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くら寿司社訓35秒暗唱可能か プロアナでもこの速さは難しい?
2010/9/ 6 20:34
http://www.j-cast.com/2010/09/06075187.html
回転寿司の「くら寿司」を展開するくらコーポレーションが、研修で社訓を35秒ほどで言えない内定者に入社辞退を求めていたと報じられた。テレビ局によると、アナウンサーでもこの速さは難しいという。同社では、辞退者がいることは認めながらも、「強要は事実と異なる」と主張している。
くらコーポレーションが内定辞退を求めていたと報じたのは、大阪・毎日放送の番組「VOICE」だ。
毎日放送「できなかった内定者に入社辞退求める」
毎日放送の指摘が波紋 2010年9月1日の放送によると、同年4月入社予定の内定者に対して、入社式まで残り1週間となった3月下旬に、2泊3日の合宿研修が行われ、その中で社訓の「くら社員三誓」を35秒以内で暗唱するよう求められた。
この課題は、案内状で事前に内定者に知らされたといい、研修でできなかったため、入社辞退を求められたというのだ。40秒以内でも合格とされたが、実際の研修では、落第する内定者が相次いだ。このこととの因果関係は不明だが、結局、20人以上の辞退者が出て、中には、辞退を求められたのは不当だとして、訴訟を起こした内定者もおり、現在も係争中だ。
三誓には、次のような社訓が、ほぼ同じ長さで3つある。
「ひとつ、私は人と会話することが大好きな社員となります。その為に人に好意を持ちます。人を喜ばせることが自分の喜びと思います。いつも明るい笑顔で自分から積極的に話しかけます。また、常にプラス思考で自分と会話すれば相手が明るく元気になれるように働きかけます」
毎日放送の番組では、同局のアナ2人が挑んだところ、35秒で読み切るのは難しかったと指摘した。あるアナは、「これだけあったら1分」といい、34秒91で読んだ別のアナは、「精根尽き果てますよ、アナウンサーでも」と証言した。
この研修を担当したのは、話題になった「餃子の王将」のスパルタ新入社員研修も手がけたアイウィルだ。同社の染谷和巳社長は、「社長は『鬼』の目で人を見抜きなさい」という著書も書いて、その手法の一端を明らかにしている。
「内定辞退強要は一切なく、本人の意思」
本職のアナウンサーでも弱音を吐いたのに、本当に、大学生ぐらいの若者が35秒ほどで「くら社員三誓」を暗唱できるものなのか。
この点について、アイウィルの広報担当者は、こう説明する。
「毎日、40~60分間きちんと練習すれば、個人差はあるものの、1か月から1か月半でできるようになりますよ。新入社員や管理職、一般職員が研修で取り組んでおり、社員の方はいつも全員合格されます。練習を積めば、18秒、20秒でも言えるようになります」
研修の目的は、仕事の基本になるものをいつも練習して、それをすぐに行動に移せるようになることだという。餃子の王将の研修とは、大きな声できびきびと行動できるようにする点で共通しているとする。
「半年も毎日やれば、どんなことでも習慣になります。小さなことでも、約束して続けていくことが大切です。仕事の基本は、礼儀やあいさつにあり、できない新入社員が多いので基本から入るのです。漢字の読み書きや計算などもできない方も、たくさんおられるのですよ」
くらコーポレーションの内定者研修については、「社員用をアレンジされたことがあるかもしれません。しかし、うちは内定辞退を求めるよう差し向けたことはありません。くらさんも、社員を大切になさる会社ですので、そんなことはしていないと思います」と言っている。
報道内容について、くらコーポレーションの広報・宣伝部では、「内定辞退を強要したという事実などは一切なく、ご本人の意思により辞退されることになったものです」と釈明。社訓暗唱についても、訴訟が起こされていることなどを理由に、説明を差し控えるとしている。
厚労省の若年者雇用対策室では、「個別の案件については、お答えしかねます」とコメントしている。
「超絶ブラック企業」くら寿司と、「超絶反日報道機関」TBSの戦いと言われている。
くら寿司側はTBSの報道を認めてはいないが、報道内容が本当だと言っている人もいる。
「誓約書書かずに帰ってきたら、携帯に1時間ごとに、893並みの脅し文句が・・・。
いま訴訟するか検討中。」
という人もいる。
どの道ブラック認定をされてしまったようだ。
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餃子の王将「スパルタ新人研修」やりすぎなのか
2010/4/14 13:44
http://www.j-cast.com/kaisha/2010/04/14064474.html
「餃子の王将」で知られる外食チェーン、王将フードサービスの人材研修のスパルタぶりが話題になっている。きっかけは、2010年4月11日の日本テレビ「TheサンデーNEXT」。神奈川県の足柄山の施設で行われた新入社員研修の様子が放送された。
涙を流しながら絶叫スピーチ
5日間の研修中、携帯電話は会社に預け、テレビ、新聞、酒、タバコも一切禁止。夜は11時に消灯、朝は6時半からランニングだ。2つの社訓とオリジナルの「王将体操」、あいさつなどの接客基本動作、3分間の「私の抱負」スピーチの全てで合格点をもらえないと、修了が認められない。
学生気分の抜けない新人たちは、研修中に居眠りをしたり集合時間に遅刻したりするたびに、「なんだ、このザマは!」「変われ!」などと怒鳴られる。最初のうちは内心イヤイヤやっていた新人たちも次第に熱が入り、最終日のスピーチでは、
「弱い自分を脱却して、立派な自信を持った社会人になります!」
「1年後にチーフとなり、店長になって絶対に日本一の店にします!」
と汗だくで絶叫し、渡辺直人常務と抱き合って涙を流す。店舗に配属された新人は「あそこで甘えが捨てられた」と振り返った。社会人になりたての若者を短期間で最前線に送る方法として、かなりの効果が上がっているようだ。
しかしネット上には、この番組を見た人たちから、
「やべえ社畜こわい・・・」
「およそ先進国の光景じゃねぇだろw」
「軍隊式が崇められてるのは日本独特」
など、拒否反応を示すコメントが多数書き込まれた。一方で、「これでブラックとか、お前らどんだけひ弱なんだよ」「常務さんいい人そうだな」「なぜ遅刻wゆとり相手じゃしようがない」など、研修の厳しさを擁護するコメントも見られた。
ユニクロ会長「サラリーマンの社会は終わった」
同じ日のテレビ東京「カンブリア宮殿」では、王将の店長研修の一部が放送された。大東隆行社長は「店長を演じるのではなく、黙っていても店長だと分かる人材。仕事、接客、掃除を自ら垂範率先して行う人」と求める店長像を語った。
同じ番組で、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長も、人材育成についてインタビューに答えている。ユニクロでは早い人は入社半年で、年商5億円、部下40人の店長に抜擢することもあるとしつつ、
「僕は、サラリーマンの社会って終わったと思う」
「自営業者をいかにして育成するか。理想の店長は自営業者」
と人材育成のポリシーを語る。王将も店長に責任と権限を持たせて、店のオリジナルメニューを作らせるなど自営業者的な扱いをしており、両者に共通するところはありそうだ。
ただ、柳井社長は「日本人の悪い癖は形から入ること」「形を大事にするだけで内容が全くなくなって、空っぽの人間が作られていく」とも指摘する。この部分は「ロボットを作っているみたい」と評される王将の研修と対照的な考えとも受け取れる。
居酒屋チェーン、ワタミの渡邉美樹会長は「TheサンデーNEXT」の中で、「企業文化と研修はリンクしている」とコメントした。事業の特徴によっても、研修のあり方は異なるだろう。外食産業は離職率が高く、初年度で3割にも上るという。腹をくくって数年で自立するのか、さもなくば早めに辞めた方がお互いのためと認識させるためにも、スパルタ研修は必要なのかもしれない。
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新入社員「スパルタ研修」に批判 「餃子の王将」が釈明文掲載
2010/4/27 19:57
http://www.j-cast.com/2010/04/27065521.html
過酷な新入社員研修の様子がテレビで放送され、「ブラックすぎる」などと批判されていた「餃子の王将」の王将フードサービスがサイト上に釈明文を掲載した。内容が「誤解を受けやすかった」とし、「無難な研修では学生気分を脱却できない」などと研修の真意を説明している。
2010年4月11日、情報番組「TheサンデーNEXT」(日本テレビ系)で、同社新入社員研修の様子が放送された。携帯電話からテレビ、新聞、タバコも禁止。朝は6時半からランニングを行い、夜は23時に消灯。研修では、ことあるごとに怒号が飛び交う――。
スピーチで絶叫、涙流して抱き合う
掲載された釈明文。 神奈川県の山中にある施設で、軍隊のような生活を5日間送る。挨拶などの接客基本動作や、オリジナルの「王将体操」などで合格点を取らないと修了が認められない。
その中でも特に強烈なのが、3分間の「私の抱負」スピーチだ。他の社員の前で「私の抱負は1年後チーフになり、店長になることです。絶対になります!」などと絶叫。「70点 合格!」と言われ、最後には役員と涙を流して抱き合う。まるで自己啓発セミナーのようだ。
放送後、ネットで話題になり、2ちゃんねるには、
「なんだこの絵に書いたようなブラックは」
「アメリカ海兵隊の入隊訓練の映画を思い出した」
などと書き込まれた。「餃子の王将」の業績がいいことから「これやって黒字だしつづけてるんだから仕方が無いだろ」といった書き込みもあったが、批判的なものがほとんどだった。
こうした反応を受け、同社は放送後しばらくしてから、サイト上に「弊社新入社員研修について」という釈明文を掲載した。放送された内容が「誤解を受けやすかった」とし、研修に対する考え方をこう説明した。
今の若者には「感謝を知ること」を一番教えたい
「餃子の王将」では、メニューの工夫や、イベント企画を行うなど、社員一人一人が存分に力を発揮し、併せて仲間とも協力することが必要とされる。その前に、挨拶や礼儀を社会人として身につけなければならない。「現代の若者」は、家庭や学校でこうした躾をされることが少なく、叱られたことのない人も多い。そのため、「通り一遍の無難な研修だけでは、学生気分から脱却させることはできません」というのだ。
また、今の若者には「汗をかかない」「涙を流さない」「感謝を知らない」といった傾向があり、研修では「感謝を知ること」を一番教えたいのだという。仲間に励まされながら自分の弱さに向き合い、最後に感動を分かち合う。仲間あっての自分を知り、感謝を知ることが真の目的だとし、「ご理解頂きたく、お願い申し上げます」としている。
王将フードサービス経営企画室によると、このような研修は10年以上前から行っており、途中で脱落者が出ることもある。放送後、「感動した」という意見だけでなく、「やりすぎ」といった批判もメールで寄せられたため、4月中旬に釈明文を掲載した。
経営企画室では、
「テレビでは数日間の研修のうち、インパクトのある部分を取り上げて編集していますので、驚いてしまった方もいるようです」
と話している。
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