バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

プレーに名前を付ける

2011-11-13 00:07:41 | やっぱりミニバス!
平成23年11月13日 日曜日
 
「プレーに名前を付ける」


これは昨年の1月に
『作戦ボード』と題して書いたものです。

当時、指導していた
ミニバスの子供達は、

チームとしてのプレーの基本となる考え方を共有し、

その応用したプレーを
自分達で作戦ボードを
使って創造していました。

最初からそんなことができるわけがありません。

基本の中に応用を加味し、

応用の中で基本を忘れないように指導することに注意して、

練習を創造していきました。

そのひとつが、
プレーに名前を付けることです。

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私はミニバスのコーチとして、

試行錯誤しながら、
個人技術のレベルから

チーム技術のレベルへ
という練習を創造することを考え実行し、

また修正し実行することを繰り返しています。

オフェンスも、
ディフェンスもそうですが、

特にディフェンスは、
基本のステイローの
姿勢から始め、

基本のステップワークから始め、積み上げて、

マンツーマンDFの
形を作りながら、

DFの考え方を説明し
、子供達の理解を練習
によって確認してきました。

現在はチームDFと
チームOFの創造に取り組んでいます。

これもコーチの考え方
を選手である子供達としっかり共有することが大事だと思うからです。

そのための、
ひとつの手段として、

プレーのひとつひとつに名前を付けて、

全員が共有しやすいようにしています。

例えば、
5メン・ブレイクでは、
サイドライン縦パス速攻を基本として、

いくつかのブレイクの
種類を準備して、

試合では、状況に応じて臨機に対応できるように練習しています。

そのいくつかの種類の速攻プレーに、

「逆サイド・ハイロー」とか、

「逆サイド・ミドル」とか、

「パスアウト・ミドル」とか、


ディフェンスでは、
「DF・ボールライン」とか、

「シャット・ゲート」
とか、

「鬼のDF」とか
プレーに名前を付けています。

こうしておけば、
説明でプレーの細部を
指示する必要はなく、

共有している言葉で指示することで、

プレーに即・対応できます。

チームDFも
チームOFも、
子供達とコーチの考え方は共有できるようになります。

あとは、
それがイメージの
とおりにできるように
、繰り返すだけです。

そこで作戦ボードです。

これは試合において、
コーチが選手の動きを
端的にイメージするために、

マグネットとマーカー
で説明する道具です。

今これを、
チームDFや
チームOFを作るのに
練習で活用しています。

子供達は、
自分達がやるべきプレーを意識し、できつつあります。

私は、その意識付けを徹底しプレーに反映できるように繰り返しやらせています。

その動きの注意点、
反省点を作戦ボードを使って説明しています。

あとは、
5対5スクリメイジのときは、

途中でプレーをとめて
、フリーズしながら
子供達のプレーを指導し、

さらに1Qごとに、
子供達に作戦ボードを渡し、

反省点と次の戦術を
自分達で考えるように、

チームミーティングをさせるようにしています。

それができるのは、

チームDFと
チームOFの基本的
考え方を…

子供達とコーチという
チーム全体で共有しているからです。

このやり方は、
子供達自身のやる気を
引き出すことが出来ます。

当然、新しい戦術を
子供達が創造したときは…

私は、最初からそれを
否定するつもりはありません。

実際にそれをやらせてみて、

基本の考え方と、
ずれているということに、

子供達自身が気付けば

「そのプレーは、
 連続性、スペース、
 連繋、パス・ラン
という原則とは違うんじゃないの?」

というように説明し、

子供達自身が理解し、
納得できる形を創造していき、

共有していくことだと思います。

今の子供達はそこまで
到達していませんが、


コーチとしては、
子供達が基本を修得して応用まで発展することを確信しています。

子供達の飛躍的な成長
があることを信じることです。

そのためには、
子供達を正しく成長させてあげなければという、

責任を強く感じています。