「あれ、なんか、鳥の声がすんな。」
声を頼りに、探してみると、リビングから聞こえてくるようです。
リビングに行って、あちこちのぞいてみると、いました、いました。こすずめが、迷い込んでいたのです。
「こいつ、窓から、柵ぬけて入ってきおったな。おい、そんなとこで、怖がっとらんと。あっちやって、出口は。しゃあないな。玄関も開けたるから。」
そう言いながら、こすすめを追い立てて、なんとか外に出してやろうとします。ところが、そのこすずめは、開いている窓や玄関のほうは、目も向けず、ただひたすら、逃げ回るのです。それも、部屋の奥のほうばかりを動き回ります。
しばらく、格闘して、ついに、部屋の隅っこに追い込みました。
「なにやってんねん。ほんま。わけわからんやつやな。変に動くなよ。つぶれるから。」
そして、震えるこすずめをつかんで、玄関から外へ離してやりました。
「時々、遊びにきぃや。ほいでも、もう、入ってくんなよ。」
こすずめは、しばらく門の上にとまって、歌声を聞かせてくれました。そして、一礼したかと思うと、元気に飛び立っていきまた。
(週末は、このストーリーから、人生の知恵をまじめにウンチクります。)
声を頼りに、探してみると、リビングから聞こえてくるようです。
リビングに行って、あちこちのぞいてみると、いました、いました。こすずめが、迷い込んでいたのです。
「こいつ、窓から、柵ぬけて入ってきおったな。おい、そんなとこで、怖がっとらんと。あっちやって、出口は。しゃあないな。玄関も開けたるから。」
そう言いながら、こすすめを追い立てて、なんとか外に出してやろうとします。ところが、そのこすずめは、開いている窓や玄関のほうは、目も向けず、ただひたすら、逃げ回るのです。それも、部屋の奥のほうばかりを動き回ります。
しばらく、格闘して、ついに、部屋の隅っこに追い込みました。
「なにやってんねん。ほんま。わけわからんやつやな。変に動くなよ。つぶれるから。」
そして、震えるこすずめをつかんで、玄関から外へ離してやりました。
「時々、遊びにきぃや。ほいでも、もう、入ってくんなよ。」
こすずめは、しばらく門の上にとまって、歌声を聞かせてくれました。そして、一礼したかと思うと、元気に飛び立っていきまた。
(週末は、このストーリーから、人生の知恵をまじめにウンチクります。)