

6月8日(日)吹奏楽部定期演奏会及び「デバライ」 2014-054

2014-06-08 08:02:49 | 日記

 本日午後、岡谷市のカノラホールで、吹奏楽部の定期演奏会が行われます。

 今年で25回を数えるそうです。

 パンフレットの「沿革」を見ますと、昭和60年(1985年)、室内コンチェルト部を吹奏楽クラブと改名とありました。

   

 すでに4月中に、パンフレットの挨拶文を頼まれ執筆しました。本日は、挨拶も頼まれています。6日の金曜日に、顧問の藤森先生と土橋部長が、できあがったパンフレットを持ち、校長室を訪ねてくれました。

 この定期演奏会、「長野日報」及び「市民新聞」でもすでに記事にしていただきました。ありがとうございます。

 吹奏楽部の諸君は、毎日、今日に備え、練習を行っていました。

 私は、小林教頭先生と会場に向かいます。

 朝、地域の草刈りがあり、それに参加した後に出かけてきます。

 地域の草刈りのような活動を、民俗学では、「村仕事(ムラシゴト)」と呼びます。

 『長野県史 民俗編 第五巻 総説 Ⅰ』(平成3年発行)によれば、
 「ムラの人たちが共同で一つの行動をとるものとしては、ムラの仕事、共同祈願、氏神祭りなどがある。これらの中で、とくにムラの仕事は全戸から一名ずつ、いっせいまたは順番に出て、無償で労力奉仕をすることが求められてきた。
 そうしたムラの仕事はオテンマ・カンヤク・ニンソクなどといわれ、諏訪地方ではデバライ」などとも呼ばれる。その仕事の種類としては、道普請、用水路修理、共有林の手入れなどである」(16頁~17頁)
 とあります。

 上記からもわかるように、諏訪地方では、「デバライ」という名前で呼ばれていることが特徴的です。

 先日、区長及び衛生部名で、各戸に配付された通知によりますと、

 「春季 草刈り・側溝清掃 作業 について(お願い)」とあり、

 日時 6月8日(日)午前6時から8時
 集合場所 各組ごとの集合場所 私の組は案内板前
 持参する道具 草刈り鎌、草刈り機(側溝清掃=ジョレンなど)
 やむを得ず、当日参加できない方は、組長・班長さんに申し出ていただき、指定された場所の草刈りを事前に行ってください。

 などとありました。

 ムラシゴトに出られない場合には、「出不足金」を支払う場合、代わりの人足を出す「代人足」、さらに別日にムラシゴトを行う場合などがあります。

 ここ尾玉町では、「別日にムラシゴトを行う」ことが求められているということです。

 尾玉町は、山を切り開いて作られた造成団地であり、何しろ急坂なのです。道の両側の草刈りを行いました。私も自宅から草刈り機を持ってきて、草を刈りました。混合油は、区で用意してくださってありました。

 草刈り終了後、衛生部長さんから、諏訪市からのお知らせの連絡があり、区長さんからは、新しく区に転入した者の紹介があり、私も自己紹介をさせていただきました。これって、「ムラ入り」の儀礼ですよね。4月に、区長さんのところに、転入の挨拶に伺ったときに、酒1升をお持ちしましたが、今日、こうした形で紹介されるとは思ってもいませんでした。


   

 

   草刈りの様子

  

   草刈り終了後、ロータリーに集まり、衛生部長さんと区長さんの話を伺いました。

☆追伸 20時
 インターネットで、女子バレーボール部の試合結果を知りました。
 市立長野高校に勝利し、ベスト8進出。ベスト4をかけた試合で都市大塩尻に敗れました。応援ありがとうございました。実は、明日、5位決定戦があります。顧問の下條先生、永田先生、選手のみなさん、お疲れ様でした。また、明日も頑張ってください。小林教頭先生撮影の昨日の写真は、明日以降この「校長日記」に掲載します。