みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

視線を高く

2011年06月02日 22時34分37秒 | お仕事・学び
「いいなぁ」

レッスンの最中に他の受講生から声が上がりました。

講師いわく、レッスン中に私が何か間違えても、私があまりに堂々としているので、「間違えていることに気づかない」と。

その直後に受講生から上がった声が「いいなぁ」。

本当にいいの?

私はまったく逆のことを考えていました。「困ったな」と。

正誤の基準があいまいで、本を調べても正解が見つからないことも多いです。業界の慣習というものもあります。間違いに気づかないと、間違えたまま覚えてしまって、本番も間違ったまま突っ走ることになるでしょう。「いつまで経っても現場に入れないと思ったら、プロとして必要なスキルが身についてないことに自分が気づいていなかった」なんて、話になりません。

レッスンを受ける目的は、講師にほめられることではありません。講師から認められることでもありません。プロとしてひとり立ちすることです。極端な話、このスクールの講師から認められなくても、業界で認められれば、それでいいのです。ところが、業界の外にいる私には、プロにどのようなスキルが求められているか分かりません。何が求められているかを知り、「業界の感覚」を探ることが、月謝を払ってレッスンに通う目的です。レッスン中も常に、プロになるためには何が求められているかを意識しています。

ところが、他の受講生は講師に認められるかどうかが重要なようです。

当面の課題をクリアすることも重要ですが、足元ばかり見ていてはいけません。プロになりたいなら、視線を高くして、もっと先を見据える必要があります。

私の中期的な課題は、業界の感覚を身につけること。今は、「これくらいだと不足、これだと過剰、これくらいが適当」という感覚が分かりません。中期的には、この感覚を身につけたいです。