『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

ギリシャ新債権計画で勘違いな債務減額を要求

2015-07-07 08:45:18 | 日記

 ギリシャ債務問題が国民投票の結果で複雑化したことにより、EUが4つの問題を抱えていることが明らかになりました。まず当面はギリシャの銀行です。ATMで一日60ユーロ(8000円)しか引き出せなければ生活や商売が直ちに困窮してしまうでしょう。少なくともギリシャ銀行協会は8日まで10日間も休業を続けるそうです。ギリシャが提示する債務減額案が簡単にEU側に受け入れられる要素は乏しく(イタリアなどの債務国は自国にとっても都合が良く別です。)その間は資金が底をついた銀行側は閉鎖を続けるでしょう。ギリシャ国内の治安の悪化も深刻です。ロードス島では住宅から多額の現金が盗まれる事件が相次いでいるそうです。自営業者などは銀行が潰れると考え全額7500万円もの大金を引き出しそのまま自宅の金庫に仕舞い込んでいたところ盗難に遭ったようです。商売人であれば現金は必要最低限度に抑え、知恵を使い値上がりが期待できる缶詰とか麦、パスタ、米など保存のきく食料に替え警備の比較的しっかりした倉庫など安全な場所に保管すべきです。

以下コピー 欧州大陸の周縁で起きている4つの大きな危機が現在、欧州連合(EU)を飲み込む恐れがある。戦後に始まった「1つの欧州」を目指すプロジェクトは、数十年前に後戻りするかもしれない。

【特集】ギリシャ国民投票で深まる危機

EUの結束と国際的な立場は、ギリシャの債務危機ウクライナ紛争でのロシアの役割英国のEUとの関係見直し地中海の移民問題によって危機にさらされている

これら4つの問題の1つでも適切に対応できなければ、他の問題の悪化を招き、EUが直面する危機は増幅されることになるだろう。
ギリシャのデフォルト(債務不履行)と「グレグジット(ギリシャのユーロ圏離脱)」は、EUが「史上最も統一された」共同体であるという長年のイメージを揺るがしかねない喫緊の課題だ。


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