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.中国のきれいな井戸水…今や遠い過去 新たな汚染物質の浄化困難
SankeiBiz 4月29日(月)8時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130428-00000011-fsi-bus_all
急増する自動車に比例して増える洗車業者。経済発展が資源をがぶ飲みしている(写真:フジサンケイビジネスアイ)
井戸水で喉を潤し、夏には川や湖に入って遊ぶ。かつて至るところで目にした光景は、今や遠い過去の記憶となった。次々と検出される汚染物質。困難な汚染源の根絶。水資源の無駄遣い。水質は悪化の一途をたどり、飲料水の安全性に対する不安は高まるばかりだ。
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中国国営新華社通信によると、関連部門が118都市を対象に行ったモニタリング調査では、地下水が基本的に安全であると認められた都市は全体のわずか3%にとどまった。「昔は近所の池で魚やエビを釣って食べたものだ」。釣りが趣味だという王さんは「工場が増え水質が悪化し、魚も少なくなった」と溜息をつく。
中国ではここ数年、飲料水に含まれる汚染物質の種類が増加、薬品やパーソナルケア用品、内分泌撹乱(かくらん)物質(環境ホルモン)を主要汚染源とする新たな汚染物質が検出されるようになった。そして、こうした「新たな汚染物質により、水の浄化はさらに難しくなっている」と復旦大学環境工学学科の研究リポートは訴えている。
同大残留性有機汚染物質実験室の董文博教授によると、飲料水の浄化には(1)生物化学的処理では、産業排水に含まれる塩素系農薬、ポリ塩化ビフェニル、多環芳香族炭化水素などの浄化ができない(2)抗生物質が含まれていた場合、微生物による浄化が難しい(3)消毒に使われる塩素が飲料水に残留するなど、飲料水を生産するプロセスで水が汚染される-といった問題や危険が潜んでいるという。
しかし、汚水処理で重視されているのは、今のところ化学的酸素要求量(COD)や窒素(N)、リン(P)などの抑制のみ。新たな汚染物質に対する関心は低い。つまり、現在の基準や技術では汚染水を完全に浄化することができない。このため、汚染水はそのまま排出され、周辺の水系を脅かす。「特に農村では、浄化処理が不十分な上、地下水の汚染も進んでおり、飲料水をめぐる問題は深刻だ」(復旦大学資源・環境経済学部の戴星翼教授)。
一方、飲料水の水質悪化により、人々の水の飲み方も変化した。これまで、水道水を沸騰させて飲むことが多かった中国。しかし最近は、普段から値段の張るミネラルウオーターを飲むことが多くなった。上海の大学に通う陳さんは、2日に1回の割合で1本3元(約47円)の1.5リットル入りミネラルウオーターを購入し、温めて飲む場合もペットボトルの水を沸騰させているという。
復旦大学が「2002年に蛇口から直接水を飲める新たな水道管を敷設」(復旦泉純水実業の郭さん)するなど、大学でも浄水設備の導入が進んでいる。しかし、どんなにミネラルウオーターやウオーターサーバー、浄水器が普及しても、問題の根本的な解決にはならない。専門家が訴えるのは、より厳格な管理の実施、徹底だ。戴教授は「成長優先の『発展観』を改め、最も厳しい基準で水資源を管理しない限り、飲料水の安全性は保障できない」と強調している。
董教授も「新たな化学製品を開発、普及させる場合、それらが環境に与える影響をこれまで以上に厳しく査定すべき」だとして、より厳格な管理制度の必要性を訴えている。暗雲漂う中国の飲料水の未来。水資源の保護や水質改善のためのコストも増大しており、「今後、飲料水の値段も上昇していくだろう」(全国工商業聯合会環境サービス業商会の駱建華秘書長)。(上海支局)
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<レコチャ広場>四川地震で日本の救援を拒絶した中国、それは損失でしかない―中国
Record China 4月29日(月)8時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130429-00000001-rcdc-cn&pos=1
27日、中国のブログサイトに「中国が日本の救援を拒絶したのは損失」と題した記事が掲載された。写真は地震後2日目の被災地、四川省雅安市。
2013年4月27日、中国のブログサイト・捜狐博客に「中国が日本の救援を拒絶したのは損失」と題した記事が掲載された。以下はその内容。
【その他の写真】
中国四川省で再び大地震が発生した。その日、日本の安倍晋三首相は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と李克強(リー・クーチャン)首相に、地震被災者とその家族に対する深い哀悼の言葉を述べ、日本はすでに被災地救済に必要な最大限の準備をしていると伝えた。しかし、中国側は「今後何か必要なことがあれば日本側に連絡する」とだけ答え、日本の申し出を婉曲に拒絶した。
この政府の対応について、多くの中国人がインターネット上で「よくやった」と称賛している。だが、中国政府のこの対応は民衆への迎合主義が外交政策上に表れたものであり、国家間の交流が政治化した結果、政府は一部の反日感情に迎合するために民族主義と民族防衛のイメージを確立してしまった。
中国は日本の救援を拒絶しながら、ロシアの救援隊員198人(政府系メディア発表)を被災地に入れている。この点を記者に追及された華春瑩(ホア・チュンイン)外交部報道官は、「被災地の状況から外国の救援隊や医療チーム、物資は必要ないと判断した」と答えたが、事実とかみ合っておらず説得力に欠けたものだった。
日本の災害救助は誠意によるものだ。谷口智彦・内閣官房審議官は22日、中国メディアに対し、「日本は東日本大震災での中国の多大なる支援を感謝している。機会があれば国際緊急救援隊を四川省に派遣したい。これは両国の関係改善のチャンスだ。日本は中国へ恩返しをしたいと思っている」と発言。日本には災害救助の豊富な経験があり、赤外線探知機や音響探知機、救助犬なども充実していると強調した。
もちろん日本は「救助隊を派遣することで日中関係を好転させたい」との政治的思惑もあるだろうが、災害救助は人道主義的見地からのもので、善意から出たものだ。それを中国は偏ったナショナリズムと国家間交流を政治問題化させたことで拒絶した。これには少なくとも3つの損失がある。
1つは外交上の礼を失したこと。政治は政治、人道主義は人道主義だ。これを混同して援助を拒絶するなど失礼だ。2つ目は中国のイメージの悪化。日本を拒否して、ロシアを受け入れた中国の外交姿勢は国際的イメージを損ねるものであり、その外交手段は未熟で柔軟性に欠けている。3つ目は、災害対策にとって損失だということ。地震国である日本は、防災や災害救助、災害復興の豊富な経験と知識を持っている。その日本から学べば、中国は被害を最小限に抑えられるだけでなく、災害復興の大きな足がかりを得られただろう。(翻訳・編集/本郷)
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教えない助けない関わらない
無漢心&無韓心
面子、プライドのためには全てを犠牲にする中国人
で、間接的に自国民を見殺しにしたわけだね…
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抗日ドラマに「小日本」連呼 反日増長させる“自虐”日本人まで… 留学生が見たリアル中国(2)
(1/6ページ)2013.4.28 12:30
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130428/mcb1304281230002-n1.htm
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土産物店で売られる野田佳彦前首相と安倍晋三首相の似顔絵Tシャツ。「日本の畜生どもをやっつければ釣魚島は安寧が得られる」と書かれている=中国・北京市内【拡大】
. 中国のテレビを見ていると、思わず口に出してツッコんでしまうことが多い。昨年12月、日本で安倍晋三政権が誕生したときのことだった。某局が「日本にはなぜ世襲の議員や財界人が多いのか」という趣旨の特集を組んでいた。
関西風に言えば、「どの口が言うてんねん」である。
日本批判のフリ…実は権力者を批判?
中国の最高指導者、習近平氏は太子党(高級幹部の子弟グループ)出身だ。中国国内のビジネスチャンスを独占しているのも太子党とされる。
この番組は、日本の人気アニメ「名探偵コナン」のワンシーンをわざわざ紹介していた。ある登場人物が、日本の政財界に世襲が跋扈(ばっこ)していることを指摘する場面だ。
驚いたのは、日本のある大学教授による「2世議員といっても八百長や出来レースではなく、きちんと選挙で有権者から選ばれているのだから、それほど問題ではない」という趣旨のコメントが流れたことだった。
このコメント、そして特集自体が、中国の政治状況に対する痛烈な皮肉ではないのか。制作者の誰も気付かないのだろうか。当時は不思議で仕方がなかったが、今の見方は少し違う。
この番組は、あえて日本を批判するふりをして、実は中国の現状を批判していたのではないか、と思えてきたのだ。
中国では権力者を批判する際、別のものを叩くふりをして権力者を叩く手法がある。
分かりやすい例としてはこうだ。中国海軍艦艇による海上自衛隊護衛艦への射撃管制レーダー照射が表面化した際、中国のニュースサイトの掲示板に「もし今、日本が中国を占領したら」というタイトルの書き込みが載った。
いわく(1)日本は専制統治を行い、中国人に選択の権利を与えない(2)愚民教育を行い、人権を理解させず、軍隊に感謝させる(3)毎日30分のニュースで、人民がどんなに良い生活をしているか宣伝する-など計18項目にわたるのだが、統治者の「日本」を「共産党」に置き換えると、現在の政治状況そのままなのだ。なんとも回りくどい政府批判ともとれる。
また、中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会が、インターネットの事実上の実名性導入について言及したときには、「共産党万々歳!」「さすが仕事が早い」などの“絶賛”書き込みが相次ぎ、笑ってしまった。
おかしくて、やがて悲しき中国の言論空間。いや、面白がっている場合ではない。屈折した言論の中で、日本がダシにされているのだ。
怒りなくしては見れぬ抗日ドラマ
日本がダシにされているという意味で、もっと悪質なのが抗日戦争ドラマや映画だ。多くの中身は荒唐無稽。残虐な日本人将校が気まぐれで市井の中国人を殺したり、武術の達人である共産党兵士が卑怯(ひきょう)な日本兵たちをなぎ倒したり…。つまり、日本人は体のいい悪役なのだ。
偶然チャンネルを合わせたドラマでは、最終回のラストシーンで主人公が意味もなく日本の国旗を燃やす映像が流れた。
推察するに、共産党大活躍の抗日戦争ドラマであれば、表現の自由がある程度保障されるということなのだろう。表現者たちの怠慢のせいで、日本への憎しみが無意味に、しかし確実に増幅されていることに心底憤りを覚える。
そこで、ある中国人に聞いてみた。「普段、抗日戦争ドラマ見てる?」。
「嘘ばっかりだから見ない。当時あんなに共産党が賢かったわけない」
少し安心した。日本人の私に気を使っているのかもしれない。実際には日の丸が燃やされるシーンをみて留飲を下げる中国人もたくさんいることだろう。
「小日本」と30回
尖閣諸島をめぐる反日デモが広がっていたとき、大学の授業で、ある教授が日本のことを「小日本(シャオ・リーベン)」と連発していた。腹が立って「正」の字で数えてみたら、2時間の授業で約30回言っていた。
抗議しようと思って、ある中国研究者の日本人に相談した。「中国人はそれほどの悪意をこめず、気楽に使っていることも多い。時期も時期だけに言動は慎重にしたほうがいいですよ」。至極大人の助言を頂いて、本音の講義が聞けなくなるかもしれないとも考え、そのときは我慢した。
当たり前だが、私は「小日本」という言葉は大嫌いである。何とかして日本を下に見ようという嫌らしさを感じるし、国土の広さ以外に誇れることはないんかと思う。
同時に、妙に中国人を見下す日本人もいて、それに対しても違和感を覚える。
しかし、残念ながら、中国人の潜在意識には、多かれ少なかれ反日意識が染みついていると考えて間違いないだろう。中国のお茶の間のテレビに登場する日本人は、抗日戦争ドラマの悪役か、中国政府に都合のいい発言をする学者や元政治家ぐらいだ。
ある中国人学生に聞いてみた。「中国人って反日デモなどで『日本の帝国主義を打倒せよ』とかスローガンを掲げるけど、日本人にしたら、は?という感じだよ。日本が今、軍国主義や帝国主義のわけないし。むしろ中国のほうが『遅れてきた帝国主義』として警戒されてるよ」。
すると、その学生は少し考えた上で「日本帝国主義という表現は、あまり知識のない人が、日本を攻撃するフレーズとして深く考えないで使っているだけ」と解説してくれた。
では、知識人層は親日なのかいうと、そうでもない。「日本人は問題ないが、日本を動かしている右翼の政治家が悪い」とか、「日本人は不勉強で歴史を知らないから、過去の行いを反省できないのだ」という発想になる。
そして、ときどき中国のメディアに登場する日本人学者や元政治家たちが日本をおとしめる発言をして、彼らの考えを補強する。「日本人自ら、ああいってるのだから間違いない」と。
中国人との間で信頼関係を築こうと思ったら、取り繕っても意味がないと感じるようになった。侮るのではなく、へつらうのでもなく、堂々と日本の主張、時には怒りを伝えることも大事だと思う。
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