「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達」はコロナ禍でも今年も企画されそうです。ソフトバンクの某選手は2年連続の日本一達成から4時間後。胴上げにも参加していたが、「夜中の1時半、主力選手とお好み焼きを食べていたら球団関係者からの電話で『明日、3時に球団のほうに来てくれ』と…。来たかと思いましたね」。建前と本音、カネが全ての世界の厳しさです。今年はコロナ禍で各球団大赤字、さらに非情な宣告が下されるでしょうが、才能が不足している若い選手への宣告は本人が第2の人生を切り開く糧になると割り切るしかありません。❷コロナ禍は高額年俸外国人選手にも影響を与えているようです。
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ペナントレースの順位争いが佳境を迎える中で、各球団は来季に向けて着実に歩を進めている。引退、退団、戦力外など、4日時点の選手動静を整理する。12球団合同トライアウトは、12月7日に非公開で行われる。
ヤクルト五十嵐、巨人岩隈、阪神藤川、中日吉見。チームの屋台骨を支えたタイトルホルダーの名投手たちが引退した。捕手では19年目の広島石原、20年目のオリックス山崎勝。仲間やファンに惜しまれユニホームを脱ぐ。一方で、阪神福留、能見。ソフトバンク内川、DeNA石川らは、他球団での現役続行を模索する。いて当たり前の存在の去就に時の移ろいを感じる。
ドラフト1位の戦力外も相次いだ。巨人藤岡、阪神伊藤隼、横山。中日鈴木翔ら。中堅どころが多く、世代交代とジャッジメントのサイクルは早くなっている。データの活用などで力量を客観的に把握する手段が増え、巨人、ソフトバンクを中心に育成選手の戦力外もサイクルが早まっている。チームには血の循環、選手には早期にセカンドキャリアを踏み出せるメリットがある。
❷ 阪神のジャスティン・ボーア内野手(32)が今季限りで退団する見通しであることが5日、明らかになった。メジャー通算92本塁打の実績を誇って来日したが、今季は17本塁打にとどまり、10/22に抹消されていた。近日中に帰国する可能性が高い。鳴り物入りで入団した助っ人が、わずか1年でタテジマに別れを告げることになりそうだ。メジャー通算92本塁打。大砲の真価を、最後まで見ることはできなかった。 ボーアは開幕こそ4番を任されたが、3試合目で6番に降格。4試合連続無安打で、来日初安打は19打席目と苦しんだ。7月は7本塁打を放って期待を抱かせたが、長くは続かず…。 矢野監督は「最後まで一緒に戦ってもらう」と話していたが、再び声をかけることはなかった。 今季、ボーアは99試合に出場し、打率・243、17本塁打、45打点。年俸250万ドル(約2億6000万円)に見合わず、球団は自由契約とすることを決断した。