FU0M1の修行記録「打つべし!」

好きな事の上達のために…個人的な覚え書きです。
なおリンクフリーではありませんので、一声おかけ下さい。
暫く工事中。

他山の石。

2006年11月12日 | 所見・感想
 教えたがりの人は苦手。押しつけがましいから。自分が知っていることを披露したがっているだけのようで、引いてしまう。しかも、そういう人に限って決めつけて話すことが多いのも不愉快だ。

 本当の指導とは、相手が何を求めているのかを見極めたうえで、必要なことだけを、相手に理解できるように、納得できるように伝えることだと思う。相手を知らないで、ものを言うことは出来ないし、自分自身を知らないでものを言うことは出来ない。
 しかし、相手を知り、自分を知れば、ものを言うことが怖くなる。「身の程を知る」というやつだ。身の程を知れば、人にものを伝えることが、少しは出来るようになってくると思う。
 平気で「ここが駄目、こうしなきゃ駄目」「こうして当たり前」という人には、ついて行きたくない。スタート地点が違うから、言葉がすんなり入ってこないからだ。「自分のために言ってくれている」と、相手に伝わる事も必要だと思う。

 また、知識は、多ければ多いほど良い。しかし、知っていることと体現できることとは全く違うことを忘れてはいけない。
 素晴らしい先生に、素晴らしいことを教わって、すぐ人に「こうするのが良いんだって」などと伝える人がいるが、信じられない。本当に先生はそういう意味で言われたのか?自分で納得して、体現できるのか?一生それをやるつもりでいるのか?それを伝えた相手がその通りにやろうとして崩れたとき、責任が持てるのか?
 聞かれたことには何でも答えられると良いのだが、そうもいかないときは、一緒に考えよう。知ったかぶりだけはやめよう。「先生から聞いた話で、私も今挑戦しているところなのだが」「私の経験では」と、いうように、誠実に、精一杯「伝える」事こそが、大切なのではないか?

そう考えていると、自分の稽古はおろそかに出来ない。人に指導したいなんて思えない。ただ、一緒に稽古させていただいている、勉強させていただいている、と思うだけだ。
 ごめんなさい、自分のことで精一杯で、申し訳なくなってきた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿