フレッツカンパニー

ウクレレ、真空管アンプなどの修理調整、さらにウクレレ、ベースなどのレッスンをやっています。

ふるさと

2008-11-03 04:00:03 | Weblog
数日前の深夜、テレビにミュージシャンの福山雅治さんが出ていて、田舎のあぜ道を散歩したり、水源の水を飲んだりしながら故郷 長崎 の話をしてました。

チャンポンは長崎で食べないとダメだとかね!

彼は今年、40歳くらいになったらしいのですが、「二十歳前、もう故郷に求めるものは何もないと思って東京に出てきた」なんて言ってました。

この頃になって東京にはなくて、故郷にあるものが沢山あると、感じ始めたそうです。

わずかな空いた時間でも故郷に帰りたいと言ってました。

「そんな甘っちょろいこと、言ってられるかい」なんていう人もいるかもしれないけど、僕に故郷があったらとっくに帰っていると思う。  
 

神奈川県の平塚と厚木の中間にある 大神 というバス停の近くに母方の親戚があります。

小学生の頃の夏休みは当たり前のように、世話になっておりました。

家から相模川まで、寄り道しなけりゃ子供の脚でも5分ほど。

草がボウボウの土手があって、その向こうに平地だけど森があって、そこを抜けると河原に出るのです。

家の前の道路をはさんで向かいに、同じ年の子がいたけど、四六時中一緒に遊んだわけでもなく、東京から母が弟を連れてきたとき以外は、一人で遊んでおりました。

私よりひとまわりも上のお姉さんとお兄さんが二人いて、休日とか仕事から帰ってからアユ釣りに行く時、一緒にくっついて行くことがどれほど待ちどうしかったか。

土手や森や河原には、私ひとりじゃ遊びきれない、それこそ都会にはないものばかりで、このまま親戚の家に残りたいと、ぐずったこともありました。

井上靖さんの作品に「夏草冬涛」というのがあります。

おそらく井上先生が幼少のころ過ごした伊豆での思い出を、小説にしたものと思われますが、僕はすごく好きです。

というか僕が主人公に入れ替わってしまうのです。


ここ数年は遅ればせながらジャズのベースばかり勉強してますが、もともとはハワイアンをやってました。

もちろん今もやってます。

見よう見まねで覚えた ウクレレ や スチールギター なんかも教えたりしていますが、ハワイには行ったこともないし、行きたいと思ったこともありません。

一度行ったら人生観が変わるよなんて言われたこともあります。

稲穂の揺れる棚田や里山、軒下のつるし柿、鮎の泳ぐ川、そんな景色があれば十分満足です。

は~や~く~、こいこい2009年6月1日!


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