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みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

名古屋港雪景色

2006年01月01日 23時46分09秒 | 光と空間
イタリア村からの帰路、交差点に立つと、港の静寂を霧のように埋め尽くす雪の結晶が、水銀灯の光を受けて繊細なレースカーテンを編み出していました。レースカーテンのかかったすりガラスの向こうには、帆船をイメージしたというポートビルが夜空に白い翼を広げています。

ship005.jpg: 雪をかぶった南極観測船ふじ

名古屋港には、現役を退いた南極観測船ふじが係留されています。

濃いオレンジ色に塗られた頑強な船体は、降り続く雪を自らへのはなむけのように全身で受け止めています。

ship006.jpg: 雪をかぶった南極観測船ふじ

雪明りに目を覚ました暖色の躯体は、降りしきる雪を紙吹雪に変えて全身で受け止め、明かりを煌々とともしてクルーの乗船を待っています。

ディーゼルエンジンが轟音を上げて始動し、人々の夢を乗せた流線型の城が、黒い煙を吐き出しながらゆっくりと岸を離れる姿が目に浮かびます。

南極観測船には雪が似合います。

南極観測船の威厳に圧倒され、気がつけば辺りは雪の静けさに包まれたまま。

とどろくエンジンの雄たけびも波を蹴り出すスクリューの身震いも、雪夜が描き出す幻想でした。

snow0001.jpg: 雪をかぶった木

ふぅ。南極観測船から先はほとんど誰も歩いていないようで、雪が深く積もっています。普通のブーツを履いてきちゃったので、あまり奥には行けません。お腹も空いてきましたし、このあたりで切り上げましょう。

snow0002.jpg: 雪に埋もれた自転車駐輪場

電車を降りると、駅前の駐輪場で多くの自転車が雪に埋もれていました。早くご主人様が帰ってくるといいね。



雪の名古屋港の写真はこちらにも。
イタリア村の雪景色はこちらから (リンク先の記事を第1回として連載記事になっています)。


蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年1月1日の記事は → 「新春特別映画「豆乳列島」

【みぃのつぶやき】 「豆乳列島」、まだ映画化のきざしなし。おバカを書くにしても、ちゃんと政治や経済のことも勉強して、真面目と不真面目のギャップを楽しみながら茶化したい「みぃ」でありました。

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