バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

自ら考えてプレーするために…理解と納得

2011-11-03 00:05:06 | やっぱりミニバス!
平成23年11月3日 木曜日
 
「自ら考えてプレーするために…理解と納得」


例えば、
仕事なり、スポーツでも…

やるべきことをしているときに、

思うこととして、

理解はできるんですが、納得はできない。

という事はありませんか?

そのように考えられる
ようになるのは…

やるべきことをする
ために必要な
「知識と技術」
を指導者から学び、

そして、
経験を重ねて、
やるべきことを行う
能力が向上し…

智恵がついていき、

そうすると、
やるべきことに対して

自分なりの考え方が
生まれてきます。

それは、
感覚ではなく、
自分の中で形になった
「筋(すじ)」
になります。

…で、チームとして
何かをやるときに、

ミーティングをしますね。

目的は一緒です。
目指すべきところは
同じです。

ただそのやり方、

例えば、
自分はチーム員の中で、一番サイズがある…

なおかつスピードもあり、

ドライブの突破力もある

自分を活かすポジションは…

センターのインサイド
ではなくなくて、

仕掛けの起点となる…
フォワードではないのか、

チーム事情で自分がセンターをやることは理解できる。

しかし、
自分のスピードが
全く活かすことができないチームスタイルは…

納得いかない。

そのやり方について、
「理解と納得」
がぶつかり合うのです。

理解はできるが、
その目的を達成する
方法としては納得できない…

なぜ、
この方法ではだめなのか、

「理解もできるし、
その方法も納得できる」

というのがベストの選択でしょう。

チーム全員が、
一枚岩になって目的
に向かえるからです。

「理解はできるが、
納得できない…

しかし、
その方法でやることを
チームとして選択し、
指導者が判断した」

…のであれば、

やるしかないのですが、

ある部分でモチベーションが下がるので、

チームとしての最大限の能力が発揮できないでしょう。

これは問題ですが…
そのモチベーションが
下がるのを極力抑えるのが、

最終的には指導者の責任です。

その指導者の責任を果たすために、

指導者は、チーム員の
「理解と納得」
を得るために語る必要
があります。

最終的には、
全員の納得が得られなくても指導者は、

自ら判断したやり方で
目的に向かってチームを動かさなければいけません。

しかし、
チーム員に対して、

「俺の言うとおりに
動けばいいんだ!」

では…チーム員は積極的に自ら動こうとはしないでしょう。

そのために指導者は、
自分の理念に基づいて熱く語るのです。

さらに、
チーム員がどこが納得
いかないのか…

どうしたいのか、
指導者は語るとともに
、聞くべきです。

そのときに注意すべきは、決して…

チーム員の立場によって迎合することがあってはならないのです。

かならず、
チーム員より、
ひとつ上の立場から
全体を見た指導者の
「筋(すじ)」
をもって語るべきです。

その「筋(すじ)」
に照らして、

チーム員が主張していることが

理解でき納得できるのであれば、

チーム員の意見を尊重すべきです。

しかし、
それを採用するか否かは、

最終的には、
指導者が判断しなくてはならないと思います。

さて、
たかがミニバス
されどミニバス、
ですから…

私は子供達に
チームのOF・DF
を指導するときは、

必ず子供達に説明したあとに聞いています。
『「理解できた!?」
「納得できた!?」
「わからなければ、
正直に質問していいよ。」』


5年生の後半ころになってくると、

「コーチ、
こういうやり方を試してもいいですか?」
と聞いてきます。

私は、
「ダメだ」という前に

「いいよ、
 やってみな…

 ただし、
 これでゴール下が
やられてはだめだからな」

と言って、
まず…やらせてみることにしています。

実際にやることにより、作戦盤のコマのように相手は動いてくれません…

自分達も思った通りのモーションは出来ません。

その状況で、
子供達は最善のタイミングとリズムを学んでいくのです。

ここまで、
子供達が自ら考えて、
プレーしようとする姿勢になると、

子供達は頼もしく成長したなと嬉しく思い…

指導者として楽しいですね。

そうなると練習時には
子供達自身が使うために…

作戦盤は欠かせません。