射即人生。

　弓道は私の人生の一部だ。…というより、生活の中に弓道が活きているという方が近いかもしれない。
　姿勢、目使い、足運び、重心、礼の仕方、書道差の時、手先だけで動かないこと。冗談でなく、これらのことは、もう自然に気をつけている。
あ、そういえば、呼吸はあまり意識していないなあ。なぜかな？しゃべったり、周りに人がいたりして、弓道の呼吸よりは早くなっちゃうからかな？

　私は、右肩が左よりひどく下がっているのだが、普段は意識して両肩を下げ、弓道の時は鏡を見て、右肩を上げて、見た目まっすぐに見えるように心がけている。見た目も大事。美しく見えるように、見た目を意識して動いていると、最初は辛くてもそのうちちゃんと筋肉がついてきてバランスが良くなり、見た目通りで楽に自然に立てるようになるものだ。私はこれで、O脚や、股関節のゆがみを直した。…怪我で痛めた右肩のゆがみだけはなかなか直らないが、地道に。

　弓道は、私の人生観を現し、私の言動が、私の弓道を現す。まさに「射即人生」