格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

今崖っぷちにいるのは国民ではない、野田佳彦だ

2012-01-26 17:34:07 | 植草一秀氏の『知られざる真実』


今崖っぷちにいるのは国民ではない、野田佳彦だ




1月15日付記事
 
「総理方針を全面批判する民主議員の極秘映像公開」
 
に、野田首相の消費増税方針を全面否定して正論を述べる街頭演説動画を紹介した。
 
「天下り根絶なき消費増税粉砕」

を訴える民主党衆議院議員の街頭演説動画だ。
 
この議員の衆議院本会議演説動画と合わせて紹介した。
 
 この時点で、同映像動画の再生回数は1000回強に過ぎなかった。
 
 本ブログで、この極秘映像動画の拡散を呼び掛けたところ、1月23日段階で再生回数が23万5000回を突破した。
 
 と同時に、各種メディアが、この重要事実を報道することになった。
 
 昨日、テレビ番組での放映が「仕込みに入った」と伝えたが、ついに、1月23日、テレビ朝日が「情報スクランブル」で、街頭演説動画映像の一部を報道するに至った。
 
 後追いで、各種メディアが相次いで街頭演説映像を報道し始めている。
 
 ネットからの情報発信が、社会に大きな影響を与えうることが証明された。



いよいよ、本日1月24日、第180通常国会が召集される。会期は6月21日までの150日間である。
 
 1月24日に衆参両院で野田佳彦氏による施政方針演説のほか、外交演説、財政演説、経済演説の政府四演説が行われる。衆参両院での代表質問は、1日、間をおいて26、27、30日に実施される。
 
 野田佳彦氏が強硬に推進している消費増税は、民主党の政権公約に明確に違反するものである。
 
 鳩山由紀夫元代表は「天下り根絶なき消費増税阻止」を政権公約に掲げた。
 
 問題の衝撃映像動画は、この民主党政権公約の中核を分かり易く訴えたもので、現在、野田佳彦氏が推進している政策方針を、根本から全面否定するものになっている。
 
 通常国会が、この問題動画映像を軸に展開されることは間違いない。
 
 野田佳彦氏は1月16日に開かれた民主党大会で
 
「今、がけっぷちに立っているのは民主党ではない。日本と国民だ」
 
と述べたが、これは完全な言い間違いだ。
 
「今、がけっぷちに立っているのは日本と国民ではない。野田佳彦だ」
 
というのが正確な表現である。



日本のマスコミはいまやマスゴミと呼ばれる存在である。社会の木鐸として、政府の行動を市民目線で監視するのではなく、政府と結託して情報空間を支配して、市民を洗脳するための御用組織に堕している。
 
 その表れが、政治権力者によるマスゴミ幹部への利益供与と、それを求める堕落したマスゴミ人間の存在である。
 
 12月23日、東京タワー真下の料亭「とうふ屋うかい」で、読売橋本五郎、朝日星浩、毎日岩見隆夫が、野田佳彦氏から接待饗応を受けた。
 
 本年1月13日には、共同通信後藤謙次ほか、マスゴミ政治部長経験者が永田町日本料理「黒澤」において、野田佳彦氏から接待饗応を受けた。
 
 この後藤謙次の発言が見事である。野田佳彦氏を絶賛し、2年半前の街頭演説と正反対の行動を取る野田佳彦氏について、その後の経済状況の変化を踏まえての政策変更であるなどと、全面擁護である。
 
 この国の政治とメディアは腐り切っている。
 
 後藤謙次は、竹下登元首相が小沢一郎氏攻撃のために1996年に創設した「三宝会」と呼ばれるメディア秘密組織の世話人でもある。
 
 後藤謙次を含むこれらの人々は、「政界ゴロ」と呼ぶのが似つかわしい。政治を客観的に評価し、社会の木鐸として広く市民に真実の情報を提供するには、政治と一定の距離を保ち、政治に対する批判精神を持つことが不可欠である。そうしたジャーナリストとしての矜持すら持たずに、時の総理から利益供与の申し入れがあれば、尻尾を振って応じてしまうわけだ。



テレビ朝日は動画映像の一部を放映したが、
 
「鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、
 そこなんです。
 
 シロアリを退治して、
 天下り法人をなくして、
 天下りをなくす。
 
 そこから始めなければ、
 消費税を引き上げる話は
 おかしいんです。」
 
という、演説の肝の部分を意図的にカットした。
 
 
 民主党の政権公約は
 
「天下り根絶なき消費増税粉砕」
 
なのだ。
 
「天下りとわたりの根絶」が増税論議に入るための前提条件なのである。

 






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議員定数、公務員給与、特別会計、独立行政法人、議員歳費の問題ではない。高級官僚の天下りとわたりが問題なのだ。
 
 シロアリを退治して、天下り法人をなくし、天下りをなくす。
 そこから始めなければ消費税をあげるという話はおかしいんです。
 
と、民主党議員が動画で力説しているではないか。この政権公約の原点に帰ることこそ、マニフェスト政治の第一歩である。
 
 今、がけっぷちにいるのは、民主党でも、日本でも国民でもない。
 
 今、がけっぷちにいるのは、野田佳彦氏である。








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