進学校関西勢は国公立大学に強い。真面目な気質なのか、親の収入の問題なのか分かりませんが、東京の傾向とは明らかに違います。東京の超進学校でも、東大現役合格の実力がありながら、ハーバード大学などの名門大学に進学するエリートが見受けられるようです。その理由は卒業後の初任給が違いすぎるからだそうです。優秀な人材を凡人並みに平等に扱うと才能を搾取されていると感じる若者が海外流出してしまう。元々人間は生まれた環境・親など平等ではないけれど、自分の才能を伸ばす本人の努力次第で成功を掴めるという早期教育をすべきでしょう。
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2019年は、大阪星光学院が初の1位となった。ベスト5の常連校だが、最高でベスト3という状況についに終止符を打った。
大阪の原点ともいうべき上町台地で、大阪ナンバーワン私立女子高の四天王寺とご近所同士だが、あちらの医学部熱が伝わったのかもしれない。
公立校を含めたベスト10のうち7校までが京都・大阪・兵庫・奈良で、今回も関西勢がランキング上位を制覇している。
今回のもう1つの注目校は5位の洛星である。かつては京大に入るなら洛星というイメージが濃厚にあったのだが、ここ数年は同じ京都の洛南や大阪のトップ府立高が京大合格者ランキング上位を占めていたため、影が薄かったのも事実だ。
上位には男臭い学校が並んでいる。その中で唯一、女子が頑張っているのが7位の東京藝術大音楽学部附属だ。ここはいくら塾で勉強しても入れない、音楽家のエリート校であり、毎年9割の生徒は東京藝大に進学している。
関東勢では、4位の筑駒はともかく、開成がベストテンに復帰した。京都の超人気公立校である堀川も10位にランクインだ。
19年は慶應義塾湘南藤沢特需で、ライバル栄光学園と受験者を分け合った11位聖光学院は50以上もランクアップ! 東大と京大の合格者数をそれぞれ72人→93人、3人→8人へ伸ばしていることもランクを上げた要因だろう。
同様に13位の県立岐阜、20位の国立広島大学附属が大躍進組だ。京阪間にある23位府立茨木は、120以上もランクを上げて昇り竜のような勢いである。
19年の東大合格者実績を見てみると、8位開成の186人を筆頭に、4位筑駒119人、76位麻布100人、これに先の聖光学院が続き、そして116位渋谷教育学園幕張72人、女子御三家59位桜蔭の66人と続いている。
京大については、18年の84人から人数を減らしたものの、19年も9位北野が72人でトップを維持、以下、2位東大寺学園68人、96位洛南64人、10位堀川51人、1位大阪星光学院と70位膳所が各々50人となった。