みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

去年のアルバム (8月) 前編

2007年08月28日 22時34分46秒 | 日常のあれこれ
gardn006.jpg: 麦わら帽子と赤レンガの建物
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=6.3, SS=1/160s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (-3), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

毎月1回の蔵出し企画として、1年前に撮った写真を振り返っています。1年前に撮った写真を見返して、撮影スタイルや趣向の変化をたどります。今回は、2006年8月に掲載した写真から、当時の撮影傾向が表れているものを10枚選びました。

1枚目は木の枝に掛けられた麦わら帽子。忘れ物でしょうか、落とし物でしょうか。

ぶらぶら歩き、その場の雰囲気にどっぷりと浸り、ふと目に留まったものを撮るスタイルは、コンパクトデジカメで撮影を始めて以来ずっと続いている撮り方です。撮影スタンスについては、別の機会に書こうと思います。

festa009.jpg: 多賀大社の万灯祭
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=2.8, SS=1/8s), +1.0EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

多賀大社の万灯祭にも去年初めて出かけてきました。建物でもお祭りでも、初めて見たときにはその迫力に圧倒されるばかり。最初に撮る写真は、たいていその迫力に飲み込まれて「はしゃいで撮った」感じの写真になりがちです。今年撮ってきた万灯祭の写真のほうが落ち着いた雰囲気に撮れています。

festa010.jpg: 灯明に照らされる神門
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=3.5, SS=1/25s), +1.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=29mm (35mm-equivalent: 43mm)

そんな中でも、これはしっとりとした雰囲気に撮れた1枚。

三脚を使っていると、頻繁に視点の高さを変えるのが煩雑で、立った姿勢での目の高さから撮影してしまいがちです。スピーディーに撮るには手持ちか一脚に限ります。ずぼら?

sky_0010.jpg: 黄色い夕焼け空
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=3.8, SS=1/30s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Auto (+3), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm), Green enhanced

空を撮るのは難しいです。撮る本人がその空に対して何らかの思い入れを持っていたとしても、写真を見る人にはその思いが伝わりにくく、単に空が写っているだけの写真になりがちです。

この日は、空が真っ黄色になるという珍しい現象に遭遇しました。日常の中での驚きということで、何気なく窓の外を見るようなイメージで、ベランダの物干し竿 (ざお) を絡めてみました。

このような無機質なものを構図に取り込むのも好きです。写真を撮るときには電柱や電線が邪魔者扱いされますが、「画面に入ってしまうなら入れてしまえ」とばかりに意図的に構図の中に取り込んでしまうこともあります。排除しようとすると邪魔者になりますが、堂々と入れてしまうと、意外とすんなり写真の中に居場所を見つけて落ち着いてくれることがあります。

animl000.jpg: お昼寝中のアシカ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/160s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+1), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

去年は、たまたま動物園が夕方に開園しており、炎天下を避けて遊ぶことができました。動物園での初撮影は、やっぱり「はしゃいで撮った」印象の写真が多いです。動物園に慣れてくると、だんだん別の視点が出てくるでしょう。

動物園で動物を撮るなら、望遠レンズがあると便利です。しかし、望遠にはあまり興味がないので、動物園以外での出番は少なくなりそうです。めったに望遠レンズを使わないなら、70-300mmが手頃でしょう。70-300mmなら広い焦点距離をカバーできる上に、安く手に入ります。300mmでも一脚に載せれば1/100秒のシャッターが切れますから、手ぶれ補正機能はいりません。

手ぶれ補正なしなら、SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACROAi AF Zoom Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D (生産終了品) で決まり。マクロ撮影ができる、実売2万円程度と安い点で、シグマのほうがいいかな。写りも決して悪くありません。

気になるのは、この独特な外観。70-300mmは先にいくほど細くなっていて、ミル貝がにゅるにゅるっと伸ばした水管そっくり。レンズから磯 (いそ) の香りが漂ってきそう。先っぽからピュッと水が出てきたら……そんなの、ただのいたずらグッズだよ。

世間で手ぶれ補正機能付きレンズがもてはやされる中、あえて手ぶれ補正なしのレンズを選ぶ私は変でしょうか。私にとって、手ぶれ補正レンズは値段が高くなり、レンズが大きく重くなり、電池の減りも早くなるなど、いいことなしのレンズです。

遅いシャッターが切れるって? 一脚に載せればいいじゃん。一脚があれば、広角レンズで夜景を撮れるし、自分の目より高い位置にカメラを構えても安定するし、撮影タイミングを長時間待ってても腕が疲れないし、便利だよ。手ぶれ補正より応用範囲が広いと思うけどなぁ。

そんなことをほざいてみても、アンチ手ぶれ補正レンズの私は少数派。残念ながら、最近のレンズは手ぶれ補正機能を搭載する傾向にあります。既存のレンズも、リニューアルされるごとに次々と手ぶれ補正が搭載されていきます。えーん、レンズを買い増す前に選択肢がどんどん減るよー。



関連記事:
去年のアルバム (7月) 前編後編
去年のアルバム (8月) 後編
去年のアルバム (9月) 前編後編


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。