みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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去年のアルバム (7月) 前編

2007年07月30日 19時39分40秒 | 日常のあれこれ
bee007A.jpg: ラベンダーの蜜を吸うクマバチ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/60s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm), Cropped

毎月1回の蔵出し企画として、1年前に撮った写真を振り返っています。1年前に撮った写真を見返して、撮影スタイルや趣向の変化を振り返ります。

今回は2006年7月に掲載した写真から10枚を選びました。もともと毎月10枚をピックアップしようと思っていた蔵出し企画ですが、6月までは毎月5枚をピックアップするので精一杯、7月版になって何とか10枚をピックアップできるようになりました。それなりの枚数を撮るようになったのが約1年前ということなのでしょう。

silktree06.jpg: 地面に落ちたネムノキの花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/30s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

地面に落ちた花を撮ったりするくらいですから、メジャーな撮影スポットには興味がありません。たとえ名所に行っても、そこの風景をありがちな構図で撮ろうとはしないでしょう。「きれいな写真」に興味がないことは、1年前も今も変わらないようです。そして、今後も当分の間は変わらないでしょう。冬には嬉々として漁港のガラクタを撮っていたくらいですから。

hydrangea11.jpg: アジサイ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/160s), +1.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-1), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

この頃はまだ構図を考え、カメラを一生懸命「操作」しながら撮っていたように記憶しています。撮影を重ねるうちにカメラの操作にも慣れ、今ではスムーズに操作できるようになりました。

頭で考える必要がなくなってきたことで、直感に頼って撮れるようになりました。特に、最近では構図の判断を直感に頼ることが多くなっています。構図をまったく考えないわけではありませんが、「あ、こんな感じ」というひらめきに従ってカメラを構え、ファインダーをのぞきながら構図を微調整する程度で撮ることが多いです。

そんな撮影スタイルに行き着いたのも、写真を家で整理しているときに、とりあえず撮った1枚目の写真のほうが、構図を考えながら撮った2枚目以降の写真よりインパクトがあることも多いと気づいたから。

ところが、最近また撮れなくなってきました。ぶらぶら歩いていても心が躍らず、ファインダーをのぞいても今ひとつしっくりせず、シャッターを切らずにカメラを下ろしてしまうことが増えました。感性の赴くままに次々とシャッターを切っていた冬からは想像もできない落ち込みよう。

スランプに陥ったのは7月に入ってから。ほぼ完全に感性に依存した撮影スタイルなので、写真を撮れるかどうかは心理状態に大きく影響されます。何とかこの事態を打開しないとなぁ。

あ、7月に撮影を楽しめなかったわけではありませんよ。南極観測船を撮ったときは久々に心が浮き立ちました。ごつい艤装 (ぎそう。船の装備) が新鮮だったなぁ。このときの写真は後日公開します。

lily019.jpg: ユリ (カサブランカ) の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/1600s), +0.7EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

露出の判断は難しい。

露出をアンダーにすると白い花が引き立ちます。でも、実際の見た目は全然違っていました。私の目には背後の緑もくっきり見えていました。

残念ながらカメラで記録できる明るさの範囲は人間の視覚より狭いので、背景と花の両方をはっきりと写すのは無理なのです。フィルムやCCDが発明されてからずいぶん長い年月が経ちますが、人間の視覚を再現するカメラはまだ完成していません。人間の目って高性能だなぁ。

lily021.jpg: ユリ (カサブランカ) の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/1600s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

私は見た目に近い写真が好きなので、色合いや露出はできるだけ見た目に近くなるように決めます。しかし、カメラの性能と見た目のトレードオフが難しい。

カメラが人間の目に追いつけないなら、カメラはカメラと割り切らなければいけません。割り切った上でどう撮るか。割り切れるものだけ撮れば問題ないのでしょうが、それは私の撮影スタイルではありません。カメラの性能を十分に引き出せるように、撮影技術も研究する必要があります。まだまだ模索が続きます。



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