慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において
【聖クルアーン(2)】
今回は、「クルアーンの規範に従うことが必須である、という論理的根拠」についてです。
工業製品のメーカーが、それぞれの製品に、その使い方をわかりやすく説明するカタログを付けているのを見る時、私たちは、この根拠を理解することができるかもしれません。
どんな機械や機器も、使い方を習得することなしには使えません。もしカタログもなく、使い方がわからないまま動かしてしまえば、機械を台無しにしてしまうか、それに害を与え、壊してしまうかもしれません。
一方、カタログの指示通りに機械を動かせば、メーカーが、その機械の安全性と、使用者の安全を保障してくれます。しかし、メーカーの指示に従わずに、その製品に発生した損害は、消費者の責任となります。
これが、工業製品における常識であるならば、神に創られた者の人生はどうでしょうか?人生に、それを台無しにせずに生きる方法を教えてくれる、創造主からのカタログが必要ではないでしょうか。
それならば、クルアーンは、人生を無意味にすることなく構築するための助けとなるように贈られた、理性を持つ被造物への、創造主からの贈り物です。
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