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洗脳は可能なのか? --- 島田 裕巳 - アゴラ編集部
アゴラ 2月26日(日)13時5分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120226-00000304-agora-soci
またぞろ「洗脳」やら、「マインドコントロール」ということばが巷をにぎわしている。
きっかけは、人気お笑いコンビ、オセロの中島知子さんが、霊能者と称する女性に食い物にされており、その際に霊能者は中島さんを洗脳し、マインドコントロールしていると伝えられたことに発している。
芸能人と洗脳、マインドコントロールということでは、1990年代のはじめ、統一教会の合同結婚式をめぐって、そこに複数の芸能人が参加したことで話題になったことがある。
しかし、今回の騒動は、そのときとはかなり様相が異なっている。統一教会は世界的な組織だが、霊能者はひとりの個人にすぎない。統一教会には開祖もいれば教義もあり、日本では宗教法人として認証されている。そうした組織による行為と、霊能者個人の行動とを同列に考えることには無理がある。
だが、メディアによる報道では、もっともそれは芸能ジャーナリズムということになるが、霊能者が洗脳やマインドコントロールのテクニックを駆使して中島さんを操っているかのように伝えられている。
果たして洗脳やマインドコントロールという概念をそこまで拡張して用いていいのか。さらに言えば、洗脳やマインドコントロールということはいったいどういうことなのか。ここで改めて考える必要があるかもしれない。というのも、他のケースでも、洗脳やマインドコントロールということばが一般に使われることがあるからである。
洗脳ということが問題になったのは、朝鮮戦争のとき、捕虜になったアメリカ人が中国共産党の手によって共産主義の思想を信じ込まされたという出来事が起こってからである。この事実に、アメリカの当局は衝撃を受け、そこから、洗脳(brainwashing)ということばが広まり、洗脳についての研究が行われるようになる。
代表的な研究としては、ロバート・J・リフトンによる『思想改造の心理―中国における洗脳の研究』がある。これは、誠信書房から翻訳が出ているが、現在は品切れである。
実際に、中国共産党による洗脳を受けたのが、清国最後の皇帝、いわゆる「ラストエンペラー」の愛新覚羅溥儀である。その自伝『わが半生―「満州国」皇帝の自伝』(ちくま文庫)には、捕らわれの身となった彼が、共産党の手によっていかに共産主義の思想を注入されていったかが詳細につづられている。
洗脳と言うと、暴力的な手段を用いて、強制的に特定の思想やイデオロギーを注入するというイメージがある。たしかに、中国共産党は自由を奪われた人間をその対象としたのだが、必ずしも暴力的に人格を改造しようとしたわけではない。重要なのは、洗脳の対象となる本人が、自発的に共産主義の思想を受け入れるかどうかで、中国共産党はそれが実現されるまでかなりの時間をかけている。
その後、この洗脳という概念が宗教団体に対しても用いられるようになり、とくに「カルト」と呼ばれるような小規模で急進的な宗教集団では、洗脳を行っていると告発されるようになっていく。
ただし、カルトでは、捕虜のように長期にわたって物理的に拘束するわけではないので、洗脳ということばでは強すぎるということで、しだいにマインドコントロールということばが使われるようになっていく。
洗脳ということば自体、比喩的な表現であり、実際に脳を洗うわけではない。その点で、いったい洗脳がどういったことなのかかなり曖昧な部分を含んでいるが、マインドコントロールとなるとさらに概念としての明確さに欠けている。
たとえば、マインドコントロールと教育はどこで違うのか、それを説明することが難しい。宗教ということで言えば、カトリック系のミッションスクールでは、信者ではない生徒に対してもミサなどの儀式への参加が強制されるなど、定期的に宗教教育が施される。対象が思春期の若者であるだけに、その影響はかなり大きい。果たしてそれはマインドコントロールなのか、それとも教育なのか、その区別は難しい。
また、人格が十分に発達していない思春期だからこそ、宗教教育の強い影響を受けるのであって、いくら周到に洗脳が行われても、対象者が成人であると、その影響が長続きしないという面がある。実際、共産主義者になったアメリカ兵も故国に戻ってくると、すぐに洗脳から脱し、共産主義を捨てたと言われている。
この点は重要である。捕虜であるあいだは、中国共産党の言うことに従わないと、制裁を受けるなど困った事態に直面する。だからこそ、共産主義者へと変貌していくのだが、そうした環境がなければ、共産主義者である必要はない。つまり、一定の思想やイデオロギーを注入しようとしても、洗脳される側に、あるいはマインドコントロールされる側に、それを受け入れる動機や要因がなければ、思想もイデオロギーも定着しないのである。
中島さんが、その霊能者にマインドコントロールされているにしても、そこには彼女本人の側の都合や理由があったはずである。そちらの部分が解決されない限り、状況は改善しない。
しかも、周囲がなんとかしようとしても、本人は成人であり、立派な大人である。たとえ家族でも介入は容易ではない。周囲も、いったん洗脳やマインドコントロールということばを使わずに事態を分析する必要があるだろう。
私は、あるメディアからの取材に、中島さんは、悪質なヒモにたかられているような状態ではないかとコメントしたが、霊能者ということばに引きずられて、これをカルトやマインドコントロールの問題としてとらえるのは、実態からずれていく危険性がある。
おそらくこれは、中島さんのこころの問題であり、あるいは霊能者のこころの問題なのである。
島田 裕巳(しまだ ひろみ)
宗教学者、文筆家
島田裕巳の「経堂日記」
(アゴラ編集部)
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オセロ中島 “福山の内妻と吹聴”霊能者「高3から嘘つき」
女性自身 2月23日(木)7時25分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120223-00000307-jisin-ent
引きこもり、家賃滞納で裁判沙汰、同居する占い師のマインドコントロール……。休養中のはずなのに、連日の報道で”時の人”となっているオセロ・中島知子(40)。彼女をここまでの洗脳状態に陥らせ、のうのうとパラサイト生活を送っている霊能者Iも、もうひとりの”時の人”だ。本誌は彼女の「顔」と半生を追った。
Iが生まれたのは大分県大分市。漁港近くの川沿いに広がる住宅地に彼女の実家がある。近所の住人がIの家族について、こう語る。
「Iの祖父は資産家で豪邸が建っていた。でも早くに亡くなり、祖母がひとりで娘2人を育てた。それがIの母親と叔母。皆スタイルはいいし美人だが、ふたりとも離婚してしまった。Iは一人っ子。彼女も美人で背も高い。1年前、実家に何度も運送会社のトラックが来て、新品の家具やらベッドやらを運び込んでいたね。どこかでいい人を捕まえたんじゃないかと評判になったよ」
地元の小、中学校を卒業後、県内でも有数の県立高校に進学。3年時は就職クラスだった。当時の同級生たちが一様に話すのは「明るくて活発。いつも笑っている印象でした。体育祭や文化祭のようなイベントが好きで、そういう機会に率先してアイデアを出してクラスを引っ張るタイプ」(同級生)だったとのこと。ぽっちゃり型で三枚目タイプの人気者。だが、一方ではよく「嘘」をついていたという声も。別の同級生が言う。
「当時、男子ハンドボール部のキャプテンと付き合っているって言い回っていたことがあるんです。本当かなと思ってキャプテンに直接聞いてみたら『そんなことはない』って否定していた。なんでこんなすぐばれる嘘をつくのか、わかりませんでした」
Iは周囲に「福山雅治の内妻」などと話しているというが、そうした虚言癖は高校時代からだったのだろうか。事務所マンションの明け渡しを求める裁判は2月28日に判決が下る予定。自宅マンションの裁判も始まれば、これ以上ふたりで引きこもっているわけにはいかない。そのとき、Iはどこへ行くのだろうか。
(週刊FLASH3月6日号)
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オセロ中島と同居する女性霊能者「福山雅治の愛人」自称した
NEWS ポストセブン 2月21日(火)7時6分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120221-00000005-pseven-ent
1年以上続く引きこもりに、660万円に及ぶ家賃滞納。活動休止状態のオセロ・中島知子(40)の転落が止まらない。ワイドショーは「マインドコントロールされた」と大騒ぎ。中島は、同居する40代前半の女性霊能者I氏の支配下にあり、もはや両親の言葉にすら耳を傾けないというのである。
「他人事とは思えない。私だって中島さんみたいになってもおかしくなかった」
ある芸能関係者がこう語る。I氏は虚実ないまぜの交友関係をひけらかし、業界人たちを次々と籠絡していった。
「Iさんは“私は秋篠宮家のお側女なの”と真顔でいうんです。そして御用邸の内部の様子をこれでもかというほど詳しく解説する。私も含め、周囲は彼女が皇室に強力なコネがあると信じ込んでいました。彼女はふくよかな体型と屈託ない笑顔ですぐ相手の懐に入り込む。ある大物芸人が心身のバランスを崩した時も、Iさんが色々とアドバイスしていたようです」(前出・芸能関係者)
I氏は、別の芸能関係者には“福山雅治の愛人”とも名乗っていたという。
※週刊ポスト2012年3月2日号
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オセロ中島 同居1年半で占い師の実家の借金が全額返済される
女性自身 2月24日(金)9時9分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120224-00000307-jisin-ent
個人事務所と自宅マンションの家賃滞納で訴訟を起こされたオセロ・中島知子(40)。同居中の女性占い師によるマインドコントロールか、洗脳か? まったく姿を現さないまま、さまざまな話が飛びかい連日報道されている。まさに時の人となってしまった。
同居する占い師は、自分の母親や叔母とその長男まで呼び込み一族で中島に寄生しながら生活している、と報じられたがどうやらそれだけてはないようだ。芸能関係者はこう言う。
「1億円あったという中島さんの貯金は占い師にほとんど食いつぶされたようですが、引っ張れるものは全て引っ張るつもりで、まだ解放する気は全くないそうです。占い師の実家は大分県にあるのですが、彼女の事業失敗で借金ができ、抵当権が付いてしまいました。しかし'09年4月に中島と同居し始めてから1年後には借金を返済したらしく、抵当権は消えていたそうですよ」
その占い師のかかえていた借金が、中島と同居しだしてからなぜかしっかりと返済されているというのだ。さらに、占い師の実家ではほぼ時を同じくして家具や家電をほとんど新しいものに変えた、という話も。
「11年の正月に占い師が帰省した際に、大量の家具や家電が実家に配送されているのを、近所の住民が目撃しています」(前出・芸能関係者)
占い師一族による中島への”洗脳&たかり”生活はいつまで続くのか。
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まるで「寄生虫」 オセロ中島と霊能者の奇妙な関係
週刊朝日 2月21日(火)18時25分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120221-00000312-sasahi-ent
昨年4月から芸能活動の休止を続けるオセロの中島知子。マンションの家賃滞納で立ち退き訴訟を起こされ、芸能活動のみならず精神的、肉体的影響も懸念されている。彼女が心酔し、すべてを捧げた"女霊能者"の謎に包まれた正体とは―――。
この43歳の女霊能者をRとしよう。Rは地元の小・中学校を卒業すると大分市内の県立高校に入学。高校卒業後は、地元タウン誌の編集に携わった後に上京、編集プロダクションに所属し、旅行雑誌の編集やライターをしていたようだ。
99年ごろになるとRは、「神の計画」と称し、除霊やカウンセリングなどを始めた。そして、05年ごろに中島と出会う。
「取材をキッカケに知り合い、徐々に親密な関係になっていったようです。ジャニーズのタレントや有名スポーツ選手の知り合いなどと吹聴して、ターゲットに近づいていくのが彼女の得意な洗脳手法です」(芸能ライター)
Rは中島の自宅マンションに転がり込み、以後、奇妙な同居生活を続けることになる。
一方、Rの大分の実家の不動産は、02年に借金の担保に取られ、競売の末、地元の資産家によって落札されている。
「確かそれからだったと思う。Rの母親も、叔母やその息子も、みんなで東京に稼ぎに出かけたのは」(近所の住人)
Rたち一家の"寄生"が始まったのもこのころからだった。資産家が落札した自宅は、09年にRの母親らによって買い戻されている。困窮から手放した自宅をどうやって買い戻したのだろうか。この時期が、Rが中島との関係を深めていった時期と一致していることを考えると、カネの出所が推測できる。
カルト宗教問題に詳しい、ジャーナリストで参議院議員の有田芳生さんは言う。
「Rは"寄生虫"のような存在。Rと中島さんは教祖と信者の関係で、出家の逆パターンでまさに"一人カルト"ですよ」
※週刊朝日 2012年3月2日号
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