部屋の隅に追い込まれたこすずめは、本当におびえきっていました。これ以上の恐怖はありえない、そんな感じでした。まったく身動きすらできない状態でした。
でも、でもです。私は、そのこすずめをいじめようとして追い回したのでも、食べようとして捕まえたのでもないのです。
何とか出口の方向を教えようとして、散々身振り手振り、やってみましたが、ダメでした。どんなに優しく言葉で説明しても、あのこすずめ君、ちっとも聞いてくれませんでした。捕まえる時だって、つぶさないように、傷つけないように、最善の注意を払って、捕まえました。
あのこすずめにとっては恐怖以外の何物でもない、私の一つ一つの行動は、実のところ、こわがる必要などまったくなかったのです。すべては、「このこすずめを自由にしてやりたい」、そのための行動でした。
飛んでいったこすずめのことを考えていると、
はたと、「自分はあのこすずめみたいなもんだな」と、気がつきました。
神様は、あの手この手で、最善から最善へと、私を導こうとしてくださっているのに、
私のほうは、神様のことばなど聞きもしないで、ちっぽけな自分の頭で考えて、「最悪だー」と感じ、
神様が用意してくださっている出口に目も向けず、勝手な方ばかりに行って、結局袋小路、どんずまり、疲れきって、うずくまって・・
そして、起こることすべてが、なにか、悪いことばかりに思えてくる。
でも、その原因は、私が、私のことを命がけで愛してくださっている神様を信頼しないから、なんです。神様を信頼していれば、全能の神様の手に握られている、これほど安心なことはないのにね。
五羽の雀は二アサリオンで売られているでしょう。
そんな雀の一羽でも、神の御前には忘れられてはいません。
それどころか、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。
恐れることはありません。
あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。
(ルカの福音書 12章6-7節)
次回からは、新しいストーリーです。アクセスしてくださいね。
でも、でもです。私は、そのこすずめをいじめようとして追い回したのでも、食べようとして捕まえたのでもないのです。
何とか出口の方向を教えようとして、散々身振り手振り、やってみましたが、ダメでした。どんなに優しく言葉で説明しても、あのこすずめ君、ちっとも聞いてくれませんでした。捕まえる時だって、つぶさないように、傷つけないように、最善の注意を払って、捕まえました。
あのこすずめにとっては恐怖以外の何物でもない、私の一つ一つの行動は、実のところ、こわがる必要などまったくなかったのです。すべては、「このこすずめを自由にしてやりたい」、そのための行動でした。
飛んでいったこすずめのことを考えていると、
はたと、「自分はあのこすずめみたいなもんだな」と、気がつきました。
神様は、あの手この手で、最善から最善へと、私を導こうとしてくださっているのに、
私のほうは、神様のことばなど聞きもしないで、ちっぽけな自分の頭で考えて、「最悪だー」と感じ、
神様が用意してくださっている出口に目も向けず、勝手な方ばかりに行って、結局袋小路、どんずまり、疲れきって、うずくまって・・
そして、起こることすべてが、なにか、悪いことばかりに思えてくる。
でも、その原因は、私が、私のことを命がけで愛してくださっている神様を信頼しないから、なんです。神様を信頼していれば、全能の神様の手に握られている、これほど安心なことはないのにね。
五羽の雀は二アサリオンで売られているでしょう。
そんな雀の一羽でも、神の御前には忘れられてはいません。
それどころか、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。
恐れることはありません。
あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。
(ルカの福音書 12章6-7節)
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