4月も今日で終わりです。この1カ月、右も左をわからないままの状況でしたが、何とか皆さんのお力添えで乗り切ってこられました。そのことをまず感謝申し上げます。
毎朝出勤すると、すでに、事務室の丸山さんと宮澤さんが、校長室のカーテンを開けてくださり、校長室の鉢植えに水やりをしてくださっています。また、事務室の両角さんは、「コーヒーをどうぞ」と声をかけてくださり、大変感謝しています。鮎澤事務長補佐も、三井さんも、久保田さんも、本当によく仕事をしてくださり、先生方も事務室の皆さんに、全幅の信頼をおいています。
先日も、校長室には、様々なものを貼るスペースが乏しく、また、危機管理上もどうしても必要となる「ホワイトボード」を内山事務長にお願いしましたところ、あっという間に願いを叶えていただきました。
「事務室は学校の顔」といいますよね。内山事務長以下、本校の事務室の皆さんの働きぶりに、改めて校長として感謝申し上げます。
さて、今年度の教育実習は、6月2日からスタートします。
2週間の実習生と3週間の実習生がいます。
ちなみに、本校の教育実習の担当者は、教務係の松下先生です。
すでに、松下先生から実習生の名簿をいただき、「2日の1時限に私から実習生に話をするように」と依頼を受けています。
ところで、来年度の教育実習生の受け入れについても、大学生からの依頼があいついでいます。
本校の教育実習を通して、教職の魅力を改めて再認識し、教員採用試験に合格する。
この諏訪二葉高校出身の教員が、たくさん誕生し、また、活躍することを切に願っています。
上の写真は、体育科の授業の中で行われていた「体力測定」の様子を撮影したものです。
話は変わり、放課後、茶道部の練習風景を見学に行きました。外部講師の武井先生が「お稽古」の前に、校長室にご挨拶に見えました。その中で、「本日これから、合宿所で練習をしますから、よかったら校長先生もどうぞ」とのことでしたので、お言葉に甘えて伺いました。
「奥田流」と呼ばれる、諏訪高等女学校以来の伝統を引き継ぐ流派を習っていました。練習後、お茶をいただきました。飲み方は、はるか昔に習ったことがありましたが、忘れてしまいましたので、先生方や生徒に聞きながら、頂戴しました。おいしかったですよ。
「奥田流」とはなんぞや。俄然興味がわきました。
『法母庵友の会たより』23号(平成18年発行)の中に執筆されていた本校茶道部の記事のコピーを入手しました。また、『長野県諏訪二葉高等学校七十年誌』も参考にして、本校茶道部の歴史を、この「校長日記」でも紹介したいと思います。
・諏訪二葉高校(諏訪高等女学校)の茶道は、奥田正造東京成蹊高等女学校長を当時の本校校長の三村安治校長が招いた昭和4年(1929年)に端を発すること。それは、昭和4年1月4日から7日まで、諏訪女教育会が奥田校長先生を招いて3泊4日の修養会を本校の旧校舎の作法室で開いたのが始まりであったこと。
・奥田先生からご指導を受けた女教員から生徒へと伝えられ、現在もこのお手前を生徒自ら守っていること。
こんな経緯がわかりました。今から80年以上前のことですよ。この長き伝統の重みを、この「校長日記」を執筆していて、改めてかみしめました。