長野県諏訪二葉高等学校校長日記 2014・2015

諏訪二葉高校の校長です。校長の視点から学校の様子をお伝えしたいと思います。登校日毎日更新を目指します。ご愛読願います。

12月28日(月)御用納め 2015-226

2015-12-28 22:14:16 | 日記

 

 今朝撮影の諏訪二葉高校

 御用納めの日を迎えました。

 「御用納め」とは、官庁で、その年の仕事を終わりにすること。普通は、12月28日を指します。「御用仕舞い」、「仕事納め」ともいいますね。

 午後5時に、出勤していた教頭先生と事務室の職員に挨拶をして、皆で学校を後にしました。まだ、仕事をしている先生がいましたが、後を任せました。

 午前中、生徒の面接練習に付き合いました。正月早々の一般入試の中で、面接もあるとのことですから。その後、彼女たちは、教室で午後まで勉強していました。

 そんな中、今日も部活動は行われていました。

 女子バレーボール部と女子サッカー部は、県外遠征中です。

 校内外では、卓球部、男女バスケットボール部、陸上部、女子バドミントン部、野球部、新体操部が練習を行っていました。それぞれの活動の様子を写真に納めました。

 野球部

 写真を撮りに行くと、「こん(に)ちは」と皆が挨拶をしてくれました。いいなぁ、野球部

 卓球部

 女子バドミントン部

 すでに練習を終え、部室とその周りの掃除を終えたところを、顧問の竹村先生にお願いして、「集合写真」を撮らせてもらいました。

 女子バスケットボール部

 こちらも撮影に伺うと、ぱぁと生徒たちが集まってきたので、一言申し上げました。顧問の鈴木先生と藤森先生、ご指導をありがとうございます。明日も、練習をし、最後に掃除をしてくださるとのことでした。女バスの諸君、いつもありがとう。

 男子バスケットボール部

 新体操部

 こちらは、午後の練習でした。正月明けに大会があるので、少ない人数ながら頑張っています。

 そばに行くと、こちらも集まってきてくれたので、一言申し上げて、写真を撮らせてもらいました。

 さて、今日まで、4月から「校長日記」の登校日毎日更新は、公約通り果たしてまいりました。ネタのない日は相当困りましたが、そんな時は、校内外を1周すると、必ずネタを見つけることができました。

 注意深く見ると、必ず、何かを発見するんですね。そんなことを思いました。

 この「校長日記」、予め、「予定原稿」を少しだけ書いておきます。それを、朝アップして、その後、官舎に戻り、写真を加えながら、さらに書き足すという作業を毎日行ってきました。

 この「校長日記」、構想から執筆、さらに、加筆、推敲、再度の点検と、あわせると、けっこうな時間をかけていますが、「学校の様子がよくわかる」といってくださる保護者のみなさんの声を励みに、これからも執筆してまいります。

 「校長日記」の「総括」はこのくらいにします。

 今日で、今年の「校長日記」の執筆をおしまいにしようと思っています。

 読者の皆さん、ご愛読、ありがとうございました。

 少し早いですが、よいお年をお迎えください。


12月25日(金)2学期終業式 2015-225

2015-12-25 22:28:58 | 日記

 本日は、午前中に水曜日の3時限から6時限の授業を行いました。

 昼食後、清掃を行い、終業式、LHRとなりました。

 大掃除の様子です。

 インフルエンザ対策等のために、終業式は放送にて行いました。

 生徒の顔が見えない終業式は、残念ですが、私の個人的な感慨はさておき、センター試験前の3年生の状況を考えれば致し方ないことと思います。

 私の講話内容は以下のとおりです。

 担任の先生からこの「校長講話」を書きとるメモ用紙をもらいましたか。このメモ用紙と筆記用具を机の上に出してください。


(5秒)
 準備ができましたか。それでは、始めます。
 みなさん、「今年の漢字」というものを知っていますか。
 「今年の漢字(ことしのかんじ)」とは、漢字一字を選び、その年の世相を表す字であるとして決定し、公表する日本漢字能力検定協会のキャンペーンです。

 それでは、今年は、どんな漢字が選ばれたのでしょうか。
 それは、「安」という漢字です。「やすい」、「やすんじる」、「いずくんぞ」とも読みますね。メモ用紙に「安」という漢字を書いてください。
 なぜ、「安」なのか。協会によりますと、
1 「安」全保障関連法案の審議で、与野党が対立。採決に国民の関心が高まった年。戦後70年の節目を迎え、これからの国の平「安」について皆が考えた。
2 世界で頻発するテロ事件や異常気象など、人々を不「安」にさせた年。
3 建築偽装問題やメーカーの不正が発覚し、暮らしの「安」全が揺らいだ。ことなどが理由としてあげられます。

 ところで、みなさんの今年1年を象徴する漢字1字は何でしょうか。
 ぱっと思いつくものはありますか。これから30秒間時間を与えますので、メモ用紙に書いてください。
(30秒)
 その書いたものを、隣の人と見せ合ってください。なぜ、その漢字を選んだのかは、また、別の機会に話し合ってほしいと思います。
(10秒)

 私も考えてみました。
 それは、「そう」です。
 この「そう」と音読する漢字、結構たくさんあります。
 これもこれから30秒間測りますので、おもいつくだけメモ用紙に書いてみてください。もう一度言います。「そう」です。「用意、始め」。
(30秒)


 これからいくつか漢字を言いますので、それもメモ用紙に書きとってください。

 草(くさ)も、音読みは「草」ですね。早いの「早」、総合の「総」、荘園のしょうも「荘」と読みます。相談するの「相」、お坊さんを示す僧侶の「僧」、宗教のしゅうも「宗」と読みます。 葬式の「葬」、装飾品の「装」、走るも「走」と読みます。 

 相談の相の字の下に心を書く、「想う」とも読める「想」の字もあります。
 他には、階層、富裕層の「層」、躁鬱の「躁」、双方向性の「双」、送迎の「送」、壮年の「壮」、筝曲の「筝」、奏でるの「奏」、中国の王朝の「宋」、聡明で人名で聡(さとし)とも読む「聡」、漕艇の「漕ぐ」とも読む「漕」、戦争の争いも「争」と読みますね。
 他にもたくさんありますが、校長室前の「学校長掲示板」に示しますので、ご覧ください。

 参考
 掃 燥 騒 捜 桑 窓 蒼 倉 巣 惣 挿 操 曹 槍 爽 箱 糟 霜

 私としては、創造の「創」で「つくる」と読む「創」を、今年の漢字としました。
 諏訪二葉高校の教育を「創る」ために、心を尽くしたからであります。
 今年の漢字1字、是非、記憶にとどめるだけでなく、今皆さんが書いた自分の今年の漢字一字も、大切な手帳などに貼り付けながら、記録として残しておいてください。

 また、始業式の日に会いましょう。
 終わります。

 終業式が終わり、校内を見回っていますと、陸上部の諸君が顧問の櫻井先生と一緒に、陸上部の注文品を運んでいました。

 また、今日の「漢字」を使った終業式について、いきかう生徒に次々と感想を求めました。

 「吹奏楽部なのに、『奏』の字を思いつかず、悔しいです」

 「頭が真っ白になってしまい、5つしか思いつきませんでした」

 「クイズみたいで楽しかったです」

 さらに、5時近くに会った生徒たちは、すれ違うごとに、口々に、「校長先生、よいお年を」と言うじゃないですか。

 ここ「二葉」には、年の暮れの、かなり限定された日にしか言わないであろう「挨拶の言葉」を、適切に表現できることのできる生徒が多々いて、ほんと、保護者の皆さんの家庭での教育力の質の高さを思いました。

 さて、明日から1月5日(火)まで、年末年始休業となります。

 学校は28日と1月4日からあいています。29日から1月3日までは、事務室も含めて休みますので、ご承知おきください。

 上の写真は、昨日同窓会室に行って撮影してきたものです。本校の旧校舎など、同窓生にとっては懐かしい写真の数々が飾られています。

 同窓生の皆さん、同窓会室にもお出かけください。

 私は、28日も出勤しますので、この「校長日記」に関する今年の総括的なことは、改めて、28日の「校長日記」で書くことにします。

 


12月24日(木)本日も面談につき、午前中授業 2015-224

2015-12-24 23:08:24 | 日記

 

 

 

 本日も午後、面談にあてていますので、木曜日の4時限から7時限の授業を午前中に行いました。

 火曜日の午後、「匿名性を担保した学校評価」が集まってきていますので、その用紙の自由記述欄をしばし読みました。

 たくさんのご意見をいただきました。担当部署で検討し、昨年同様、ご意見への回答をウエブサイトなどで報告したいと思っています。

 この「校長日記」に関する好意的な記述を多く見かけ、大変うれしく思いました。ありがとうございます。

 今後とも、生徒の話題を中心に据えながら、書いてまいりますので、保護者の皆さん、よろしくお願いします。

 「土曜講座」に関するご意見が、昨年度に比べ多かったように思います。

 保護者の皆さんに、どんな内容で講座を行っているのか、もう少し丁寧に説明すべきであったと反省しています。この点につきましても、改善策を考えてまいります。

 冒頭の写真は、茅野市の諏訪中央病院と諏訪中央病院看護専門学校の外観です。昨日、お見舞いに伺った際に撮影してきました。

 この専門学校を受験する本校生もいます。

 今朝から、何人かから面接練習を頼まれています。今日の放課後も、明日の朝も。さらに、御用納めの日も。生徒諸君が志望校に合格できますように、私も、私なりに支援していきますよ。

 話は変わり、今日の放課後、吹奏楽部顧問の藤森先生と部長が、先の大会の結果報告に校長室に来てくださいました。結果はもう少しで県大会というチームもあったとのことです。結果も大切ですが、過程も重要です。次の大会に向けて、吹部のみんなが頑張ってくれることを期待しています。


12月22日(火)三者面談 2015-223

2015-12-22 22:30:52 | 日記

 今日の正面玄関

 本日は火曜日の4時限から7時限の授業を午前中に行い、午後は面談日程にしています。

 すでに、短縮日程とはしていませんが、昨日までも三者面談は行われています。

 今回は、2学期の成績について、来年度の文理選択について、1・2学年共に話しあわれています。

 3年生は、進路関係の面談が行われています。

 保護者の皆さん、よろしくお願いします。

 今朝撮影の諏訪湖方面

 定点観測の写真です。

☆12月23日 追伸

 信濃毎日新聞に、本県の高等学校長会のフェイスブック記事が掲載されました。

 以下からご覧いただけます。

 http://www.shinmai.co.jp/news/20151222/KT151221FTI090001000.php


12月21日(月)主権者教育及び第21回 三澤勝衛先生記念文庫連続講座 2015-222

2015-12-21 19:04:26 | 日記
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 本日午前中、岡谷東高校に行ってきました。主権者教育の研究授業を参観するためです。北野校長先生から、声をかけていただきました。ありがとうございます。学校で少し仕事をして、岡谷東につきましたら、結構早い時間についてしまい、北野校長先生、宮坂教頭先生にご迷惑をかけてしまいました。お詫びに、北野校長先生のお仕事を少しだけお手伝いしました。
 
 
 
 諏訪地区の高校では、お互いに、こうした取り組みの情報交換が盛んになってきました。前にもこの「校長日記」に書きましたが、一校で何かを行う時代ではありません。お互いに、いいものを学びあうことが大切だと思うのです。
 
 さて、研究授業についてです。
 
 3年生現代社会の授業で、「理想実現のための政党づくり」合計7時間の授業の、今日は6時間目。公開討論会を行い、放課後、模擬投票を行っていました。
 
 非常に生徒諸君が、アクティブに活動していて、授業担当者の武田先生の用意周到な準備も、勉強になりました。県下各地から、先生方も、参観されていて、それぞれ、自分の学校での実践に役立つ授業だったと思います。
 
 研究授業の研究会に参加し、その後の模擬投票の様子を見て、学校に戻ってきました。
 
    
 
   
岡谷東の様子ですので、画像を荒くしました。
 
 また、本日午後、清陵に行ってきました。こちらは、石城校長先生からのお誘いです。
 
 
 
 
 
 第21回 三澤勝衛先生記念文庫連続講座

 内容:「大地震!その時君は大丈夫?」本当の地震対策とは何だろう?

 講師:原山 智氏(本校74回生、信州大学理学部地球学コース教授、三澤勝衛先生記念文庫運営委員)

 日時:平成27年12月21日(月)16時~(18時終了予定)

 会場:諏訪清陵高校同窓会館1階
 
 こちらも、大変勉強になりました。原山先生は、北アルプスをフィールドとされていて、延べ2000日、山に入られているとか。その説得力のある話に、納得しました。
 
 地震対策として、一番大事なことは、「生き残ること(死なないこと)」ですよね。
 
 皆さん、寝室に、倒れやすい大型家具を置いていませんか。校長住宅には、何もないので、その点は安心ですが、「枕元に、底の厚い運動靴を準備しておいた方がいい」という原山先生のお言葉、今晩から実践します。ガラスが散乱したところを素足では歩けませんから。
 
 もう一つ、どこに住むかも重要なポイントですね。
 
 今日は、岡谷東と諏訪清陵へ。大変勉強になりました。
 
 
 
 
 原山先生の著作を紹介していただきました。ありがとうございます。購入します。 
 
 冒頭の写真は、昨日訪れた、松本の古本屋さんと、向かいの上土・下町会館です。
 
 この会館で、長野県民俗の会の役員会を行いまして、私も監事職についていますので出席してきました。


12月19日(土)諏訪国際交流協会「クリスマス交流会」 &ちぇんじすわみーてぃんぐ企画など 2015-221

2015-12-19 23:45:37 | 日記

 

 本日夕方から、ホテル鷺の湯で標記の交流会がありました。

 私にも出席要請がありましたので、出かけてきました。

 沖野会長さんのご挨拶

 本校生徒も9名参加しました。清陵と諏訪実の生徒もいましたよ。

 今度の3月にセントルイスに派遣される生徒と引率の先生

 今年の3月にセントルイスに行ってきた生徒たち

 この交流会は、「諏訪地域在住の外国人の方々との交流」を目的としたものです。

 金子市長さんのご挨拶

 松本市在住の石田さんによるクリスマスソングの演奏などの企画がありました。石田さんの歌声、素晴らしかったです。さっそく、ネットでCD注文しますよ。

 それに先立ち、冒頭の写真の催し物を見学しました。というより、アクティブに参加しました。清陵の石城校長さんと一緒にでかけてきました。

 諏訪市内の3校の生徒の有志たちが、企画したものです。この高校生たちの活動、今後も大いに期待しています。

 非常におもしろかったです。以下の写真で雰囲気を察してください。

 まず、参加者を3つのグループに分けました。私はBグループになりました。さいころをふり、上のプリントのとおり、「ミッション」を行います。たとえば、「くじをひいて、その人物のものまねをする」、「その商店をSNSにアップする」、「ポスターを張っていただく」、「お店の方と一緒に写真撮影をする」、「公園で俳句を詠む」、「水を飲む」、「上諏訪駅で写真を撮る」、「お稲荷さんで手を合わせる」、「手長神社の参道で、グリコのじゃんけんをする」といったものでした。

 商店街を回り、それぞれのお店で、様々なお話をしました。また、思わず、財布のひもも緩んでしまいました。2時間ほど回りましたか。

 いやぁ、この企画、本格化すれば、かなり、地域の活性化につながること間違いありません。そう確信しました。

 長野日報社と信濃毎日新聞社の取材もありました。記者の皆さんも、寒い中、一緒に歩いていただき、ありがとうございました。

 

 

 御主人の二胡の演奏、素晴らしかったです。

 このほか、校内では、生徒会役員会が一日行われていました。修学旅行の翌日のこの会議、2年生の役員諸君、お疲れさま。8時30分集合で、4時近くまでやっていたと思います。

 話は変わり、県高校校長会では、県内の各高校の情報をフェイスブックで発信することになりました。フェイスブックで、「長野県高等学校長会」を検索ください。いくつかの高校の情報をすでに見られます。私も、ほんの少しですが、情報提供しています。この「校長日記」に書いてあることとほぼ同じですが……。

 さらに話は変わり、修学旅行隊の最終日の写真をさらに入手しました。4日間、写真を現地から送ってくださった藤森先生、濱崎先生、ありがとうございます。上記のフェイスブックのメッセンジャーの機能を使い、やりとりしました。

 旅行中の4日間のアクセス数が、1328、1315、1650、1735と非常に多くの方にご覧いただい、ありがとうございました。ちなみに、一番多かったときは、4953という日がありました。

 以下に最後の旅行写真をアップします。

 

 


12月18日(金)修学旅行最終日及び1学年進路研修「地元企業を知る」 2015-220

2015-12-18 21:59:15 | 日記

  修学旅行隊、無事に諏訪各地に戻ってきました。竹内学年主任から腰原教頭に報告があり、教頭先生から、先ほど私のところに電話連絡がありました。

 生徒諸君、引率の先生方、今日はゆっくりお休みください(21時30分現在)。

 この時間、修学旅行隊は無事に羽田空港につき、バスで諏訪に向かっています(17時37分現在)。 

 本日、修学旅行隊が戻ってきます。

 昨晩の食事の様子を今日の「校長日記」でまずアップします。

 今朝、宿泊所を発ち、今日の見学場所に向かいます。

 8:50 佐喜眞美術館

10:20 世界遺産・首里城公園

11:50 那覇空港

15:05 羽田空港

20:00 諏訪各地

 話は変わり、本日午後、1学年では、地元企業の方をお迎えして、お話をうかがいました。

 題して「地元企業を知る」です。

 この企画、全面的に諏訪市経済部商工課と諏訪商工会議所のバックアップがあり、実現しているものなのです。私からもこの場を借りて、改めて御礼申し上げます。

 職業高校と違い、本校は普通科の高校ですので、現段階では、1年生たちは、企業で働くということについて、ほとんど知識を持っていないと考えています。進学するにしても、最終的には、「職業の世界」で生きていくわけですから、どんな会社が世の中にあり、どんな仕事をしているのか、少しは知らなければいけないと思うのです。私は、本校の卒業生たちが、諏訪の地あるいは長野県に戻ってきて、地元に貢献する仕事についてほしいと願ってもいます。

 今日の講師の先生の中にも、本校の卒業生が何人かいましたが、ぜひ、先輩達のように、長野県で活躍してほしいと願っています。

 昨日の「新県立大学」の話でも、「地元で活躍する人材(「人才」という言葉を使っていました)を育てたいと」いったことを、金田一先生も話しておられました。

 アルティメイトプロジェクト(株)、信濃毎日新聞社、岡谷酸素(株)、(株)ホテル紅や、(株)ライト光機製作所、(株)池ノ平ホテルグループ、スワテック(株)、諏訪赤十字病院、高島産業(株)、諏訪信用金庫の各社の担当者の方々には、大変お世話になりました。

 会議室にお集まりいただき、冒頭で、私から、上記の内容に触れながらご挨拶を申し上げました。

 あとは、各会場に行き、撮影した写真をアトランダムに掲載します。

 冒頭の写真は、昨日撮影した美術室の一年生生徒の作品及び次の製作課題です。


12月17日(木)修学旅行3日目及び「新県立大学」講演会 2015-219

2015-12-17 21:57:54 | 日記

 この「校長日記」、昨日と一昨日は、閲覧数が連続して1300件を超えていました。沖縄修学旅行の写真をきっと、保護者の皆さんが見てくださったんだろうと勝手に解釈しています。

 さて、修学旅行は3日目を迎えています。

 本日は、分野別の研修を行いました。

 先ほど、旅行隊から大量の写真が送られてきました。

 すべてのコースを網羅しておりません。その点はすみません。

 引率の先生方全員から、さらに大量の写真が送られてきましたら、収拾がつきませんので。一応、私の手元には、「私の特命」で二人の先生から写真を送ってもらうように手配しています。

 一応、順不同で一挙に掲載します。

 沖縄の現在・自然・伝統文化・海洋コース

 むら咲むら体験コース

 沖縄の自然環境コース

 マリンスポーツ・植物観察コース

 伊江島コース

 国際交流体験コース

 私は、午後、長野県総合教育センターで会議があり、出かけてきました。

 その前に、午前中、スケートの県大会に出場した原田君と堀さんが校長室に挨拶に来てくれました。成績について聞いたり、今後のスケジュールについて確認しました。

 「勝負の世界は、いい時もあれば、よくない時」もありますよね。そんな話をしながら、「1月のインターハイでの活躍を期待している」旨、話しました。

 高校校長会の大学入試制度専門委員会と教育課程専門委員会共催の教育講演会です。

 新県立大学に関する講演をうかがいました。

 講師の先生は、新県立大学学長予定の慶応義塾大学名誉教授の金田一真澄先生でした。

 南信校長会でも、金田一先生のお話をうかがっています。今回で2回目になります。

 金田一先生は、祖父が言語学者で著名な金田一京助氏、父が国語学者の金田一春彦氏、日本語学者の金田一秀穂氏が弟です。先生自身は、ロシア語学者です。

 実は以下の本、そうとは知らずに、購入して読みました。

  

 先生の許諾を得ましたので、講演内容とお写真を掲載させていただきます。ありがとうございます。

 そもそも、「新県立大学」とはなんぞや。

 すこし、データ的なことを書きますね。

 平成30年(2018年)4月開校予定の4年制の公立大学です。

 場所は、長野県短期大学の場所、長野市三輪にできます。

 今のところ、学部構成は、1学年の総定員240名、内訳は、総合マネジメント学部総合マネジメント学科(定員170名)、健康発達学部食健康学科(定員30名)、こども学科(定員40名)(学部・学科名は仮称/各学科の定員は概数)となっています。

 

 それでは、今日の講演で、私が心に残ったことをいくつか書くことにします。

 何より、金田一先生の「熱い思い」に深く感動しました。

 大学を「一から創る」ということへの真摯なひたむきな姿勢に感動したのです。

 昔、筑波大学が、研究学園都市に開校した時に、赴任した教官たちが、学生寮にまで出向き、学生たちと、「新大学」を創るために、奮闘していたという話を聞いたことがありますが、そんな雰囲気を、金田一先生のお話から感じました。

 私の入学時は、すでに開校5年目でしたので、だいぶ雰囲気も変わってきていましたが、私の恩師も、学生寮に出没して、そこで、お話をうかがったことが、私自身も「日本民俗学」を専攻しようと思った動機の一つでした。ふと、遠い昔の学生時代のそんな一コマを思い出しました。

☆教育方針 親身の教育と身につく厳しい教育

 金田一先生自身、新入生全員と直接話をされるそうです。そんな学長さんは今までいなかったと思います。まず、この点が驚きました。

 私も軽井沢高校校長時代に、3年生全員と面接をしたことがありますが、100名程度でしたから、できました。入学後すぐに行うという点がすばらしいですね。

 少人数教育も「親身な教育」を実現するための大きなポイントですね。

 「身につく厳しい教育」というのは、私の経験からしてそうなんですが、大学時代はどうしても遊んでしまいます。そうではなく、大学時代を遊ぶのではなく、「予習をきちんとしながら、ディスカッションをする授業」を考えられておられるそうです。「イノベーション創出能力の育成」ということもおっしゃっていました。

 四学期制の導入ということも、目新しいものがありました。

 一般的に、前期と後期の2学期制の大学では、各学期が4カ月であり、その中で10科目から12科目くらいを履修します。それを2カ月8週間で、ある講座が週2回授業があり、5ないし6科目を学ぶというもののようです。ただし、「すべての科目がこうなるかは、現段階ではわからない」ともおっしゃっていました。

 こちらサイドとしては、どんな生徒を受け入れてくださるかが、最大の関心事でした。

 「全学生が海外を体験する」ということからして、「英語ができること」は、必要なことですね。さらに、「基礎的な学力の担保」も必要でしょう。そのうえで、新県立大学のそれぞれの学部学科で、自分が何をしたいのかをはっきりと意識しておくことが大切ですね。

 そんなことを思いながら、本校の生徒が新大学に合格できるように、英語の力をつけ、さらに、基礎学力も身につけさせ、最も大切なこととして、「新大学で何を学びたいのか」をきちんと考えさせて、志望者には今から、支援していきたいものです。

 今の高校一年生が、最初の一期生になるわけですから、我々もさらに情報収集をしながら、新県立大学で学びたい生徒の発掘に努めていきたいとも思った次第です。

 金田一先生には、私からも、「要望」を申し上げました。ここでは書くことは控えます。

 校内では、1学年がLHRの時間を使い、明日の「地元企業を知る」の事前学習を行いました。ワークシートの完成がそのミッションです。

 担当の馬場先生、古牧先生、ありがとうございます。


12月16日(水)修学旅行2日目 2015-218

2015-12-16 20:15:29 | 日記

 

 旅行隊は2日目を迎えています。

 先ほど、旅行隊から、今日の写真が届きました。藤森先生、濱崎先生、写真をありがとうございます。

 本日の日程は以下のとおりです。

 6:00 起床

 朝食の様子

 8:00 出発

 糸数壕・山城本部壕・ひめゆり平和祈念資料館などをクラス別に見学

 昼食会場

15:00 海洋博公園:美ら海水族館

18:00 宿舎着

 夕食の様子

 夕食後の団欒

 スケートの県大会、原田君が一昨日、1500mで優勝でした。

 昨日は、原田君が5000mで三位。堀さんが3000mで五位でした。全国大会も頑張れ。


12月15日(火)修学旅行初日、高校校長会管理運営専門委員会 2015-217

2015-12-15 22:52:17 | 日記

 本日、2学年は修学旅行に出発しました。

 2学年の保護者の皆様、お待たせしました!

 修学旅行隊から私の手元に送らてきました写真を一挙掲載します。

 写真は、保護者の方から提供していただきました。ありがとうございます。

 朝、6時10分、腰原教頭に竹内学年主任から、「全員、駒ケ岳SAを出発した」と報告があり、その旨の報告を受けました。

 本日の行程は以下のとおりでした。無事に1日目を終えたとの報告を受けています。

 各所からバス乗車(6台)

 5:50 駒ケ岳SA到着 クラス別に乗り換え

 9:00 中部国際空港到着

 

 搭乗券の配付の様子

12:40 那覇空港到着

14:50 平和祈念堂 大田昌秀元沖縄知事さんの講演会実施

16:10 平和記念資料館見学

      平和の礎 追悼セレモニー

18:30 国際通り研修

21:00 ホテル入室

 私は、午後、松本市中央公民館を会場に、標記の会議があり出かけてきました。あとの会もあり、ただいま、官舎に引き上げ、本日の一切合切を記述しています。

    この委員会としては、今年度最後の会議になりました。

 今年度の反省及び来年度の計画を立てました。

 話は変わり、週末に行われた、バレーボールの新人戦は、男女ともに県大会進出はならなかったとのことでした。冬場鍛えて、「捲土重来」ですよ。期待しています。

 すでに新聞報道されています、スケート県大会の原田君と堀さんの活躍の様子は、明日の校長日記でお知らせします。


12月14日(月)修学旅行事前結団式及び諏訪地区中等教育懇談会 2015-216

2015-12-14 18:56:26 | 日記

 

 明日から3泊4日の日程で、2学年の生徒諸君は、沖縄本島への修学旅行に出向きます。

 朝、荷物の配送を生徒用昇降口前で行いました。中には、海外旅行1週間ではないかと思うような大きな旅行鞄を持ってきた生徒もいましたね。

 「なんでこんなに大きいの?」と聞くと、4日分の私服など、それぞれの事情があるようでした。

   

   

   

   

    本日、4時限終了後、お昼休みをはさんで、最終打ち合わせ会を実施しました。

 私も、この結団式の冒頭で、挨拶を頼まれていましたので、二つのことを話しました。

 一つは、「歴史の生き証人のお話を真剣に聞いてきてほしい」ということ。

 もう一つは、「沖縄の持つ多様性を実感してきてほしい」ということです。

 最後に、何より、「安全第一。そして、沖縄を十二分に満喫してきてほしいと願っています」と締めくくりました。天候に恵まれるといいんですが……。予報は厳しいものがあります。

 

 私の挨拶のあと、先週の金曜日の放課後のコンサートのメンバーで、「カンカラ三線」の演奏がありました。

 

 今日の市民新聞朝刊から

 私は、結団式後、諏訪地区の中等教育懇談会があり、諏訪教育会館に出かけてきました。

 今日の話は、少し詳細に記したいと思います。

 この会、平成19年(2007年)1月24日に設置されています。

 懇談事項は、

 中学校期から高等学校期に至る、一貫性のある育成課題に関する事項

 魅力ある学校づくりについて共通理解と連携協働に関する事項

 その他各号に関連する事項

 です。

 参加構成は、

 小学校長会3、中学校長会17、養護学校長2、高等学校長10

 諏訪地区市町村教育委員会協議会代議員12

 その他、懇談内容によりまた必要により次の者を加える。

 小・中・高等学校PTA代表、希望する保護者・教職員・他

 とあります。

 今回のテーマは、「諏訪地区中等教育の今後の展望と課題~魅力ある学校づくりのため小学校・中学校・高等学校・大学及び地域はどう連携を進めたら良いか~」でした。

 話題提供として、「中高が交流・連携した教育活動について」及び「高大接続改革を受けた末和清陵高等学校の動き」を諏訪中学校長会の校長先生方からの発表及び石城諏訪清陵高校校長先生の発表がありました。

 「中高が交流・連携した教育活動」は様々なものがあげられました。

 1 職員の交流・連携

  ☆高校の生徒・教師による、専門性を生かした教科学習指導

  ☆性教育やネット・トラブルなどの指導

  ☆職員研修交流

 2 生徒の交流・連携

  ☆文化祭、音楽会、生徒会活動等で

  ☆地域に出ての活動

  ☆部活動で

 3 その他

  ☆お互いに学校評議員として

  ☆養護教諭の中高交流

  ☆清陵での中高一貫校としての教育活動

 こうした点について、発表がなされました。

 石城校長先生の発表では、三澤勝衛先生の教育について、「教育というものは、教えるのではなく学ばせるのである。その学び方を指導するのである。」からはじまり、三澤先生の言葉、「人の考えたことなど覚えてどうなる。自分で考えろ。自分で考えるために、実物に触れろ。」を紹介してくださり、これからの「清陵」が求めていく方向性を示していました。

 「実物に触れ、自分の頭で考えろ」ということは、なにも「清陵」だけではないんです。

 我が「二葉」でも、同じことを、私自身も言っていますし、「自主・努力・感謝」といった教育目標の中についても、「自主」とは、まさに、「自分の頭で考え」なければ、生まれてこないものだと思うのです。

 今日の中等教育懇談会、非常に勉強になりました。

 冒頭の写真は、土曜日の朝、官舎付近から撮影した諏訪湖方面です。


12月12日(土)長野県高等学校歴史教育研究会冬季研究会 2015-215

2015-12-12 21:36:34 | 日記

 本日午後、本校地歴公民教室において、標記の会合を行いました。その後の懇親会もお開きになり、校長住宅に引き上げてきて、この「校長日記」を書いています。 

 昨年度もこの会議、この時期に、本校で開催しました。

 会員の赤穂高校春日先生の模擬投票の実践報告、本校の野澤先生の東大の入試問題を使ったアクティブラーニングの実践報告発表の後、板垣雄三東京大学名誉教授による「中東・イスラームの現状は、歴史教育に、何を問いかけているか」をうかがいました。講演をうかがい、一言で言って、「イスラーム」に対する自分の知識がいかに浅薄なものであったかを思い知りました。

 午前中、本校の野澤先生、武田先生が準備を行ってくださいました。ありがとうございます。

 今回の研究会、非常に楽しみな研究会でした。

 それは、若手の先生方が、数多く参加してくださると聞いていたからです。40名以上の会員が本校に参集してくださいました。

 市川事務局長さんにうかがうと、会員の総数は、100名を超えたとのこと。勧誘にかかわってきました私としても、大変うれしく思っています。

 本県の教員の年齢構成は、50歳台が非常に多いのです。この先生方が退職を迎えるまでに、それぞれの先生方の今までのノウハウを、若手にどう継承していくかが、私は課題だと思っています。

 こうした研究会に、多くの先生方が参加し、研鑽してほしいと願っています。

 諏訪は、長野県の真ん中になりますので、集まりやすいということもあります。

 若手の先生方は、部活動指導を任されていて、今日の会合にも出ずらいようですので、西沢会長さんにもお願いして、会員のいる高校の校長先生や教頭先生に、研究会への出席を後押ししてもらうことも考えようと思っています。

 以下、午後の研究会の様子を写真で示します。

 なお、本日、蘇南高校を会場に、「長野県国語国文学会」も開催されていました。藤村の関係の巡検も行うと、杉村校長先生から、事前に聞いていました。こうした国語科の先生方の研修の場を、私も大切に考えています。


12月11日(金)芸術音楽クリスマスコンサート 2015-214

2015-12-11 18:04:57 | 日記

 本日放課後、上の写真のコンサートを、音楽室で実施しました。

 私ももちろん伺いましたよ。

 この企画を考えてくださった音楽科の藤森先生、ありがとうございます。

 何と言いましょうか。心が洗われました。

 発表する生徒たちも励みになったと思います。

 こうした企画ものができることも、本校の魅力の一つです。

 以下、写真を掲載します。

 

 話は変わり、諏訪市赤十字奉仕団の濱委員長さんはじめ4名の方が、校長室を訪ねてくださり、青少年赤十字加盟校活動補助金を頂戴しました。JRC顧問の竹田先生に渡しました。濱委員長さん、ありがとうございました。


12月10日(木)南信高校校長会 2015-213

2015-12-10 23:56:19 | 日記

 本日は終日、上伊那農業高校において、標記の会議がありました。

 よって、かなり早い時間に諏訪を出ました。有賀峠では、道路の凍結により、車が峠の頂上付近で仰向けになっていました。みなさん。冬の道、気をつけてくださいね。

 夕方、学校に戻ってきました。

 上伊那農業高校正面玄関

 校内では、2学年が、いよいよ来週に迫った修学旅行のしおりを、LHRの時間に読み合わせを行いました。

 

 話は変わり、昨日でほぼ、国公立大学のセンター試験を課さない推薦入試の結果が判明しました。昨日現在で、国公立大学には8名合格しています。最終的な報告は、またの機会にしますね。

 今回、非常に難易度の高い大学に挑んだ生徒がいました。進路指導係から、「校長先生も、志望理由書と面接指導をお願いします」と頼まれていましたので、10月上旬から11月下旬まで、感覚的には、ほぼ毎日、その生徒の支援をしていました。

 もちろん、この「校長日記」でも書いてきましたように、他の生徒も、面接練習に付き合い、試験までに何度も練習した生徒も何人もいます。

 昨日、ネットで確認しましたら、この生徒、合格していました。本人も、校長室に結果を報告に来てくれました。

 今だから話しますが、私自身も、この生徒の指導、非常に苦しくもあり、また、楽しくもありました。

 頼まれた以上、合格させなければならないというプレッシャーが苦しさであり、日に日に成長していく生徒を見るのは楽しみでありました。

 小海高校勤務時代に、毎年、国公立大学に合格者を出すために、該当者の小論文指導を任されていた時と同じ感覚を久しぶりに味わいました。

 ちなみに、小海高校は平成8年度から今年度まで、毎年必ず国公立大学に合格者を出している、県下には例をみない地域高校です。

 さて、実際の進路指導を考えたときに、本人の希望する学問分野について、まずは聞きますよね。

 そのきっかけを、どのように学問研究に結び付けていくのか。その辺のところをどのように、「志望理由書」に記述するのか。そもそも、その前提となる、大学での学問研究とは何なのか。

 さまざまなことを、短時間に、本人が吸収していかなければなりません。本人も相当苦しかったと思います。授業で習うことは、覚えればいいのですが、「志望理由書」は自分の考えを自分の言葉で紡ぎ出す作業だからです。

 実は、本人が書いたものを、校長住宅に電子メールで送ってもらい、それを添削していました。結構遅い時間に、様々な先生のアドバイスを踏まえて、自宅で書き直したものが、電子メールが送られてきましたので、こちらもその時間にはパソコンの前で待機している状況でした。私が朱書き添削したものを送り返し、翌朝、校長室でさらに解説しながら、本人がさらに精度を高めていくという作業に、結構な時間をかけました。

 本人が、専攻分野について、やりたいことを書くためには、関連する書物も読まなくてはなりません。そうした書物を、私自身も購入して読んでみたり、本人と学校図書館で一緒に探したり、こうした作業を進めながら、また、「志望理由書」を主に見てくださっている先生とも連絡を取り合い、何とか、これならいけるだろうというものに仕上がったのは、出願締め切りの前日の夜ということで、夜も営業している郵便局に、担任の先生が投函するという状況であったのです。

 「志願理由書」が出来上がったあとも、本人は、2時間の試験時間の中で、膨大な量の課題文を読みこなし、「その要約と、専攻に関連付けた意見を課す」という、その大学の過去の入試問題に類する小論文を、担当の先生とほぼ毎日こなしながら、さらに、面接の精度を上げていく作業もありました。

 さらに、面接に備え、専攻分野に関連する書物を何冊か貸し与え、読みこなすようにも指示しました。読んでいないと、面接のときに、奥行きが出ませんから。

 今回、面接指導用に購入した本の一部です。この中の何冊かを、生徒に貸していました。

 今話題のドラマ「下町ロケット」ではありませんが、まさに、「職人の世界」のような、手作業に類する地道な営みを延々と続けていったわけです。

 本人は、あちらこちらの先生のところを回り、「ああでもない、こうでもない」といわれて、相当大変だったと思います。よく頑張りました。

 昨日、本人が言うには、「推薦入試に費やした時間の合計は、280時間です」とのことでした。

 この大学には、過去にも、何人か推薦入試で合格したことがあり、管理職になる前には、その指導にかかわった経験がありました。

 私と同じく、「大学で民俗学を専攻したい」といった生徒には、その生徒の住む集落に伝わる伝統行事を調べさせ、先行論文も読ませて、報告書を活字に仕立て上げ、学会誌に投稿して、実績を積ませて、受験させました。

 農学を専攻したいといった生徒は、自宅が野菜の専業農家であったこともあり、「将来、土壌について研究したい」と考えていて、実践面は相当強かったので、あとは、過去何年間分の国公立大学の推薦入試の小論文の問題を、3か月間毎日、担当の生物の先生と解いてました。たまたま、過去問にあった『沈黙の春』の冒頭部分の小論文が出題され、本人も、その部分を読んでいましたので、うまく書けたとのことでした。

 家裁調査官になりたいといった希望を持った生徒の場合は、その大学の先生に、犯罪社会学を専門とする先生がいましたので、その先生の著作を買い、一緒に読んだこともありました。

 以上、本人が専攻したいという分野によって、学びのスタイルは異なりますので、本人に適するであろう支援方法を考えることが大事だと、私は思うのです。

 よって、推薦入試の指導は、教師も生徒も、非常に労力のかかる営みなのです。センター試験の勉強をする時間も犠牲になりますし、万が一、推薦入試に落ちた場合には、少し、苦しくなる場合もあります。今回の場合、センター試験の勉強を280時間できなかったことになりますので。

 ただし、推薦入試に臨んだ生徒たちは、口を揃えたかのように、「現代文の成績が上がりました」と言っていましたので、論理的な考え方は身に着いたようです。

 今日は、あえて、私の今までの指導の方法の一端を明かしましたが、単に、学業成績が優秀というだけでなく、読書量が豊富で、自分の言葉で、自分の考えを述べられる。自分のやりたいことを、明確に相手に伝えられる。また、記述することができる。そんな生徒が、文系の場合には、推薦入試に向いていると思うのです。理系は、だいたい、教科の口頭試問があるので、少し違うと思います。

 2年生の諸君、1年生の諸君の中で、推薦入試を考えている諸君、校長室でお待ちしていますよ。私と今のうちに、大いに語り合おうではありませんか。今からなら、相当なことができますから。

 上の新聞記事は、明日のコンサートについての、市民新聞の記事です。

 


12月9日(水)シフォンケーキ 2015-212

2015-12-09 19:15:56 | 日記

 

 先週の職員会議から、来年度の年間行事予定表の審議をはじめました。教務係の小池先生にはお世話になります。

 来年度、「御柱」の年になります。日程調整の結果、「御柱休日」はつくりません。

 今年度まで、50分授業で行ってきたものを、来年度から55分授業に変更します。このことは、「校長日記」でも書きました。こうしたことを配慮しながら、来年度の年間行事予定を組んでまいります。

 本日の職員会で、大筋は了承しました。詳細は後日、話せる段階になりましたら、この「校長日記」にも記します。

 冒頭の写真は、私の家の本家で作っているシクラメンです。日曜日に、実家に行きましたら、父が木曽の本家に行き、購入してきたものです。「校長室にでも飾りなさい」と、父に言われ、ありがたく思いながら、貰い受け、飾っています。本家は、木曽町の原野(旧日義村)で、田澤農園を開いています。

 http://yoihanatazawa.naganoblog.jp/e1618495.html

 おっと、思わず、親類の宣伝をしてしまいました。

 話は変わり、昨日の1年生の家庭基礎の調理実習についてです。

 シフォンケーキ作りに挑戦していました。

 2時限の授業はケーキの飾りつけから試食、4時限の授業はケーキを焼くまでの授業でした。2時限の授業では、欠席した生徒の分を、私が食べさせていただきました。丸山先生のご配慮です。ありがとうございました。

 以下、工程順に、写真を掲載します。

 

 4時限目の授業

 2時限目の授業

 担任の濱崎先生も招待されて、試食していました。

 ほんと、おいしかったです。ケーキとクリームが別になっているこの食べ方、私、実は初めての体験でした。