10月16日(火)の全校集会で。
つくし学級の西村先生から、こんなお話がありました。
「先生の家では、キリギリスを飼っています。7月10日に飼い始め、今日で98日目になります。(聞くところに「よると、キリギリスは、せいぜい2週間が寿命とか・・・)この前までは、元気に鳴いていましたが、最近は鳴きません。10月1日に後ろ足がとれました。さらに、10月14日にもう1本の足がとれました。気温も下がり、弱ってきているのが分かりました。でも、最後までかわいがり、長く生きてほしいと思います。」
9月には、「キリギリスクイズ」で、「キリギリスのえさは何でしょう?」と。答えは「玉葱」でした。
多数の応募の中、抽選の結果、当選者には「涙の出るほどうれしい景品」が
それは「玉葱」だったようです。
その話の翌日、朝起きてキリギリスに餌をやろうとかごを覗かれると・・・・
死んでいたそうです。
その日のお昼の放送で
「キリギリスが死にました。昨日皆さんに話したキリギリスです。残念です。とても悲しいです。小さい虫です。会話をしたことはないけれど、98日一緒にいました。もしかしたら、心で会話をしていたのかもしれません。生きものを飼うということは、生きものの死と向き合うこのなのですね。悲しいけれど、ほんとうです。今まで一生懸命に鳴いて、家族を応援してくれたキリギリスに感謝しています。」
と話されながら、胸を熱くしておられました。
放送を終えて、4年生教室に戻られると、
「西村先生、今日は元気ないなあ。」
「キリギリスのことを考えとんなるんだで。」
また、廊下で出会われた2年生の子どもは
「先生、キリギリス死んだんですか。みんなで手を合わせましょう。」
と言ってくれたそうです。
キリギリスという小さな存在から「いのち」をということについて教えていただいたように思います。
このお話は、3年生の「道徳」の授業でも、「生きた教材」として、使っていただき、授業を見てくださった保護者の方の感想は、19日のオープンスクールの日のブログに載せさせていただきました。
明日は、雨のため延期となっている「児童体育祭」です。
市内南ブロック(15校)の6年生が、出石総合グランドに一堂に会します。
今日は雨のため、実施については、明日の朝、午前7:30の判断となります。
どうか、雨が上がりますように