ヨナの福音こばなし帳

オリジナルのショート・ストーリー。一週間で一話完結。週末には、そのストーリーから人生の知恵をまじめにウンチクります。

実話。ヘビの話と鳥の話(7)ウンチク編

2008-06-08 | 放蕩息子Part2
6月1日に、以下のような悲しいニュースを読みました。

北九州市の私立高校1年の女子生徒が「ブログに『死ね』と書き込みされた」などとする遺書を残し、同市内の自宅で首つり自殺していたことが31日、分かった。・・問題の書き込みがあったのは26-27日で、名指しではなかったが、生徒を非難するような内容だったという。


私自身もこうしてブログを書いていますので、自分のブログに「おまえなんか死んでしまえ」みたいなコメントがあったらとても悲しくなる、その思いはわからないでもありません。

ひとつ、知ってほしいことがあるのです。あなたは、あなたに語りかけられた言葉、あなたに向けて発せられた言葉のすべてをまともに聞く必要はないのです。あなたは、どの言葉を大切に聞き、自分に大切に当てはめるか、選ぶことができるのです。

私の家にヘビがこっそり入り込むことは防ぐことはできません。けれども、ヘビが私の家に住み着くことを許すか、許さないかは、私が決めることです。私は、ヘビといっしょに住みたくないので、ヘビが居つくことを許しませんでした。

私の家に鳥が飛んで来て、止まることは防ぐことはできません。けれども、鳥が私の家に巣を作ることを許すか、許さないかは、私が決めることです。私は、鳥といっしょに住みたくないので、鳥が巣を作ることを許しませんでした。

ブログの書き込み、メール、SMS、陰口、噂話、ありとあらゆるかたちで、いろんな言葉があなたに向かって飛んでくることを防ぐことはできません。けれども、どの言葉を自分の心の中に大切に持つか、それは、あなたが決めることができるのです。自分の心の中に入れたくない言葉があれば、心の中に取り込まない、心の中から追い出すことができるのです。

ブログへの書き込みの言葉を、そんなに真剣に聞くことのできたあなたは、言葉を心の中に大切に留めることを知っている、ステキな人だと思います。そのあなたが、あなたを破壊する言葉が、自分の心の中に入り込むことを許してしまったことをとても残念に思います。

あなたを破壊する言葉ではなく、あなたを大切に思っているよっていう言葉、あなたはとても価値のある存在なんだよっていう言葉、それをあなたの心の中に留めることを、ぜひ、選んでください。


「わたしの目には、あなたは高価で尊い。
わたしはあなたを愛している。」(イザヤ書43:4)

「あなたを造り、
あなたを母の胎内にいる時から形造って、
あなたを助ける主」(イザヤ書44:2)

「女が自分の乳飲み子を忘れようか。
自分の胎の子をあわれまないだろうか。
たとい、女たちが忘れても、
このわたしはあなたを忘れない。」(イザヤ書49:15)

「たとい山々が移り、丘が動いても、
わたしの変わらぬ愛はあなたがから移らず、
わたしの平和の契約は動かない、と
あなたをあわれむ主は仰せられる。」(イザヤ書54:10)

ここに紹介した言葉は、すべて聖書からの引用です。
聖書は、あなたへの神様からの愛の語りかけです。


↓で、毎日、聖書のことばを紹介しています。
よかったら、のぞいて見てください。

ブログ「今日の詩篇」