ダマスカス留学生有志による情報ブログ

ダマスカス留学生有志とそのOBがアラビア語やイスラームについての情報をお送りします。

シリア留学に関しての質問

2009年12月16日 | アラビア語留学情報
こちらのダマスカス留学生有志宛に、シリア旅行や留学を考えている方々から、シリアでの生活についての質問をいただき、留学生がお返事を書かせていただいています。
今回、多く聞かれる質問とその回答をちょっとまとめてみました。
これから、渡航を考えている方の参考になれば幸いです。

質問①お金:シリア留学の際みなさんお金はどうされているのでしょうか??現地で口座を開くか、またはCity BankやHSBCに預けて国際キャッシュカードでおろしているのでしょうか??
回答:現地の銀行を使用している例は、留学生の間では聞いたことがありません。
日本の銀行では、E-Bankのネット上の銀行を使ってこちらのATMで現地通貨を引き出しできるそうです。
ネットでE-bankで検索して登録すると郵便が送られてきて、本登録をするそうです。
ダマスカス市内の主要なATMで引き出しができます。(イーバンクは、2010年2月22日までで、海外で使えるキャッシュカードの新規登録を終了するようです。すでにカードをお持ちの方は、手続きをすればそのままキャッシュカードが使えるようですが、詳しくは銀行へお尋ねください。)
お金のことや両替に関しては、ブログ内のこちらも参考にしてください。http://blog.goo.ne.jp/from_syria/e/9ec32d69a9195200faf0383c8f4111f4

質問②保険:日本の健康保険は役所で止めて、海外留学用の保険をかけるのが一番いいですか?
回答:日本の健康保険のシステムは詳しいことがわかりかねますが、長期でこちらに来られる場合、市役所などに問い合わせて、日本の健康保険を停めて来られる方もいらっしゃいます。
ただ、その場合は、一時日本に帰国した際に、病院にかかろうとすると、また入りなおすための手続きが必要になるようです。
詳しくは、地元の市役所の方へお問い合わせください。
シリアでの医療は基本的に実費で支払うことになります。
その後、海外保険で払い戻しができるかどうかは、各会社に問い合わせてみてください。
また、学生の医療費を学校が負担してくれるところもあり、シェイフ・アハマド・クフタロー学院(旧・アブンヌール学院)のターヒーリーに入学される方は、学院内の医務室が使え、そこから市内の医者を紹介してもらえるため、薬代などの実費を除き、基本的に医療がほぼ無料です。

質問③荷物:日本からシリアに生活用品を送ることは可能でしょうか??郵便事情が良くない気もします。
回答:意外に、郵便事情は、荷物の紛失などの声は聞いたことがなく、比較的きちんと届くようです。
ただ、ダマスカスから海外へ送る際の日数は、一週間以内で届くこともあれば、どう間違えたのかまれに数ヶ月かかったりすることもあるようなので、注意が必要です。
こちらでの受け取りは、ポストカードや手紙類は、大使館の住所を利用できますが、荷物は受け取りをしていません。
万が一送っても、日本に送り返されることがありますので、注意してください。
長期で滞在される場合は、こちらに来てから、郵便局で個人用の私書箱(一年契約で契約料が1000円前後だったと思います。)を作って、もしくは留学生何人かで共有して、荷物の受け取りができます。
荷物が届くと、その私書箱に紙が配布されるので、それを取って、郵便局別の入り口にある、荷物受け取り窓口(9時から14時まで)で荷物の受け取りをします。
また、語学学校に入学される場合は、学校の住所で荷物の受け取りをしてくれるか渡航前に学校側へ問い合わせてみるといいかもしれません。

質問⑤滞在先:シリアではホームステイをしたいと考えているのですが、現地に到着後探すと聞きました。そんなにすんなり決まるのでしょうか??
回答:知り合いで、バーブトゥーマという、下宿がたくさん集まっている地域を歩いて探して、たまたま出会った日本人の方に下宿先を聞いて 下宿先を決めた方もいます。
アラビア語が話せれば、その地区のお店の人や、直接その地区にある家を手当たり次第に訪問して聞くと、下宿をしている家はすぐに見つかるそうです。
また、語学学校に行って、学生から直接情報を聞くと、彼らも下宿を探していたりして、シェアする話もできますし、自分の下宿先の空いている部屋を紹介してもらったりできるので、便利です。
語学学校のイダーラ(職員室)で、下宿情報を提供しているところもあるので、確認してみるといいでしょう。
また私たちのブログにも下宿先の情報を載せていますので、ご参照ください。
こちらの下宿先の中には、日本から部屋を予約して、空港まで迎えに来てもらったという方もいらっしゃるそうですので、交渉してみるといいでしょう。
http://blog.goo.ne.jp/from_syria/c/830207bd921850683b44025d71c74b96

また、こちらで回答をした以外のダマスカス情報をお持ちの方は、コメントのご投稿、大歓迎です。
みなさんのご協力感謝します。

これから渡航をお考えの方は、出発前にはいろいろ情報が必要なことと思います。
ご質問は、下のコメントか、ダマスカス留学生有志宛に、メールをお送りくだされば、留学生がわかる範囲でお返事を書かせていただきます。

この情報は、2009年12月現在のものです。
情報は常に変化する可能性がありますので、ご注意ください。

素敵な留学になりますように。

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