みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

まさかの実践演習

2011年06月15日 22時46分55秒 | お仕事・学び
上級クラスのレッスンには、本番さながらの実習も組み込まれていました。

ひとつの課題について、教室で練習し、講師から指導を受けます。初回のレッスンはここまでです。その後、次のレッスン日まで各自練習し、レッスン当日に実習で確認、という流れが一般的なサイクルのようです。

まだスクールに通い始めて2ヶ月ちょっとしか経っていないこの私が実習に参加していいのか、という疑問はありますが、成り行きに任せるしかありません (この日は、先日配布された課題の後半部分に取り組むのかと思いきや、前半と後半を通しての実習でした。実習だと知っていたら家で自習していたのですが)。

教室で少し時間が与えられ、各自練習して、本番の部屋へ移動。

本番の環境は、いつもと勝手が違い、まごまご。スタンバイにあまり時間をかけると他の人に迷惑がかかるかと変に気を使い、しっくりくる姿勢を探しもせずにスタンバイ完了の合図を送ってしまいました。心の準備ができないまま、1回流した後、あれよあれよという間に本番に突入。

スタートしてしまったものは仕方ありません。

自分はここでいったい何をしているのか。頭の中は半ばホワイトアウト。真っ白な視界は極端に狭く、目の前のものがかろうじて見える程度。耳に入る音は頭を素通りして抜け、何が聞こえているかも分かりません。家での練習を思い出しながら要所要所に自分なりの工夫を凝らそうとするものの、課題をこなせている手ごたえはありません。

空虚な白い時間は、あっという間に過ぎました。

家で練習したときは、ここをこうしよう、あそこをこうしよう、といろいろ考えていたのですが、自分の力を出し切るどころではありませんでした。練習の成果の半分どころか、3割も出せていません。

当然でしょう。

家で練習しているときの完成度が7割程度で、できたりできなかったりとムラがある状態では、本番で成功するはずがありません。意識しなくても確実に要所を押さえられるほど体に染み込んでいて初めて成功するのです。

出来具合を確認してみると、追い込み不足が如実に表れていました。

引き立てるべきところが全然強調されていません。全体に平板で、インパクトもありません。人を引きつけるなんて到底無理。自分では しているつもりでも、まったく力が及んでいません。とても人前に出せる代物ではなく、恥ずかしくて仕方ありません。

克服すべき課題が明確になりました。実習に入る前は、未熟な私が実習に参加しても意味はないだろうと考えていましたが、そうでもなかったようです。実習を通じて、本番の雰囲気を経験する以上の収穫を得ることができました。

進むべき方向が分かれば、あとは進むだけです。

次のステップへ。