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日本、陝西省の医療環境改善を無償援助―中国メディア
Record China 3月17日(日)22時17分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130317-00000019-rcdc-cn
14日、日本の無償資金協力による陝西省安康市白河県茅坪中心衛生院(診療所)医療環境改善プロジェクト調印式が北京で行われた。日本が無償で提供する11万ドル(約1058万円)の援助資金は、同衛生院の医療・技術棟建設に充てられる。写真は白河県。
2013年3月15日、人民日報によると、日本の無償資金協力による陝西省安康市白河県茅坪中心衛生院(診療所)医療環境改善プロジェクト調印式が14日、北京で行われた。日本が無償で提供する11万ドル(約1058万円)の援助資金は、同衛生院の医療・技術棟建設に充てられる。完成後は、現地の医療環境が改善され、住民の医療水準が大きく向上する見込み。
【その他の写真】
白河県茅坪中心衛生院は1953年に建設された。総合棟の老朽化がかなり進んでいる上、地震の影響で「危険建築物」に指定され、ハード施設はもはや現地の衛生事業ニーズに対応しきれなくなっている。しかし、同衛生院を管轄している県衛生局の財政は、上級レベル政府が全額掌握しているという不利な状況にあり、県が建設費用を全額出資することは極めて難しいことから、援助プロジェクト申請を提出した。
調印式に出席した陝西省外事弁公室および省・安康市・白河県衛生部門の担当幹部は、資金援助に関して日本側に感謝の意を示すと同時に、今回のプロジェクト建設が民心(国民の心情)プロジェクトと日中友好を象徴する工事になるだろうと語った。日本側からは在中国日本大使館の齋藤法雄公使と木村順治一等書記官が調印式に出席した。
日本政府が1990年にスタートさせた中国への無償援助プロジェクト「利民工程(草の根・人間の安全保障無償資金協力)」では、これまでに1200のプロジェクトが実施され、援助額は約7億6000万元(約117億5700万円)に上っている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)
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「え、日本はずっと中国を援助していたの?」前原発言で初めて日本のODAを知った人も―中国
配信日時:2011年3月5日 15時13分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=49710
2011年3月3日、新京報は記事「日本外相、対中ODA削減を指示=中国はもう遅れていないと語る」を掲載した。
先日、前原誠司外相は中国への政府開発援助(ODA)を削減するよう外務省に指示した。2010年に中国は日本を抜き、GDP世界2位の座に浮上した。日本以上の経済規模を持つ中国に援助する必要はないという判断だ。人民政治協商会議の趙啓正(ジャオ・チージョン)報道官も「意外な話ではない」と冷静に受け止めた。
新京報は記事中で日本の対中ODAについて説明を加えている。1979年の開始より円借款は3兆3165億円、無償援助及び技術協力は3248億円に達しており、日本の対中ODAは国別1位だと伝えている。
中国メディアが日本の対中ODAについて、金額まで含めて明確に報じるケースは少ない。同紙の記事で初めて日本の貢献について詳細を知った人もいるようだ。記事のコメント欄には「日本はずっと中国を援助していたの?」「以前から他国に援助されてきたのに、なんで報道されてなかったの?金をせびって世界2位の経済体になったんだね。じゃこれからもせびらないと。働くのと同じぐらい稼げそうだし」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/KT)
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中国は日本の援助を一切国民に伝えない。日本もいい加減中国の本性を見据えた対応をすべき。
日本のこういう行為は素晴らしいと思うけど
中国って金あんじゃね〜の・日本嫌いだし・・
中国や韓国みたいな反日国に資金援助するなんて日本人の血税をどぶに捨てるよりヒドいと思うのは私だけじゃ無いと思う。
アフリカに資源の見返りに援助している中国になぜ日本が無償援助する必要があるのか。
簡単に援助するんだけど税金だよね。。。
有効な使われ方なん?
もっと国を挙げて感謝の意を表明してくれる国 他にもいっぱいあるでしょう? 何故恩を仇で返す中国に支援する必要が?
医療援助は構わないがなんでもかんでも日本を頼りにされんのがなぁ…
それで中国のあの態度じゃ援助する気もなれんしなぁ
常任理事国で大国なのに病院の建て替えはしないのだね。このニュースは中国では報道規制されるだろうね。
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<尖閣・南シナ海>中国メディアが世論を戦争に導こうとしている……両会代表が異例の発言―中国
Record China 3月17日(日)11時8分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130317-00000005-rcdc-cn&pos=1
15日、RFI中国語版は記事「両会代表・委員がメディアはミスリードによって日中の対立を戦争へと追いやろうとしていると批判、注目集める」を掲載した。写真は中国人民解放軍東海艦隊の演習。
2013年3月15日、RFI中国語版は記事「両会代表・委員がメディアはミスリードによって日中の対立を戦争へと追いやろうとしていると批判、注目集める」を掲載した。
【その他の写真】
13日、中国網は人民解放軍総後勤部政治委員、中国全国人民代表大会(全人代)代表の劉源(リウ・ユエン)上将の発言を報じた。同氏は故・劉少奇(リウ・シャオチー)元国家主席の息子。劉上将は命令を受ければ戦争するし、必ず勝つと前置きしつつも、別の手段で解決できる状況では極端な暴力を用いる必要はないとの見方を示した。
また中国全国政治協商会議委員、国際問題専門家の張蘊嶺(ジャン・ユンリン)氏も国際在線の取材に答え、中国メディアが自国の有利な材料ばかりを宣伝することによって、そんなに有利ならば強硬になったほうがよいと世論をミスリードしていると批判した。
景気の良い主戦論を唱えていれば称賛されるのに、あえて雰囲気に逆らって冷静になるよう呼びかけた劉上将と張氏。一部のネットユーザーからは称賛する声が上がっている。(翻訳・編集/KT)
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馬鹿言ってんじゃないよぉ〜。
虫国メディア=共産党大本営発表
こんなこと、みんな知ってますよ。
戦争すれば多すぎる自国の人口も減らせるから、
「一石二鳥」とか思ってんじゃないだか?
で、粉ミルクすらまともに作れへん国がどこと戦争するって?
独裁国家の中国でメディアが勝手に世論誘導など出来るはずがなかろう。黒幕に中国共産党と人民解放軍が裏で扇動しとるのが見え見えですよ。
日本は脱中国を進めています
その結果、景気は回復傾向に向かっています
中国は日本のとって必要のない国だと分かってきました。
太平洋戦争前の日本に似ている、メディアは盛んに好戦的な記事を書いて国民を煽り、軍部は国民の期待を裏切らないようにする為開戦した。
歴史は繰り返す。
そもそも中国人には正義というものがない。理性と常識どころか善悪の区別すらつかない野蛮人!
日本や良識のある国は子供の頃から道徳、マナーを躾られているが、中国人には常識の観念と善悪の区別すらない。だから平気で非常識な事をするのだろう。
⇒恐喝、脅迫、恫喝、強奪、侵略、暴行、詐欺、窃盗、嘘、汚す、散らかす、騒ぐ、割り込む、唾を吐く、マナー違反、所構わす排尿排便…!
中国人の日常茶飯事の行為だが、困った人種だ!
いや…そもそも中国には言論の自由など無いのだから、
メディアと中国政府はズブズブの関係だろ?
要するに、中国政府が戦争をやりたがっている、ということだ。
まぁ今まで散々日本を「軍国主義」だの非難してくれたが、
結局は中国が一番好戦的かつ軍国主義じゃないか。
中華人民共和国メディアは中国共産党及びその配下の人民解放軍に都合の良い事ばかりを発信し、都合の悪い事は検閲で発信出来ない状況です。
ですから、今回の記事で中華人民共和国メディアがミスリードで好戦的な世論を作っているとは言っても、好戦的な態度は中国共産党と人民解放軍の総意であると思われても仕方ありません。
中国共産党と人民解放軍は、日本に対して強硬になる事によってしか国民の不満の目を逸らす事が出来ない状況なので、メディアを通して好戦的な世論を醸成しているのです。
中国メディアに自由な報道なんてないでしょう。
政府・共産党に反する報道をすれば「消される」でしょうから。
何なら「中国民主化特集」記事でもやってみたらどうですか?
あと「チベット独立を考える」とか。
その勇気すら無いだろうけど。
世論を戦争に導こうとしているのは共産党だと思うが…。
「贅沢禁止令」って、完全に大戦前の日本の「欲しがりません、勝つまでは」のパクりじゃん。
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解放軍少将、領土問題で現状変化を求めているのは「中国ではない」と主張―中国メディア
Record China 3月17日(日)12時59分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130317-00000008-rcdc-cn&pos=5
15日、中国人民解放軍の朱成虎少将は、南シナ海や尖閣諸島をめぐる領有権問題について、「現状変化を求めているのは中国ではない」と発言。写真は中国海軍の東海艦隊。
2013年3月15日、米ニューヨークで開催されている南シナ海問題の国際シンポジウムで、中国国防大学教授の朱成虎(ジュウ・チョンホー)人民解放軍少将は、「南シナ海や尖閣諸島問題で現状変化を求めているのは中国ではない」と主張した。環球網の報道。
【その他の写真】
朱少将は「南シナ海問題が紛争の焦点になることを中国は望んでいない。60年代以前には、今日のように主権を争うようなことはなかった」と発言。さらに「米国が掲げる『自由航行権』の問題だが、中国はこれまで米船舶の正当な航行権益を脅かしたことはない」と語った。
クリストファー・ヒル前米国務次官補は「南シナ海問題はとても敏感な問題。関係各国は柔軟な姿勢で対応し、平和的手段で解決することを望む」と発言。「米国が領有権問題に介入することはない」という、これまでの姿勢を崩すことはなかった。
2日間の日程で開催された今回のシンポジウムは、ニューヨークの研究・広報機関、アジア・ソサエティーとシンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策学院の共同主催。中国、米国、シンガポール、ベトナムなど東南アジア各国の南シナ海問題の専門家が参加した。(翻訳・編集/本郷)
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福沢諭吉
「日本にとっての不幸は、“中国と朝鮮”である」
「この2国は古来文化は近かったはずなのに、日本と精神性が全く違う」
「情報が発達し、近代文明や国際法を知る時代になっても過去にこだわり続ける中国と朝鮮の精神は千年前から変わっていない」
「もうこの2国が国際的な常識を身につけることを期待しても意味がない」
「東アジアの一員として互いに繁栄できる、という幻想は捨てた方がいい。日本は、中国や朝鮮と絶縁し、特亜以外と共に進んだ方がいい」
「中国や朝鮮に“ただ隣国だからといって”特別な(親しい)感情を持って接するのは間違いである」
「この2国に対しては国際的な常識に従い、国際法に則って接すればよい」
「悪友と親しくする者は、他人から同類と見られることを避けられない」
もし、本心では侵略を止めたいのに、人民解放軍が邪魔なのならば、善意に溢れる日米は色々と協力し、徹底改革に助力するであろう。
在米親族がグアンタナモに収監されたり、文官武官共産党員などまとめて北京裁判で処刑されたり、民衆に吊るされ私刑されるよりはましだと思うのだが。
アラブの春に誘われて、東アジアにも春の嵐が吹き荒れる可能性が無いとどうして言えよう。
選ぶのはそちら側で、どのような結果になろうと自業自得、自己責任に過ぎない。
なぜ中国人は平気で嘘をつき、世間や人を騙すのだろうか!
世界の認識だろうが、中国人には理性が無い。善悪の区別が出来ず、常識が通用しないし野蛮。
日本や良識のある国は子供の頃から道徳心、マナーを躾られているが、中国人にはない。
だから中国人は非常識な事を悪い事と思わず平気でやってのける。
⇒恐喝、脅迫、恫喝、強奪、侵略、暴行、詐欺、窃盗、欺瞞、汚す、散らかす、騒ぐ、割り込む、唾を吐く、マナーを守らない、所構わす排尿排便…!
悪い事は何でも有りが中国人の日常茶飯事。困った人種だ!
中国人の性質を変えない限り本当の友好関係は成り立たないでしょうね。
もちろん他国に対しても同じです。これが一番難しいと思いますが…!
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“桜吹雪の中で写真を撮りたい!”と満面の笑みで木を揺り動かす 注意されれば逆ギレ―中国
XINHUA.JP 3月17日(日)22時27分配信
【新華網】桜の見ごろを迎えた中国湖北省武漢市の武漢桜園で、桜吹雪を作って記念写真を撮った観光客を制止したところ、その中の体格の良い男性に喧嘩を売られた・・・。13日、武漢市の女性ネットユーザーがインターネットに書き込んだ内容だ。武漢晩報が伝えた。
【その他の写真】
この書き込みによると、桜の木の下で写真をとろうとした1人の男性は、木の前に立つだけでは気がすまず、木を揺り動かして桜吹雪を作った。男性と一緒にいた大勢の仲間もそれを真似して木を揺り動かして桜を散らし、写真を撮った。みかねてこの女性ネットユーザーがやさしい口調でやめるよう忠告したが、一向に聞かず、腹を立てた女性は、「あなたたちの行動を武漢晩報に投稿しますよ」と語気を強めて言った。周りの地元の人々も彼らに不満を示し、彼らはようやくその場を去っていった。
この女性ネットユーザーによれば、桜吹雪を作っていた観光客の多くが広東なまりの言葉を話していた。
(翻訳 崔蓮花/編集翻訳 伊藤亜美)
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中国・武漢市で桜祭り、週末に見ごろ 「世界三大桜の名所」のひとつ
XINHUA.JP 3月12日(火)17時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130312-00000037-xinhua-cn
【新華社武漢】 中国湖北省武漢市では週末に桜が見ごろを迎える見込みだ。今月24日ごろまで花見が楽しめる。11日午後に開かれた「武漢東湖桜祭り」の記者会見で公表された。
【その他の写真】
武漢市の桜は世界的にも有名だ。桜の木が約1万本植えられた武漢東湖公園は、米ワシントン、日本の青森・弘前公園と並ぶ「世界の三大桜の名所」のひとつに数えられる。武漢東湖公園では12日から桜祭りを開催する。
(翻訳 金慧/編集翻訳 恩田有紀)
中国重慶市の南山植物園で6日、「第13回南山桜祭り」「第3回椿祭り」が開幕した。22日までの期間中、名前に「花」の字が付く女性は身分証明証を提示すれば入園が無料になる。重慶晩報が伝えた。
南山植物園の専門家によれば、今年は幹の直径が40センチ近い「世紀桜王」がお勧めだ。珍しい緑色の桜も月末に開く予定で、その規模は200株に上る。園内には700種以上の椿の木もあり、5月初旬まで花が楽しめる。満開となったカイドウ、ハナカイドウも美しい。
桜祭り期間中は、週末ごとに科学知識普及のためのイベントが行われ、専門家が家庭での草花の栽培や植物標本作りなどについて教える。
(翻訳 崔蓮花/編集翻訳 恩田有紀)
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世界3大桜って誰が決めたの?何が基準?
日本軍によって武漢に桜が植えられ、戦後田中角栄の頃にもさらに植えられた日本の桜だろ。
世界三大桜・・・
知らなかったのでネットで検索したら出てこなかった
桜は量じゃありません
一本桜の圧巻たるや、見てください
「世界三大桜の名所」に韓国を挙げないとは何事か!
桜は韓国起源なのに許せん!!
…という声が聞こえてきそう。
ソメイヨシノが“自生”すると言い張る伝説の国ですからねww
赤すぎる、緋寒桜の類かな。
「世界三大桜の名所」とか言い出すとうるさいのが出てきそう。
中国さん勝手に三大とか書かないで。
種類違うし。
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中国 汚染情報は「国家機密」 上海水源で豚大量死に市民不安
配信元:2013/03/13 00:11更新
このニュース記事のカテゴリは世界からです。
.記事本文 環境汚染が深刻化する中国で、上海市の中心を流れる主要水源の黄浦江(こうほこう)から5000匹以上の豚の死骸が回収され、市民に不安が広がっている。ウイルスに感染して死亡した豚が上流部で遺棄されたものとみられているが、市当局は「水質に問題はなく、水道水は安全に飲める」の一点張り。中国では環境汚染に関する情報が“国家機密”という厚いベールに覆い隠されてきた。開催中の全国人民代表大会(全人代=国会)でも問題になっており、情報隠蔽(いんぺい)に対する人民の不満は高まるばかりだ。
■5000匹超える
「黄浦江は上海市民2000万人の飲料水の源である。そして今回の恐ろしい出来事は、市民が(中国版ツイッターの)微博(ウェイボ)に(豚の死骸の)写真を投稿したことで公になった」
中国の有名なエンゼル投資家である薛蛮子(シュエ・マンズ)氏は、自ら微博に投稿し、情報隠蔽を続ける当局を批判した。
海外メディアによると、死骸が最初に見つかったのは今月(3月)7日。3月10日に1200匹が回収され、12日には5000匹まで激増した。上海市当局は11日になって、「近隣地域と協力し、発生原因や大量の豚の遺棄場所の調査に入っており、川への投棄をやめさせる手段も検討している」などと説明。しかし、原因や人体への影響など詳細は明かさず、「水質汚染は確認されていない」と繰り返している。
これに対し、国営新華社通信は、豚の耳に付いたタグから浙江省(せっこうしょう)の上流部で遺棄され、流れてきたた可能性が高いと報道。死骸はさらに増えるとの見通しを示した。また米CNNは上海市の南にある浙江省嘉興(せっこうしょうかこう)市の地元紙が(3月)6日に、「市内の村で1月に1万匹、2月に8000匹の豚が死亡し、その後も毎日300匹が死に続けている」と報じたことを伝えた。
さらに英紙ガーディアンは、川の水質調査で感染症の原因となる「豚サーコウイルス」の痕跡が確認されたと報じている。ウイルスは人間には感染しないというが、上海市民はパニック状態だ。
■データ開示を拒否
中国では、微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染など環境問題が深刻化するなか、今月(3月)5日に開幕した全人代で温家宝首相が環境対策に全力で取り組むことは表明した。しかし、汚染の実態は人民にほとんど知らされていないようだ。
ロイター通信によると、中国の弁護士が先月(2月)、環境保護省に対して土壌汚染に関する2年前のデータの開示を求めたところ、「国家機密」として拒否された。この弁護士は「環境問題というよりも、中国が長年抱えてきた政府の透明性の問題だ」と、怒りをぶちまけた。
全人代の代表からも疑問の声が上がっており、常務委員会法制工作委員会の信春鷹(しん・しゅんよう)副主任はロイター通信に「この30年間、中国は輝かしい経済発展を遂げたが、同時に環境問題に関しては重い代償を支払った。今後はこの現状にノーと言わねばならない」と強調。さらに上海の代表団の一人は、「知らないことがパニックを引き起こす」と警告している。
PM2.5の観測情報は、北京市民の怒りを受け昨年からようやく公開されるようになったが、水質や土壌汚染はなお闇の中だ。果たして上海市民は今回の豚の大量死の真相を知ることができるのだろうか。
(SANKEI EXPRESS)
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