バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

頑張るとあきらめないということ

2012-03-24 05:58:20 | やっぱりミニバス!
「頑張るとあきらめないということ」


頑張るって…自分を叱咤して、倒れるまでやり続けるという感じを受けるんですね。

たしかに向かっていく気持ち、やり抜く気持ちは必要だと思います。

ただ自分を壊してまでやる…頑張るのではなく、

最後まであきらめることなくやり抜くことが大事で…

それは頑張るとは少し違うものだと思うのです。

人間力とは…熱き言葉

2012-03-24 00:01:34 | やっぱりミニバス!
平成24年3月24日 土曜日
 
「人間力とは…熱き言葉」


魂をアツくさせる名言・格言集のツイート からです…

『ビジネスの現場においては、「人間」こそが最大の「説得力」なのです ~ 田坂広志』


ここで言う「人間」とは、人生経験によって練られた「人物」であり、

「説得力」とは、その人物の発する言葉の力です。

その人物の人生経験によって、心に刻まれた言葉です。


さて、人間学です。


人間学とは…過去にも未来にもたった一つしかない、この自分の尊い命をどう生きるか?

それを学ぶのが人間学です。

人間学は知識ではありません。

人間学は、その人物が醸し出す、人間力です。

人間力は、その人が生きた体験によって、にじみ出た熱き言葉そのものです。

その言葉を自分の心に刻むことで、自分の人間力は、しなやかで強靭なものになっていくと思います。

人間力とは、過去にとらわれることなく、

未来に思いわずらうことなく、

『今』を、真摯に、そしてひた向きに、あきらめることなく、生きることで培われていくものです。


人間力のある人の言葉から、自分の人間力が培われていくと思います。

そのためには、虚心坦懐(キョシンタヲカイ)に泰然自若(タイゼンジジャク)に受け容れることが大事だと思うのです。

僭越ながら…ジャパンオリジナル

2012-03-23 17:07:49 | やっぱりミニバス!
平成24年3月23日 金曜日
 
「僭越(センエツ)ながら…ジャパンオリジナル」


男子バスケットが追及すべきジャパンオリジナルのスタイルは、

「迅速機敏・柔軟応変の態勢」による

スピード&ノーミスの平面バスケだと思います。

それは以下のようなバスケです。

DFからOFへのトランジッションを五人が一瞬で行い、

パッシングでブレイクを仕掛けます。

そして、ボールを速くフロントコートに持ち込みます。

相手のDFトランジッションが遅れ気味のときはブレイクで一気にシュートまでいきます。

ただしリードしているゲームでは、攻めるゴール下まではブレイクのスピードで持ち込みますが…、

そこからはショットクロックをぎりぎりまで使い攻めます。

いずれにしても、トロトロしたドリブルのボール運びはジャパンオリジナルではありません。

そしてブレイクが阻まれたときや、リードしていているときでも、

ハーフコートエントリーは、セットオフェンスではなく、

フリーランスで川の流れのようにダイナミックに動き、

パス&ランでスペーシング、もしくはスクリーンでスペースを作為し、

一瞬の判断で速い展開からインサイドに仕掛けて、そのまま、シューティングか、

またはキックアウトして、アウトサイドからシューティングで、

シュートで終わるプレーを徹底して追求することです。


シュートが外れてリバウンドルーズになったら、

オフェンスは、ランニング・リバウンドでキープしてセカンドメイク!

この流れがスピード&スペーシィング&ノーミスのフリーランスオフェンスです。


しつい攻勢的なディフェンスからターンオーバーをねらい、

ディフェンス&ブレイク&パッシング&スペーシングからリングに仕掛けるのです。

先程述べたように、リードしていて、

残り数十秒の場合でもショットクロックぎりぎりまで時間を使い攻めます。


この場面でも、ゴール下のボールと人の流れは川の流れのように、

つねにムービィング&スペーシィングで足を絶対に止めないことと、ノーミスです。

これがジャパンオリジナルとして、ミニバスのときから追求すべきスタイルだと思います。

「ディフェンス&スピード&スペース&ノーミス」のスタイルです。

このスタイルでのポストプレーは流れのなかでのプレーになり、

最初からインサイドにポストにステイしません。

五人全員がゴールに向かいプレーをする、

いわば、ファイブメンガードもしくはファイブメンフォワードのスタイルです。

特に男子は、ジャパンオリジナルとして目指すべき平面バスケのスタイルだと思います。

私は、このようなチームを意識してミニバスのコーチとして、練習メニューを考えています。

目指せ!ジャパンオリジナル!

それは、サイズにかかわらず、日本が世界に臨むためのキーワードとして、

「攻勢的DF」を起点とした「迅速機敏・柔軟応変」の平面バスケです。

何が大事?…優先順位

2012-03-22 14:44:06 | やっぱりミニバス!
平成24年3月14日 水曜日

「何が大事?…優先順位」


『背筋を伸ばして
 肩ひじ張らず 
 ちからをいれていきます』(相田みつお)


スポーツを楽しむには、スポーツに熱中するには…、

極めて高い集中力が必要です。

いくらバスケが好きでも、何か心配することがあれば、集中してバスケに向かうことはできません。

このような「心」のままで、バスケを続けても、

練習が苦痛になったり、スランプになったり、

そして、そのことに自分自身が気付かないこともあります。

ほとんどのスポーツをする者にとって、スポーツが生活のすべてではありません。

日常生活が健全に過ごせることが、大切な基本です。

そのことにコーチは、「心」を配らなければいけません。

そして、子供達に為すべきこと…

その優先順位を示し、徹底させる義務と責任があります。


1 家族や友人を大切 にする。

2 生徒として勉学に励むことを大切にす る。

3 そしてバスケットボールをすることを大切にする。

これらの優先順位が守られる中で、正しいコーチィングに基づき、

正しい内容の練習が徹底されれば、

子供達にとって魅力あるチームができると信じています。

エンデバー…ジャパンオリジナルを求めて

2012-03-22 14:42:29 | やっぱりミニバス!
平成24年3月15日 木曜日

「エンデバー…ジャパンオリジナルを求めて」


今日はエンデバーの話です。

スペース・シャトルのエンデバーではないことは、最初にお断りしておきます。


そもそもの「エンデバー(Endeavour)」とは、、キャプテン・クックの南太平洋探検の第一回航海の帆船エンデバー号に由来しています。

意味は「努力」。

なお endeavour は英英語式のつづりです。

米英語式のつづりでは endeavor となりますが…、

本船は固有名詞であるクックの船名に由来するので英英語式になっています。


バスケットボールにおける「エンデバー」というのは、

日本バスケットボール協会が、2002年に「JABBA変革21・エンデバー制度」として立ち上げたものです。

これは日本のバスケットボールが、世界で勝つための「ジャパン・オリジナル・バスケットボール」を創造するための長期構想の一環として考えられたものです。

この「ジャパン・オリジナル・バスケットボール」とは、

「日本人の特性である走力、敏捷性、スピードを最大限に活かした平面的、ハイペースかつ合理的なバスケットボール」をイメージしたプレー・スタイルを言います。


私は、これに付加すべき要素として、日本人のサイズ(身長)の不足を補うのに必要な身体能力として、

「抜群の跳躍力、強靭性、バランス性、柔軟性」…そのための「体幹の強さ」だと思います。


バスケットボールでよく言われるのは、「ゴール下を制する者は、ゲームを制する」と言われるほど、

ゴール下でのボールの支配は、勝負を決める重要な要素です。

つまり、リバウンドです。


OFリバウンドは、攻撃のセカンドチャンスを作為し…、

DFリバウンドは、カウンター・ブレイク(逆速攻)を生むものです。


エンデバーと言う「努力」は、日本が将来、世界に通用するバスケットボールを創造するための第一歩だと思います。

頑張れ! 次代のバスケージャー達!

世界を目指して!



さて、「エンデバー」のまたの意味は…、

「一貫指導システム」といわれるもので…、

Uー12(12歳以下)、
Uー15(15歳以下)、
Uー18(18歳以下)、
…の各世代の優秀な選手を、若いときから一貫して将来の日本代表選手に育成しようとする強化システムです。

そのシステムは具体的には、各年代ごとに、

「地区エンデバー(県内等各地区)」→「都道府県エンデバー(47都道府県)」→「ブロックエンデバー(全国9ブロック)」→「トップエンデバー(全国)」→「全日本代表候補」→「全日本代表」

…というようにピラミッド型に育成していきます。

これは毎年行われています。


つまり、各世代の選手を全国からピックアップして、

その世代の代表選手ということです。


このシステムは、子供達のバスケットボール・プレーヤーとしての将来の夢を与え…、

やる気を与えてくれるすばらしい制度だと思います。


すべての子供達のバスケットボール・プレーヤーが、トップエンデバーになれるとは限りませんが、

そこに向かおうとする気持ちを持ち、その実現に向けて「努力」することが大切なことだと思います。


たとえ、その夢が実現しなくても、

その努力する行為が、すばらしい「心」を持った人を育成してくれると思います。


この「エンデバー制度」は、「あるべき人間形成」のためのシステムでもあると思うのです。


頑張れ! 子供達! 

夢を持ち、それに向かう努力を継続しよう!

夢は目標になり、実現できるものと信じて!

頑張れ! ニッポン!

先達の教え…四書五経

2012-03-22 14:42:03 | やっぱりミニバス!
平成24年3月16日 金曜日
 
「先達の教え…四書五経(シショゴキョウ)」


四書五経とは、日本人の精神形成に大きく影響した思想書です。

これは、中国で造られた書で…

人のあり方という、思想を説いた膨大な書の中から、

日本に伝わり、広められた代表される経典を言います。


四書とは、
『論語(ロンゴ)、大学(ダイガク)、中庸(チュウヨウ)、孟子(モウシ)』

五経とは、
『易経(エキキョウ)、詩経(シキョウ)、書教(ショキョウ)、礼記(ライキ)、春秋(シュンジュウ)』


四書五経は、中国の科挙試験の中軸となったもので、

日本でも江戸時代に寺子屋で庶民に教育された素養であり、

特に、幕末の維新の師、吉田松陰は、11才で四書五経をおさめ、藩主に兵法を説いたと言います。

11才とは、今の小学5年生か6年生です。


とにかく、この四書五経は、日本人の人格形成に大きな役割を果たしたものです。


論語から、
『士は以って弘毅(コウキ)ならざるべからず。
任(ニン)重くして道遠し』

・指導的立場にある人物は、広い視野と強い意志力を持たなければならない。

なぜなら、責任が重く、道も遠いからである。


『学びて思わざれば則(スナワ)ち罔(クラ)し、思いて学ばざれば則ち殆(アヤウ)し』

・読書にばかりふけって思索を怠ると、せっかくの知識が身に付かない。逆に思索にふけって読書を怠ると独断に陥ってしまう。


大学から、
『苟(マコト)に日に新た、日々に新たに、又日に新たなり』

・どんな立場の人であろうと、毎日の生活や仕事というのは同じことの繰り返しが多い。

うかうかやっていると、すぐにマンネリになってしまう。

そうならないためには、常に意欲を奮い起こし、

「日々新たに」の決意で取り組む必要がある。


孟子から、
『自ら反(カエリ)みて縮(ナオ)くんば、千万人と雖(イエド)も吾往(ワレ、ユ)かん』

・自分が正しいと確信が持てるなら、阻む者がどれほど多かろうと、信じた道を私は進む。


礼記から、
『人の子たるを知りて、然(シカ)る後に以って人の父たるべし。

人の臣たるを知りて、然る後に以って人の君たるべし。

人に事(ツカ)うるを知りて、然る後に能(ヨ)く人を使う』

・子としての務めをしっかりと果たしてこそ、

自分が親となった時に、親としての責任を果たすことができる。

臣下としての務めをしっかり果たしてこそ、

自分が君主となった時に、君主としての責任を果たすことができる。

また、部下として上司に仕えた経験があってこそ、

自分が上司の立場になった時に、よく部下を使いこなすことができる。



以上は一部ですが、普通の人の道を説いているものと思います。

普通とは何か?ということは置いておくとして…

その「人の道」を、今の日本の学校では教えていないことが残念でなりません。

いい緊張感!?

2012-03-22 14:40:58 | やっぱりミニバス!
平成24年3月17日 土曜日
 
「いい緊張感!?」


どんな大会でも、その試合を前にして子供達は緊張感いっぱいのようですね。

いいことです。

緊張の反対は弛緩ですから…弛緩の状態では集中力に欠きます。

といって、緊張も過ぎると石のようにガチガチになり、頭の中が真っ白状態!

何をするのか、何をしているのか…自分を見失います。

しかし、最初のエントリープレーから、緊張も感じることなく、

試合にこれから臨むというのに、平然と落ち着いていて…、

『よし! 行くぞ!』という高揚感もなく、

いつものとおりというのも、弛緩に近い状態かもしれないので、あまりよろしくないのでしょう。

あらためて、何かに取り組むときは、最初の状態が、一番難しいんでしょうね。

よく言いますよね、適度な緊張がよいと…それが難しいのです。

最初から最後まで緊張していては、張り詰めた糸と同じで…

いつまでも、いつものことが出来ずに終わってしまいます。

これは誰のせいでもありません。

本人の心の状態ですから…誰かがその状態をほぐしてあげなくてはならないのでしょう。

トップアスリートの人達は、その方法を自分で持っていて行えるのだと思います。

でも経験の浅い子供達は、心をほぐす方法を持っていません。


それを助けてあげるのがコーチの役割なのだと思います。

いってみれば、心のストレッチです。


あれ? そう書いている私が緊張してきました。



…ナンチャッテ!


まず、コーチ自身のテンションを意識して治めるところからです。

精神を治めるには、臍下丹田の深い呼吸法と瞑想に近いイメージィングにあります。


おおげさですが、宇宙からの視点で自分を見つめるのです。

そして同じことを子供達にさせながら、

同時にゆっくりと語りかけるのです…

「練習は試合のごとく、試合は練習のごとく…だったね。

結果を意識しないで、今のプレーをやりきることに集中する。

そして、自分のために、仲間のために、全力でプレーすることだよ。

さぁ 楽しんでいこうか、深呼吸して、楽しんでいこうか!」

…と語りかけかけるのです。

あとは子供達が全力プレーを、一生懸命にしていけるように、

コーチは、その大きな声で子供達の動きを助けてあげるのです。

プレーを叱るような言葉は禁句だと思います。


「OK、OK!惜しいよ!…次は一本いくよ!」

「ここは、集中だよ!」

ミスするつもりで子供達はミスしているのではないのです。

ミスしたあとのプレーが、そのミスに引きずられないようにする言葉をかけるのです。

…といっても、私も、「何やってんだ!」と怒鳴って、

子供達を動揺させていることはしょっちゅうで…、

あとで「しまった!」と反省してます。

桜…2012

2012-03-22 14:40:29 | やっぱりミニバス!
平成24年3月18日 日曜日
 
「桜…2012」


今年も桜の季節が来ました。

例年より寒さが厳しかったぶん、開花は少し遅れそうですが…。


「桜」は日本の花です。

この別れと出会いの
季節にふさわしい…

日本の「情緒」という
精神文化を象徴する
桜です。

昨年は東日本大震災があり、綴ることができませんでした。

今年は、二年ぶりに桜について綴ります。


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『年々歳々、花相似たり
歳々年々、人同じならず』

…昨年、同じ場所、同じ頃に見た桜は、今年も変わらず咲き誇っている。

それを見ていた自分は、昨年の自分と同じなのだろうか?

いや違うであろう…ひとつ歳を経て、昨年と違う自分がここに居る。

しかし、東日本大震災があり、昨年眺めた桜を今年は見ることなく夭逝した人達がいます。

来年も桜と出会えると信じながら、夭逝した人達の悔しさはいかばかりか…

日々に感謝し、日々新たに生きていきたいと思います。



さて、また今年も桜の季節がやってきました。

「別れ」と「出会い」 の季節です。

人達は悲喜こもごもに、この季節を迎えます。

それは、初めて「別れ」と「出会い」を経験する人達です。

そして、その経験を経て、人達は成長していくのでしょう。

その悲喜こもごもの情景を、毎年変わらず見守っているのが…

日本を象徴する「桜」です。

「桜」を美しいと感じ、春風に散りゆく憐れさを感じ、

その姿に、心に清爽感 (せいそうかん)を持つことができるのは…日本人だけのようです。

確かに、アメリカにも桜はあります。

特に、ワシントンのポトマック川沿いの桜並木の爽快さは、日本の桜の名所よりも美しいかもしれません。

しかし、アメリカ人にとっては、「ワンダフル!」「ビューティフル!」と眺める対象にしか過ぎないようです。

桜の美しさだけでなく、その「はかなさ」にまで想いをいたすのは…日本人だけのようです。

日本人としての「情緒」の一端が、「桜」の生き様なのでしょうか。

武士の時代の昔から、「桜」は日本の象徴でした。

「花は桜木、人は武士」と言われてきました。

その意味するところは…

「花では桜が一番美しい、

 また、その生き様においても美しい。

 それは人の中では、桜のように汚れなく、
 潔く散りゆく覚悟を持つ武士も、また然りであろう」

…ということでしょうか。

子供達には、少し難しいかな?

現代では、そういう武士のような精神を持った大人が見られなくなったからだろうね。

悲しい限りです。

人間学ということ…人間学入門から

2012-03-22 14:39:58 | やっぱりミニバス!
平成24年3月19日 月曜日
 
「人間学ということ…人間学入門から」


以下の内容は、雑誌『致知(チチ)』から抜粋し、私なりに編集したのものです。


『過去にも未来にもたった一つしかない、この尊い命をどう生きるか… 

それを学ぶのが人間学です。

いま時代は目まぐるしく変化しています。

しかし、いかに時代が変化しようとも絶対に変わらない普遍の真理があるのです。

その真理は至極(シゴク)当たり前のことです。


一つは、「人間は必ず死ぬ」ということです。

生者は必ず肉体が滅します。

これは人間だけではなく、生きとし生けるものの絶対の真理です。


二つ目は、「自分の人生は、自分しか生きられない」ということです。

我が子が病気になり苦しんでいる時、親は代わってやりたいと思います。

親の命に代えてでも、我が子に生きて欲しいと尽くします。

しかし我が子であっても、その人生はその子のものであって、その子にしか生きることはできません。

我が子が歩む道を、親の思いで誘(イザナ)う事はできないし、間違いだと思います。

人生に代役はありません。


三つ目は、「人生は一回限り」ということです。

人生は繰り返すことはできません。

人生にリハーサルはありません。

『百年再生の我なし。それ曠度(コウド)すべけんや』

(百年後、再び生まれてくる自分ではない。

それ故、日々を虚しく生きてはいけない)

…と幕末の儒者・佐藤一斎(イッサイ)は言っています。


四つ目は、「この悠久(ユウキュウ)の宇宙の中で、自分という人間は過去にも未来にも一人しかいない」ということです。

『今』というこの時を生きる自分しかいないのです。

『今』は過去になり、未来に繋がる『時』です。

だから『今』を大切に生きなければならないのです。

人間が地球に生まれてから、どれほどの人間の肉体が滅していったのか計り知れません。

しかし自分と同じ人間は一人もいなかったし、

たとえいたとしても、今の自分は自分しかいないとしか分かりません。

そして『命』は紡(ツム)がれてきて、これからも紡がれていくのです。

私たちは実に奇跡のような可能性で命を授かり、『今』を生きているのです。

「天上天下唯我独尊(テンジョウテンゲ・ユイガドクソン)」とは、お釈迦(シャカ)様の言葉ですが…

まさに、このことを言っているのです。

過去にも未来にもたった一つしかない、この命をどう生きるか…

それを学ぶのが人間学です。』



人間学は知識ではありません。

人間学は、その人の人間力です。

人間力は、その人が生きた熱い体験からにじみ出た言葉そのものです。

その言葉を自分の心に刻むことで、

自分の人間力は、しなやかで強靭なものになっていくと思います。

人間力とは、『今』を生きることで培われていくものです。

人間力のある人の言葉から、自分の人間力が培われていくと思います。

そのためには、虚心坦懐(キョシンタヲカイ)に泰然自若(タイゼンジジャク)に受け容れることが大事だと思うのです。

魂をアツくさせる名言・格言集…織田信長

2012-03-22 14:39:17 | やっぱりミニバス!
平成24年3月19日 月曜日
 
「魂をアツくさせる名言・格言集…織田信長」


『組織に貢献してくれるのは「優秀な者」よりも「能力は並の上だが忠実な者」の方だ ~ 織田信長』


<コメントです。>

日本騎兵の生みの親の秋山好古の言葉です…

『いくさは誰もこわい。

生まれつき勇敢な者は一種の変人に過ぎない。

恐怖や怯えを押さえて悠々と仕事をさせるのは、

引くな!と言われて引かない責任感と義務感を持つ普通で真面目な者だ。』


蛮勇ではなくて、人として真摯に、そしてひた向きに物事に向かう者が、成し遂げる強さを持っているのだと思います。